「dele2 」本多 孝好
「dele」第二弾。
わけありな圭司と祐太郎。
静の圭司と動の祐太郎は
表にださないけれど、互いを大切にしているいいコンビになった。
3篇を通して、どれも根っこが切ない。
心の中の底の皮がじわじわと切られていくようだ。
そして優しい温かさが沁みるようにできている。
最後の
「チェシイング・シャドウズ」は圭司と祐太郎の
因縁の繋がりが解き明かされる。
読みはじめから悲しい予感しかしなかったけれど
そうはならなくてよかった。
この先を読みたいな。
今度はもうちょっと幸せになってほしい、2人とも。
ドラマの世界観もとても好きだった。
菅田君、やっぱいいわぁ。
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dele2 (角川文庫) |
本多 孝好 | |
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