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moon

通勤読書 61

「イニシエーションラブ」乾 くるみ

ラスト2行で「ええっ」となるそうだ。
裏表紙にも絶対、
最後を先に読んじゃダメって書いてある。
ガマンガマン、「ええっ」となるためにガマンガマン。

どうよ どうよ と読み進む。
ん?ん?と読み進む。
この時代設定、
フツーに思い出せるのが悲しい、と、読み進む。

そして、最後の2行。

「えーっ、そうきますか」
「あーそうですか」

と、「そういえばあの時…
あ、あそこで… 」
読み返さずにはいられない。

どんな感想を書いてもネタバレになる。

やられた。
ちょっと敗北感ありつつ
まいりましたです。

 

 

 

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コメント一覧

u-mi
現在進行形なんだ。
全22作の予定なんですね。
結構多いですね。

「えっ!」となるのは大変興味深いですね。
リストに追加、です。

根無し草
タロットカードがモチーフになってるので、
全22作になる予定だそうです。

『セカンドラブ』というのが一応姉妹編みたいな感じなんですけど、全く別モノです。
これの時代が1983年、中森明菜の曲からタイトルが取られてます。
因みに各章のタイトルの奇数章が宇多田ヒカル、偶数章が明菜の曲のタイトルになってます。
宇多田は「ファーストラブ」という事で(笑)

『イニシエーションラブ』が1987年の話です。
バブル絶頂期でいい時代でした(笑)

乾くるみ氏は『蒼林堂古書店へようこそ』という日常系も書かれてますよ。

歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うという事』
というのもある意味えっ!!となる終わり方
するんですけどね・・・・・

u-mi
どうしても
最後の二行が読みたくて(笑)

side-Bで人格変わったんで
「多分そうかなぁ」って思ったんですが
なんかしっくりいかないことも多かったし、
それをあの短い言葉で
全部繋がるのは驚きです。
見せ方として、その手があったか、という感じ。
あの二行はすごく上手な使い方ですよね。

私のside-Aでは、マユは二股どころじゃないって思ってました、けど。
かわいく二股でした。

そうは見えない子が案外そうなんですね~
何が楽しいんだ、と思いますが
うまいことやりますね。
女子のほうが。

シリーズなんですね、機会があれば読んでみます。
でも、これがインパクト強かったからなぁ。
根無し草
もう読まれたのですか??(笑)

これ、女性の方が気づくの早いと思ったんですけどね。
表面上はいつの時代も普通に転がってる恋愛模様。SIDE-A、SIDE-Bにしたのもトリックのうちで、アナログレコードやカセットには裏表がありますよね。で、この話も同時進行、そもそも
夕樹という名前、たっくんなんて普通呼びませんよね。これマユが名前呼び間違えないように
無理やりこじつけてるんです。

二人の男の苗字、鈴木というのは静岡で一番多く、まず学校、職場では苗字で呼ばれないそうです。

これはタロットシリーズの中の一編で、
塔の断章
イニシエーションラブ
リピート
セカンドラブ  と、現在これだけ出てます。

(今のところ)話の繋がりはなく、年代も違いますが、天童太郎という男が全てに登場するようです。

これ、映像化不可能というか、映像化する意味ないですよね。
活字だからこそ成立するひとつのミステリーの
形だと思います。

二股というのは男の場合すぐばれるけど、女性はばれないもんなんですね(爆)





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