今日から俺は!
自分が小中高生のときに読んでいた漫画が、今更のタイミングで実写ドラマ化した。
人ひとりが赤ん坊から高校を卒業するくらいの時間をかけて実写化しているのはなぜなのか。
そんな疑問をよそに、期待も寄せている。
多分、我が家で最初に"集めた"漫画である。ドラマを見ていて色々と思うところがあるため、
まぁ当時原作を読んでいた世代から見てどう見えるかというのをレビューしてみたいと思う。
個々の話は後にして、それ以外の部分から。
〇一言で言って、アリか、ナシか
一応、アリと思っています。多分最後まで見るでしょう。
原作がどのように表現されるか、というワクワクが常にあるから。
さすがにツッパリというテーマが古いため、そのまま今に持ってきても支持されにくく、
少なからず調理は必要ということで、改変が入っていることも受け入れているつもり。
ただ、改変の度合いが許せたり許せなかったりするというのはある。
※原作が好きなので、以下、結構ネガティブなことも言っています
〇世界観
ドラマでは、世代が80年代まで戻ってしまい、原作の舞台以上に時代を戻されている印象はある。
一方で、自分たちが高校生のとき(90年代)にはいわゆる"不良"という奴はもう下火だったような気もするし、
不良という存在が世の中で目立っていたのは、案外80年代くらいまでだったかもしれない。
80年代のノスタルジーに浸る世代を対象にドラマを作りたかったのかもしれないし。
とりあえず、80年代生まれの自分ですら味わっていない昭和感が出ている。
〇主題歌
嶋大輔氏の"男の勲章"。これまた古い(のだと思う)。
しかし80'sノスタルジーを呼び起こすのにピッタリの選曲というか、
ドラマの世界観に自然に我々を手招きしてくれて、良い曲だと思う。
歌詞、メロディラインとも非常に覚えやすく、親しみやすい。
次カラオケに行ったときに歌おうかなと思ったり。
たぶん同じことを考えるアラフォーがそれなりにいると思われる。
〇キャラクター寸評
三橋…俳優(賀来賢人)さんは、申し訳ないがこのドラマで初めて見た。
あまり癖のない外見で、一目見てイケメンって感じではないため、華に欠ける印象はある。
しかしまぁ、特に悪いって程でもない、という感じ。
むしろ、性格の方がなんとも評価しがたい。原作でも掴みどころのない性格ではあるが、
さらに"アイドル好き(ミーハー)"という性格が加わり、一層よくわからない性格になってしまっている。
他の人物との絡みの中で少しずつ人の良さが見えてくるタイプのキャラのため、
全体的に他の人物との絡みが少ないドラマ版では、ふざけるにせよ、怒るにせよ、説明不足な感が否めない。
伊藤…俳優さんの目が大きく、見た目が可愛いのが少し気になるが、
トンガリ頭の出来といい、真人間キャラといい、結構いいキャラ造形になっていると思う。
このドラマは殆どのキャラがアホキャラのため、ひとり真人間がいると話が締まって良い。
なんだかんだお気に入り。役者さん(伊藤健太郎)の本名が伊藤というらしいので、
このドラマを糧に飛躍していただきたいと思ったり。
理子…一人朝ドラとでも呼びたくなる、数少ない真人間枠の一人。
聖子ちゃんカットというらしい。※個人的に、聖子ちゃんカットが可愛いと思ったことはない。
笑顔が可愛いタイプで、オープニング曲のダンスしている姿が妙に可愛く、お気に入り。
この女優さん(清野菜名)もこのドラマで初めて知った。
単体で笑いを取れるキャラではないが、原作でもギャグ担当ではなかったので、
まぁ大方無難なキャラ付けという気がする。
京子…ドラマ化によって大幅なアホキャラ化を余儀なくされた筆頭。
もともと原作では性格のクセが分かるような描写はあまりなく、まじめで一途な印象。
それと比較して、ヤンキーモードと鬼ぶりっ子モードしかない。
女優のハシカンは、もともと人気アイドルであり、可愛らしさは申し分ないはずなのだが、
福田雄一のドラマでは、いつもアホなキャラを演じている気がする。
今井…身長が190cmよりはるかに低く、イケメンでもないため第一印象は良くなかった。
しかしながら、"愛すべきバカ"というキャラはしっかり演じており、好印象。
見ているうちに応援したくなるような思い入れが出てきた。頑張っていただきたい。
本当はギャグパートは今井一人で80%賄えるはずなんだけどね。
谷川…今井との身長差が少ないことと、頭脳派キャラとしての役割が
イマイチ出ていないところが不満といえば不満。
全10回という枠では、そこまで出していくのは難しいのかもしれないが。
見た目は良く寄せている方であるといえる。
佐々木(椋木)…レプリカヤクザの回からすると、佐々木と椋木が対応するのか…というところ。
福田組の皆様にはおなじみのムロツヨシ氏が金八先生をもじった喋りをするのだが、
原作にいないキャラが変な自己主張をしているという印象しかなく、
ぶっちゃけ自分的にはいなくていいキャラの代表格。
原作とは関係ない理由で出張ってくるという意味で、スチールセイント的な場違い感を感じる。
白銀聖闘士戦にスチールセイントが出てくるたびに、"おめーらはいいから出てくんな!"って
思ってたのと、似てるんだよね…
理子父…福田雄一氏監督の作品ではおなじみの佐藤二朗氏。
椋木と一緒で、このドラマでアドリブ一人喋りは無くていいかなぁと思っている。
娘に頭が上がらない父親というところは良い。
相良…原作より見た目(目つき)が可愛いが、かなり良く寄せている方だと思う。
智司…あまり喧嘩が強そうに見えないが…このご時世、仕方ないか。
勇者ヨシヒコに、全体的なノリというか、配役のバランスがかなり似ている。
ヨシヒコが好きなら楽しめると思う。
一方、ヨシヒコで大仏の喋りが意味不明と感じていた人は、同じように意味不明だと思う。
ちなみに僕が福田組のノリに対してどう思っているのかについては、
・全体的なエンタテインメント性を重視したコメディ路線 … 支持できる
・特定の俳優によるアドリブ … いらない
という立ち位置。
ムロツヨシと佐藤二朗のキャラは、アオイホノオ(同じく福田雄一監督の漫画原作のドラマ)くらいが
丁度いい。
おふざけが多いのは良いとして、ストーリー展開に必要なキャラ同士の交流がきちんと描かれないのは避けていただきたいと思っている。
自分が小中高生のときに読んでいた漫画が、今更のタイミングで実写ドラマ化した。
人ひとりが赤ん坊から高校を卒業するくらいの時間をかけて実写化しているのはなぜなのか。
そんな疑問をよそに、期待も寄せている。
多分、我が家で最初に"集めた"漫画である。ドラマを見ていて色々と思うところがあるため、
まぁ当時原作を読んでいた世代から見てどう見えるかというのをレビューしてみたいと思う。
個々の話は後にして、それ以外の部分から。
〇一言で言って、アリか、ナシか
一応、アリと思っています。多分最後まで見るでしょう。
原作がどのように表現されるか、というワクワクが常にあるから。
さすがにツッパリというテーマが古いため、そのまま今に持ってきても支持されにくく、
少なからず調理は必要ということで、改変が入っていることも受け入れているつもり。
ただ、改変の度合いが許せたり許せなかったりするというのはある。
※原作が好きなので、以下、結構ネガティブなことも言っています
〇世界観
ドラマでは、世代が80年代まで戻ってしまい、原作の舞台以上に時代を戻されている印象はある。
一方で、自分たちが高校生のとき(90年代)にはいわゆる"不良"という奴はもう下火だったような気もするし、
不良という存在が世の中で目立っていたのは、案外80年代くらいまでだったかもしれない。
80年代のノスタルジーに浸る世代を対象にドラマを作りたかったのかもしれないし。
とりあえず、80年代生まれの自分ですら味わっていない昭和感が出ている。
〇主題歌
嶋大輔氏の"男の勲章"。これまた古い(のだと思う)。
しかし80'sノスタルジーを呼び起こすのにピッタリの選曲というか、
ドラマの世界観に自然に我々を手招きしてくれて、良い曲だと思う。
歌詞、メロディラインとも非常に覚えやすく、親しみやすい。
次カラオケに行ったときに歌おうかなと思ったり。
たぶん同じことを考えるアラフォーがそれなりにいると思われる。
〇キャラクター寸評
三橋…俳優(賀来賢人)さんは、申し訳ないがこのドラマで初めて見た。
あまり癖のない外見で、一目見てイケメンって感じではないため、華に欠ける印象はある。
しかしまぁ、特に悪いって程でもない、という感じ。
むしろ、性格の方がなんとも評価しがたい。原作でも掴みどころのない性格ではあるが、
さらに"アイドル好き(ミーハー)"という性格が加わり、一層よくわからない性格になってしまっている。
他の人物との絡みの中で少しずつ人の良さが見えてくるタイプのキャラのため、
全体的に他の人物との絡みが少ないドラマ版では、ふざけるにせよ、怒るにせよ、説明不足な感が否めない。
伊藤…俳優さんの目が大きく、見た目が可愛いのが少し気になるが、
トンガリ頭の出来といい、真人間キャラといい、結構いいキャラ造形になっていると思う。
このドラマは殆どのキャラがアホキャラのため、ひとり真人間がいると話が締まって良い。
なんだかんだお気に入り。役者さん(伊藤健太郎)の本名が伊藤というらしいので、
このドラマを糧に飛躍していただきたいと思ったり。
理子…一人朝ドラとでも呼びたくなる、数少ない真人間枠の一人。
聖子ちゃんカットというらしい。※個人的に、聖子ちゃんカットが可愛いと思ったことはない。
笑顔が可愛いタイプで、オープニング曲のダンスしている姿が妙に可愛く、お気に入り。
この女優さん(清野菜名)もこのドラマで初めて知った。
単体で笑いを取れるキャラではないが、原作でもギャグ担当ではなかったので、
まぁ大方無難なキャラ付けという気がする。
京子…ドラマ化によって大幅なアホキャラ化を余儀なくされた筆頭。
もともと原作では性格のクセが分かるような描写はあまりなく、まじめで一途な印象。
それと比較して、ヤンキーモードと鬼ぶりっ子モードしかない。
女優のハシカンは、もともと人気アイドルであり、可愛らしさは申し分ないはずなのだが、
福田雄一のドラマでは、いつもアホなキャラを演じている気がする。
今井…身長が190cmよりはるかに低く、イケメンでもないため第一印象は良くなかった。
しかしながら、"愛すべきバカ"というキャラはしっかり演じており、好印象。
見ているうちに応援したくなるような思い入れが出てきた。頑張っていただきたい。
本当はギャグパートは今井一人で80%賄えるはずなんだけどね。
谷川…今井との身長差が少ないことと、頭脳派キャラとしての役割が
イマイチ出ていないところが不満といえば不満。
全10回という枠では、そこまで出していくのは難しいのかもしれないが。
見た目は良く寄せている方であるといえる。
佐々木(椋木)…レプリカヤクザの回からすると、佐々木と椋木が対応するのか…というところ。
福田組の皆様にはおなじみのムロツヨシ氏が金八先生をもじった喋りをするのだが、
原作にいないキャラが変な自己主張をしているという印象しかなく、
ぶっちゃけ自分的にはいなくていいキャラの代表格。
原作とは関係ない理由で出張ってくるという意味で、スチールセイント的な場違い感を感じる。
白銀聖闘士戦にスチールセイントが出てくるたびに、"おめーらはいいから出てくんな!"って
思ってたのと、似てるんだよね…
理子父…福田雄一氏監督の作品ではおなじみの佐藤二朗氏。
椋木と一緒で、このドラマでアドリブ一人喋りは無くていいかなぁと思っている。
娘に頭が上がらない父親というところは良い。
相良…原作より見た目(目つき)が可愛いが、かなり良く寄せている方だと思う。
智司…あまり喧嘩が強そうに見えないが…このご時世、仕方ないか。
勇者ヨシヒコに、全体的なノリというか、配役のバランスがかなり似ている。
ヨシヒコが好きなら楽しめると思う。
一方、ヨシヒコで大仏の喋りが意味不明と感じていた人は、同じように意味不明だと思う。
ちなみに僕が福田組のノリに対してどう思っているのかについては、
・全体的なエンタテインメント性を重視したコメディ路線 … 支持できる
・特定の俳優によるアドリブ … いらない
という立ち位置。
ムロツヨシと佐藤二朗のキャラは、アオイホノオ(同じく福田雄一監督の漫画原作のドラマ)くらいが
丁度いい。
おふざけが多いのは良いとして、ストーリー展開に必要なキャラ同士の交流がきちんと描かれないのは避けていただきたいと思っている。