アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

インターホン一体型表札(吉澤邸)

2014年01月03日 | 看板、表札、ポスト
インターホンカバーと表札の両方を兼ねるこのシリーズは人気です。
正方形のデザインは初めてでしたが呼び鈴のボタン穴がほぼ中央に位置しているのが個人的には気に入っています。
余白部分も大きいので錆びた鉄の表情がよく出ています。
見る角度によって切り抜き文字の見え方も変わって来るので歩いて近寄って行く人の目には見え方は一定ではないというおもしろさがあります。



鉄板を切り抜いた後錆加工を施していますが出来る限りシンプルにそして錆びの奇麗さを見せる為に取付け用のビスや溶接が表に出て来ない様に加工しています。
エッジ部分も鉄板切りっぱなしでは危ないこともあり指でなぞっても引っかからない程度に磨き上げてから錆びさせています。
メンテナンスが出来る様に表面だけ取り外しが出来る様になっています。

シンプルなものほど気配りが大切になります。

この家を訪れる人が最初に触れるものだけに長く顔として頑張ってくれよ、と言う想いで制作させてもらっています。

コメント
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