Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

炉の名残茶会

2011年04月20日 | 茶道
炉の名残でお茶会にすることとなり、久しぶりに亭主をつとめさせていただきました。
3週間前くらいに決まったので、あるものでの室礼や道具組みを前提に、急ごしらえでしたが、楽しい時間になったようであれば幸いです。



玄関のお迎え


お茶席前のおしのぎ(柿の葉寿司とあられ)、ほうじ茶

半東のすずきさんが用意してくださった、点心未満ながら小腹を満たしていただくご配慮です。
あられは「梅?」「なんだと思います?」「・・・?」
なんとトマトチーズ味。思いがけない組み合わせ!

お床

楽しみは命の外になにかあらむ ながらへて見るあり明の月  です。命あることのありがたさと喜びをあらためてかみしめた次第です。

破魔矢

ことしのお正月に神社で買っていたもの。魔を破るお守りです。うまいことビシッと立てることができて一安心。


 
連翹は、花言葉「希望の実現」
そろそろ花の終わる頃で、このお花も、運んだ袋の中に半分くらい落ちてしまいました でもなるべく花の多い枝を選んだのでどうにか・・・。茶花なのでこのくらいでもまぁまぁでしょうか。

点前座

袋に大切にしまわれていますが、お茶碗はお借りした木葉天目です。
これが由来不明ということから、北欧の焼き物なのでは!? など話題沸騰。由来に興味津々です。

お菓子

お菓子は、仙台や山形の名物ずんだ餡を白餡の練りきりの上に乗せて絞ったものです。
探しても探してもずんだを使った上生がなく、お団子にまぶしたり大福にしたりしかなった理由がわかりました・・・。とても瑞々しく柔らかく・・・ものすごく扱いずらい

ずんだ餡だけでは形を造れないと、練りきりと混ぜ、さらに練りきりで下半分を包むようにして絞ってみましたが、広げるとラップにべたべたくっついていってしまいます ラップのまま冷凍庫へ! 

保冷しながら運んで固まっているうちにラップをはずし、ほぼ解凍してまだ冷えている段階でもう少し形を整え、盛り付けたら、もう触ってはいけません

お茶会の後座でいただいてお菓子切で切ってみて、自分でも初めて見る断面


ずんだにしようと決めた時から当日の朝どうにか名前を決めるまで、いやはや。
もっと大きくできるかな~と思っていたのに~、あわよくばかっこいい形にして・・・などとヒソカに野望を抱いていたのに~。。
ま、なにせ初めてですから、こんなもんです。小学生が初めて焼いたクッキーみたいなもんですから、これで精一杯でした


お会記です。


お会記は、内容はもちろん順序や字や窯名や・・・失敗なく書くにはけっこう集中力が必要です。
ふだんからお習字をするわけではない私の集中力には、1枚書き終えるのがやっと。ほんとうなら2~3枚も書いていちばんよく書けたものを・・・と思わないではありませんが、それは無理で、書けば書くほどミスが出るばかりなのです。
そういうわけで1枚入魂

それでも・・・あぁ、破魔矢の字が間違ってるし・・・(帰宅してから発見)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ずんだ (赤坂 うさぎ)
2011-04-21 20:31:36
ずんだは確かに美味しいですが形作るのは難しいでしょうね。
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貸与者 (夜噺骨董談義)
2011-04-21 20:36:57
出席をドタキャンして申し訳ありません。
懲りずにまたお誘い下さい。

木葉天目茶碗の写真は・・・・。
ついでに水指も提供
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ずんだ (ぴんくこあら)
2011-04-21 22:12:38
赤坂うさぎさん
ずんだはすごく美味しいのに形作ったお菓子ってありませんね。
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お点前中は (ぴんくこあら)
2011-04-21 22:26:18
夜噺骨董談義さま
お茶碗、水指、お借りしましてありがとうございました。お点前中は撮影できないため、袋から出したところの写真は・・・
おいでいただけずたいへん残念でした。次の機会にまたお待ちしております。
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