終業後に出光美術館の「日本の美・発見I 水墨画の輝き ―雪舟・等伯から鉄斎まで― 」を観てきました。
いままで水墨画は「渋い」という先入観があり、あまり積極的に観に出かけなかったのですが、今年は正月から南画や、文人画の話題に触れることがあったのと、展示品リストを見たら宗達の軸が3本ほど出ていたので、気になっておりました。
昨年からあらためていいなぁと思っている等伯、ポスターになっていた「竹虎図屏風」の虎もいいですねぇ。虎の情愛とのこと。愛嬌のある虎という点では私は宗達の「虎図」が好きですが。等伯の虎は、尻尾の毛のパサパサ感が楽しかった。。。
同じく等伯「竹鶴図屏風」のうずくまる鶴の巣篭もりの暖かさもなんともよかったです。
それから面白かったのは近世の文人画で、同じような構図で重なる山を描いた軸が、池大雅、浦上玉堂、青木木米、田能村竹田、高橋草坪、富岡鉄斎と並んでいたこと。
個別に観たのでは違いが(私には)さっぱりわからない文人画ですが、さすがに並べられると個性があるのが分かります。面白いなこれ。笑。
しかし、じゃあどれが好き?まではまだ至らない私なのでした。。。
牧谿「平沙落雁図」の山の向こうの残照のほのかさもとても印象的でした。
1時間と少々観て終わり際、なんと同じフロアに勤務する女性から声をかけられびっくり。さらに閉館時間超過の帰りのエレベーターで本社勤務の女性とも乗り合わせました。
なんとみなさん、渋い展覧会に足を運ばれる造詣が深くておられるのですねぇ。
いままで水墨画は「渋い」という先入観があり、あまり積極的に観に出かけなかったのですが、今年は正月から南画や、文人画の話題に触れることがあったのと、展示品リストを見たら宗達の軸が3本ほど出ていたので、気になっておりました。
昨年からあらためていいなぁと思っている等伯、ポスターになっていた「竹虎図屏風」の虎もいいですねぇ。虎の情愛とのこと。愛嬌のある虎という点では私は宗達の「虎図」が好きですが。等伯の虎は、尻尾の毛のパサパサ感が楽しかった。。。
同じく等伯「竹鶴図屏風」のうずくまる鶴の巣篭もりの暖かさもなんともよかったです。
それから面白かったのは近世の文人画で、同じような構図で重なる山を描いた軸が、池大雅、浦上玉堂、青木木米、田能村竹田、高橋草坪、富岡鉄斎と並んでいたこと。
個別に観たのでは違いが(私には)さっぱりわからない文人画ですが、さすがに並べられると個性があるのが分かります。面白いなこれ。笑。
しかし、じゃあどれが好き?まではまだ至らない私なのでした。。。
牧谿「平沙落雁図」の山の向こうの残照のほのかさもとても印象的でした。
1時間と少々観て終わり際、なんと同じフロアに勤務する女性から声をかけられびっくり。さらに閉館時間超過の帰りのエレベーターで本社勤務の女性とも乗り合わせました。
なんとみなさん、渋い展覧会に足を運ばれる造詣が深くておられるのですねぇ。
中国に行くといい水墨画がたくさん見られますよ。
水墨画の発祥ははやり中国ですね。
でも牧谿は日本では非常に高い評価を得てきましたが、中国では評価外だったとか。茶道具なども朝鮮の雑器だったものが日本では一級品ですから、美意識というのはまったくもって文化が生むものですね。