7-25-2016鹿鳴荘便り／難波先生より

娘一家が7/13に東広島駅から新幹線で博多に発ち、夜の飛行機でホノルルに向かった。約１ヶ月の滞在中に孫２人は小学校があり、夕方は地元でのサッカー練習に参加したりの行事があり、一泊二日で「しまなみ海道＝松山市・道後温泉」への旅行をした以外は、ろくに長距離旅行もせず、一緒にもどった婿のエドには気の毒だった。
身体を動かすのが好きな男なので、自宅の車庫のシャッターの不具合や、WiFi無線機がつながるLAN配線の間違いを発見して、配線をやり換えたりしてくれたのには大変感謝している。こういう器用な男を亭主にしている娘は幸せ者だな、と思ったことだ。

さて、帰る前の日だったか、サッカーの練習から戻った下の孫が、ボールをかわし損ねて左手首を強打したと娘が言う。別に痛みは訴えないのだが、左橈骨の骨頭部分に少し腫れがある。圧痛はない。
　「もしかすると左橈骨の骨頭部に細い線状の亀裂骨折があるかもしれない。
　急ぐ処置は必要ないので、ハワイに戻って小児外科医を受診した方がよい」
とアドバイスして、局部冷却と湿布薬を貼るように指示した。

　7/14にハワイに戻り翌日専門医を受診してX線写真をとったところ、やはり「亀裂骨折」が発見され、ギブスをはめられたそうだ。上の孫の方も、やはり前にサッカーで右肩を痛めたそうで、まだ右上腕の運動に制限がある。男の子二人を抱えた母親というの大変だなあ、と思う。
　下の孫は８月末までギブス固定がはずれないそうだ。

　＜本人は迷彩のギブスが嬉しいばかりなんだけど、このクソ熱いのに4週間もギブスして、折角申し込んでるサッカーキャンプにも行けなくなって…＞と娘は嘆いている。
　確かに添付された写真を見ると、本人はギブスを喜んでいるようだ。（画像１）ハワイの小児外科医は児童心理をよくつかんでいるな、と思った。

画像１

　今回は、
1. 訂正とお詫び ,
2.書評など,
3.タバコのフィルター,
4.学名と和名
5..エイズとATLL,
6.. 立花隆と塩野七生,
7.トルコ情勢,
8.大衆誌の医療記事特集,
9.沖縄問題２
10.ボグ・バター
と10の話題を取り上げたので、少し長くなりました。