【糖質制限食】宇和島のK先生からメールがあった。
<先生のメルマガを見て、メシを食っていると、NHKの第一放送で山田悟先生の「糖質制限食」についての放映がありました。>
5時台の「夕時ネット」という番組だったらしい。米糖尿病学会はすでに2008年から、これを「食事療法」として推奨しており、「燎原の火」の如く、日本でも民間に広まって行くだろう。「学会は学問の先端にいない」という例のひとつである。移植学会も同じ。30年前の知識を振りかざしている。
時間が取れたら、糖質4Kcal/g、タンパク質4Kcal/g、脂肪9Kcal/g、エタノール7Kcal/gという「栄養学の大前提」と、それに基づく「1単位80Kcal」という今の糖尿病カロリー制限食のどこが根本的に間違っており、患者が実行できないかを詳しく説明した本を書きたいと思う。「栄養学がおかした根本的間違い」がよくわかるような本にしたい。
『血液型と性格』、『第三の移植』の仕上げもあるし、結構忙しい。
ユタ州のF先生からのメールで、「糖尿病性腎症のある死体腎を移植に使用したところ、生着機能成績がきわめてよい」という多数症例論文が発表されたことを教えて頂いた。このことは、万波誠とウィスコンシン大学のボブ・ホフマンから、散発例についての成績がよいこと、病変が可逆性であることを聞いていたが、論文として実証されるのは初めてだろう。いわゆる「マージナル・ドナー」利用の道がまたひとつ拓かれたわけだ。
一般に「間違い」は思い込みにより発生する。最近、S.アイエンガー『選択の科学』(文藝春秋)、C. チャブリス&D.シモンズ『錯覚の科学』(文藝春秋)がよく売れているが、いずれも「思い込みによる間違い」の発生の仕組みを解説したものだ。かつての「脳科学ブーム」は、心理学実験と結びついて、「実験的証拠なしの脳科学者の主張」(養老孟司や下條信輔や茂木健一郎など)が、いかに間違っていたかを指摘する方向に進みつつある。
これだから、学問は日々に新たに、であり、面白いのである。
<先生のメルマガを見て、メシを食っていると、NHKの第一放送で山田悟先生の「糖質制限食」についての放映がありました。>
5時台の「夕時ネット」という番組だったらしい。米糖尿病学会はすでに2008年から、これを「食事療法」として推奨しており、「燎原の火」の如く、日本でも民間に広まって行くだろう。「学会は学問の先端にいない」という例のひとつである。移植学会も同じ。30年前の知識を振りかざしている。
時間が取れたら、糖質4Kcal/g、タンパク質4Kcal/g、脂肪9Kcal/g、エタノール7Kcal/gという「栄養学の大前提」と、それに基づく「1単位80Kcal」という今の糖尿病カロリー制限食のどこが根本的に間違っており、患者が実行できないかを詳しく説明した本を書きたいと思う。「栄養学がおかした根本的間違い」がよくわかるような本にしたい。
『血液型と性格』、『第三の移植』の仕上げもあるし、結構忙しい。
ユタ州のF先生からのメールで、「糖尿病性腎症のある死体腎を移植に使用したところ、生着機能成績がきわめてよい」という多数症例論文が発表されたことを教えて頂いた。このことは、万波誠とウィスコンシン大学のボブ・ホフマンから、散発例についての成績がよいこと、病変が可逆性であることを聞いていたが、論文として実証されるのは初めてだろう。いわゆる「マージナル・ドナー」利用の道がまたひとつ拓かれたわけだ。
一般に「間違い」は思い込みにより発生する。最近、S.アイエンガー『選択の科学』(文藝春秋)、C. チャブリス&D.シモンズ『錯覚の科学』(文藝春秋)がよく売れているが、いずれも「思い込みによる間違い」の発生の仕組みを解説したものだ。かつての「脳科学ブーム」は、心理学実験と結びついて、「実験的証拠なしの脳科学者の主張」(養老孟司や下條信輔や茂木健一郎など)が、いかに間違っていたかを指摘する方向に進みつつある。
これだから、学問は日々に新たに、であり、面白いのである。
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