ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【雑記】難波先生より

2013-07-29 12:23:21 | 難波紘二先生
【雑記】
 1)スペイン列車事故:サンチャゴで起きた高速列車脱線事故は、JR西日本の「尼崎脱線事故」とそっくりだ。
 尼崎事故は、右カーブで脱線してマンションに激突したため、多数の死者が出た。
 今回は左カーブだが、機関車部分から脱線して防壁に激突している。どちらも制限速度を大きくオーバーして、遠心力がレールの者得よう保持力を上まわったのが原因だ。基本は運転手の教育不足だろう。


 普段は「サンチャゴ」として呼ばれないのに、今回は珍しくメディが、そのフルネーム「サンチャゴ・デ・コンポステラ」と報道し、イエス十二使徒の一人ヤコブのことまで報道した。恐らく「サンチャゴ」とはSanct Jacobがなまったものだろう。ここには使徒ヤコブの墓と称するものがあり、アラブがエルサレムを支配していた時代には、「エルサレム詣で」のかわりに、サンチャゴ詣でがキリスト教徒の間でさかんだっだ。
 
 その道しるべに板看板の代わりに掲げられたのが「ホタテ貝の殻」(Comopstella)だ、だからサンチャゴの後に「de Compostella」が付いた。これをいち早く会社の名前にしたのがガソリンをうるシェル(貝殻)社で、そのマークがホタテ貝だ。長い道中だから、途中で宿もいるし、病人の介護の必要も出て来る。その任に当たったのが修道院で、Hospitality(親切)を提供したので、これがホスピタルの語源となった。


 今の日本の病院にもっとも欠けているのが、このホスピタリティだ。アメリカ政府の「国立癌研究所病院」でさえ、カトリック教、プロテスタント、ユダヤ教用の教会をもっている。宗教家の活動を積極的に取り入れている病院が日本にどれだけあるか?院長が無神論だからと、それを患者に強いるのは大きな間違いだろう。


 2) 山口県周南町の連続殺人事件で、7/25「産経」が「行方不明の男がケータイ」を持参している、と報じたのを見て、結末は「時間の問題」と思った。形態はGPSと同じで、電話機の位置を割り出せる。
 私は自殺しているだろう、と書いたが、警察は25日に問題のケータイが脱いだシャツ、ズボンの上に置いてある場所を突きとめ、26日午前になって、男がそこから1キロ離れた山中にいるのを逮捕したという。夜のテレビで知った。「死にきれなかった」と述べたそうだから、やはり自殺するつもりだったのだろう。
 ともかく逮捕できてよかった。後は「動機」が早急に解明されるのを祈りたい。
 三紙の報道をを読み比べてみて、この事件に関しては「産経」の勝ちと思う。


 呉市灰ヶ峰で発見された16歳少女の集団リンチ殺人遺体について、「中国」が「検証・呉少女遺棄事件」という連載特集を組んでいるが、タイトルからしていかがなものか。「少女遺棄」ではない。死体遺棄である。事件は「リンチ殺人と死体遺棄」だ。
 殺害者の仲間がネットで「Family」という言葉を使っていたとして、犯行グループを「疑似家族」としている。これも教養を疑う。


 「ファミリー」というのは、マフィアで「一家=組」を意味することは、映画「ゴッドファーザー」を観た人には常識だろう。
「接客業」で稼いでいたことといい、ファミリーの一員と呼び合っていたことと言い、組織売春との関係を疑わせる。なぜそこをキチンと報道しないのか、させないのか。
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