【鷹巣山周回】
5/31土曜日、遅いブランチを食った。水曜日の検査結果が郵送で届いていた。
肝機能、腎機能、血液機能には異常なし。糖尿病関係は空腹時血糖139mg/dl(70-109)と相変わらず高め、糖化ヘモグロビンHbA1c 6.3% (4.6-6.2)と少し高め。が、ほぼ完全な糖質カットをしているのだから、高血糖は体内でのグルコース新生の結果と解釈しないと、起床後6時間の空腹血糖値としては、理屈が合わない。
『ストライヤー生化学第5版』(化学同人社)を開くと、「平均的成人が1日に必要とするグルコース量は約160gm、体液中に存在するグルコース量は約20gm、肝臓のグリコーゲンから得られるグルコースが190gm/day」だとある。従って人体という車に設置されている燃料タンクには1日分の貯蔵しかない。「飢餓状態では生存のために、グルコースを非糖質(アミノ酸、脂肪酸)から合成する必要がある」。これが糖新生(gluco-neogenesis)であり、主たる場は肝臓で、副次的に腎臓も関与する。
「平均的ヒト成人の脳が1日に消費するグルコースは約120gmで、身体全体が必要とする量の75%が脳で消費される」とある。これは頭の使い方が足りないから、高血糖になるということかな?まあ、来月インスリンとCペプチドを測定して、膵臓β細胞の回復度をみてから判断することにしよう。
食事後、天気がよいので、鷹巣山を周回する林道を走ってみた。「県央の森」へ行き、山小屋のあるキャンプ場にも寄った。週末で10台くらい車が来ており、バーベキューをしている一家もあった。テントを張ったグループもあった。ブヨが多くて、キャンプは難儀するだろう。
細い林道は通る車も少なく、あちこちで緑のトンネルになっていた。途中で集落を見付けては側道を下り、廃屋の写真を撮ったりした。戸外は30度を超す猛暑でもあり、空調のためエンジンを切らないでいたら、突然「2時間経ちました、車を止めて休憩して下さい」と女の声がして驚いた。カーナビがしゃべっているのだ。カーナビに林道は載っていないから、だいたいの位置をつかむためにつけていたのだが、ほとんど見ていなかった。休んだところで、アルゼンチンアリを見つけたり、黒曜石に似た岩石を見つけたりした。最後は向原町の八幡谷という集落に下り、保垣という地区に出た。県道60号を北上してJR向原駅の手前から、豊栄に抜けて自宅に戻った。約3時間の走行。
保垣地区の県道上で、車に轢かれた体長1mほどのシマヘビを見つけた。
縞はあまり目立たない。下半身をタイヤにひかれ脊髄が損傷しているから、内臓破裂を起こした箇所より下は、ピクリとも動かない。上半身は生きており、身体が蛇行するが、波動は背部と腹部の間で裂けた体節のところまでしか伝わらない。これは人間と変わらない。
ヘビの舌先には嗅細胞がある。これで獲物の匂いを嗅ぐ。チロチロ出したところを轢かれて噛んだのか、舌を出したまま血が出ている。
背と腹のつなぎ目部分から、腸が外に飛び出しているのは理解できるが、肛門の位置に金平糖状の塊が飛び出しているのは不思議だ。爬虫類の解剖学についてのよい本が手許になく、何なのかわからない。どなたかご存じの方があれば、ぜひご教示をお願いしたい。
日本の図鑑類は、分類が主体で比較解剖学、比較生理学的な視点が欠落しているものが多い。これでは「科学するこころ」は育たない。
見ると、10本くらいの小さな牙状の突起が、筋性の塊の中から外につきだしている。小牙に筋肉が付着し、その根部が白い靱帯につながっている。これは何だろう。手袋とメスとビニール袋があれば、サンプルを採取できたのに、残念。
5/31土曜日、遅いブランチを食った。水曜日の検査結果が郵送で届いていた。
肝機能、腎機能、血液機能には異常なし。糖尿病関係は空腹時血糖139mg/dl(70-109)と相変わらず高め、糖化ヘモグロビンHbA1c 6.3% (4.6-6.2)と少し高め。が、ほぼ完全な糖質カットをしているのだから、高血糖は体内でのグルコース新生の結果と解釈しないと、起床後6時間の空腹血糖値としては、理屈が合わない。
『ストライヤー生化学第5版』(化学同人社)を開くと、「平均的成人が1日に必要とするグルコース量は約160gm、体液中に存在するグルコース量は約20gm、肝臓のグリコーゲンから得られるグルコースが190gm/day」だとある。従って人体という車に設置されている燃料タンクには1日分の貯蔵しかない。「飢餓状態では生存のために、グルコースを非糖質(アミノ酸、脂肪酸)から合成する必要がある」。これが糖新生(gluco-neogenesis)であり、主たる場は肝臓で、副次的に腎臓も関与する。
「平均的ヒト成人の脳が1日に消費するグルコースは約120gmで、身体全体が必要とする量の75%が脳で消費される」とある。これは頭の使い方が足りないから、高血糖になるということかな?まあ、来月インスリンとCペプチドを測定して、膵臓β細胞の回復度をみてから判断することにしよう。
食事後、天気がよいので、鷹巣山を周回する林道を走ってみた。「県央の森」へ行き、山小屋のあるキャンプ場にも寄った。週末で10台くらい車が来ており、バーベキューをしている一家もあった。テントを張ったグループもあった。ブヨが多くて、キャンプは難儀するだろう。
細い林道は通る車も少なく、あちこちで緑のトンネルになっていた。途中で集落を見付けては側道を下り、廃屋の写真を撮ったりした。戸外は30度を超す猛暑でもあり、空調のためエンジンを切らないでいたら、突然「2時間経ちました、車を止めて休憩して下さい」と女の声がして驚いた。カーナビがしゃべっているのだ。カーナビに林道は載っていないから、だいたいの位置をつかむためにつけていたのだが、ほとんど見ていなかった。休んだところで、アルゼンチンアリを見つけたり、黒曜石に似た岩石を見つけたりした。最後は向原町の八幡谷という集落に下り、保垣という地区に出た。県道60号を北上してJR向原駅の手前から、豊栄に抜けて自宅に戻った。約3時間の走行。
保垣地区の県道上で、車に轢かれた体長1mほどのシマヘビを見つけた。
縞はあまり目立たない。下半身をタイヤにひかれ脊髄が損傷しているから、内臓破裂を起こした箇所より下は、ピクリとも動かない。上半身は生きており、身体が蛇行するが、波動は背部と腹部の間で裂けた体節のところまでしか伝わらない。これは人間と変わらない。
ヘビの舌先には嗅細胞がある。これで獲物の匂いを嗅ぐ。チロチロ出したところを轢かれて噛んだのか、舌を出したまま血が出ている。
背と腹のつなぎ目部分から、腸が外に飛び出しているのは理解できるが、肛門の位置に金平糖状の塊が飛び出しているのは不思議だ。爬虫類の解剖学についてのよい本が手許になく、何なのかわからない。どなたかご存じの方があれば、ぜひご教示をお願いしたい。
日本の図鑑類は、分類が主体で比較解剖学、比較生理学的な視点が欠落しているものが多い。これでは「科学するこころ」は育たない。
見ると、10本くらいの小さな牙状の突起が、筋性の塊の中から外につきだしている。小牙に筋肉が付着し、その根部が白い靱帯につながっている。これは何だろう。手袋とメスとビニール袋があれば、サンプルを採取できたのに、残念。
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