【失せもの】の『検証・中国における生体実験』が出てきた。なんと、表紙をPDFにするために、スキャナーにかけたまま忘れていたのだ。名刺が切れたので印刷しようとプリンタを見たら、蓋がせり上がっているので、気づいた。
「灯台もと暗し」だ。メガネを頭にかけたまま、「メガネがなくなった!」と探す人を笑えない。
それでこの本で中心となる人物は、「日本学術会議第八小委員会(結核予防)」の委員で幹事をつとめた「伝染病研究所」(東大所管)の所員柳澤謙(1931東大医学部卒)である。彼の未完の自伝を死語息子が『わが一生の思い出』(私家版)として出版したものが、出身地の新潟県高田市立図書館にあるのを突きとめ、そこにある記述と彼の業績目録により、人脈と論文調査を進めてゆくのが、美馬の本の核をなしている。
「モルモットでのBCG実験」に関する表が何枚か論文から写真引用されているが、「海猽」でなくて「モルモット」となっており、実物の複写かどうか疑問が残る。当時はモルモットという用語はなかったはずだ。脾臓重量が0.5~1gmと記載されているが、柳澤が人体実験の値を「海猽に換算」して、モルモットとして報告したとすれば、疑問が多々生じる。
これを解決するにはあと5冊ばかり、古書を購入しなくてはいけない。
「人食いバクテリア」について名古屋のI先生からメールがあった。2010年の集計が「国立感染症研究所」のHPに公開されているそうだ。ご教示に感謝いたします。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/CDROM/Main.html
これによると全国で122例、広島県には1例発生している。多いのは東京、神奈川で地域性はなく人口に比例している感じだ。
「ツツガムシ病」も全国で403例発生しており、「根絶された」というは間違いであった。訂正いたします。
それにしても「ジャパンCDC」の表は見にくい。HPにも広報のセンスがない。何とかしろよ。
「灯台もと暗し」だ。メガネを頭にかけたまま、「メガネがなくなった!」と探す人を笑えない。
それでこの本で中心となる人物は、「日本学術会議第八小委員会(結核予防)」の委員で幹事をつとめた「伝染病研究所」(東大所管)の所員柳澤謙(1931東大医学部卒)である。彼の未完の自伝を死語息子が『わが一生の思い出』(私家版)として出版したものが、出身地の新潟県高田市立図書館にあるのを突きとめ、そこにある記述と彼の業績目録により、人脈と論文調査を進めてゆくのが、美馬の本の核をなしている。
「モルモットでのBCG実験」に関する表が何枚か論文から写真引用されているが、「海猽」でなくて「モルモット」となっており、実物の複写かどうか疑問が残る。当時はモルモットという用語はなかったはずだ。脾臓重量が0.5~1gmと記載されているが、柳澤が人体実験の値を「海猽に換算」して、モルモットとして報告したとすれば、疑問が多々生じる。
これを解決するにはあと5冊ばかり、古書を購入しなくてはいけない。
「人食いバクテリア」について名古屋のI先生からメールがあった。2010年の集計が「国立感染症研究所」のHPに公開されているそうだ。ご教示に感謝いたします。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/CDROM/Main.html
これによると全国で122例、広島県には1例発生している。多いのは東京、神奈川で地域性はなく人口に比例している感じだ。
「ツツガムシ病」も全国で403例発生しており、「根絶された」というは間違いであった。訂正いたします。
それにしても「ジャパンCDC」の表は見にくい。HPにも広報のセンスがない。何とかしろよ。
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