【福島汚染水】
同じような問題は「福島第一」でも生じている。原発を作るとき、海から原子炉の冷却水をくみ上げることばかり考えて、原発の荒廃地にある山から地下水の問題をまったく考慮していなかった。事故が起こり、原子炉がメルトダウンしたら、流れ込む地下水が汚染されてそれが海に出るのは、理論的には予想された。ただ10メートルを超す津波が「想定外」だっただけだ。
で、鳴り物入りで宣伝された「汚染地下水の凍化」計画が失敗したと8/14「産経」が報じている。「連結した管にドライアイスを投入したが、小さい配管に詰まって」役に立たないという。それでも東電は「遮水壁計画」に固執すると19日の「原子力規制委員会」での検討会で意見を変えなかったと「東京」は報じている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082002000145.html
「東京」の解説記事: <福島第一原発と汚染水問題> 福島第一で進む数多くの汚染水対策は、それぞれが密接に関連する。地下トンネル対策と、1~4号機を囲うように建設を進める凍土遮水壁の関係がその典型だ。トンネルは遮水壁のルートを横切っており、トンネルから水を抜いた後、上から穴を開けて凍結管を通す計画。トンネル問題が終わらないと、遮水壁計画も続けられない。遮水壁が完成しないと、建屋に流れ込む1日400トンの地下水を遮断できず、汚染水が増え続ける。汚染水は除染して一部は再利用できるが、残りはタンクにためるしかなく、増設用地は残り少ない。>
1日に流入する400トンの地下水を、山の西側にある長者原からトンネルを掘って、地下水の流路を変えてしまうというのが、私が最初から主張している方法だ。この方法の欠点は敷地内で真水が簡単に入手できなくなることだ。
江口案は、原発北の山側にコンクリートを注入して、地下遮水壁をつくり原子炉に流れ込む地下水を山の東側でせき止め、汚染されていない水を海に流すというものだ。
この方式は今となっては最善の案だと思うが、未汚染の深層地下水と敷地内の汚染地下水とを区別せずに処理するという欠点がある。
凍土方式がだめだとわかっていながら、新工法に切り替えられないのは、かつて陸軍がガダルカナル戦でだめだとわかっていながら撤退に踏み切れなかったのと同じだろう。止めれば東電幹部の誰かの責任問題が浮上する。
スリーマイル島もチェルノブイリも、メルトダウンした原子燃料はそのままになっている。福島第一の後始末など、30年経ってもできはしないだろう。流入する地下水をその間ずっと外部エネルギーを注入して凍結させておくというのだろうか?
その前に東電が破綻するだろう。
同じような問題は「福島第一」でも生じている。原発を作るとき、海から原子炉の冷却水をくみ上げることばかり考えて、原発の荒廃地にある山から地下水の問題をまったく考慮していなかった。事故が起こり、原子炉がメルトダウンしたら、流れ込む地下水が汚染されてそれが海に出るのは、理論的には予想された。ただ10メートルを超す津波が「想定外」だっただけだ。
で、鳴り物入りで宣伝された「汚染地下水の凍化」計画が失敗したと8/14「産経」が報じている。「連結した管にドライアイスを投入したが、小さい配管に詰まって」役に立たないという。それでも東電は「遮水壁計画」に固執すると19日の「原子力規制委員会」での検討会で意見を変えなかったと「東京」は報じている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082002000145.html
「東京」の解説記事: <福島第一原発と汚染水問題> 福島第一で進む数多くの汚染水対策は、それぞれが密接に関連する。地下トンネル対策と、1~4号機を囲うように建設を進める凍土遮水壁の関係がその典型だ。トンネルは遮水壁のルートを横切っており、トンネルから水を抜いた後、上から穴を開けて凍結管を通す計画。トンネル問題が終わらないと、遮水壁計画も続けられない。遮水壁が完成しないと、建屋に流れ込む1日400トンの地下水を遮断できず、汚染水が増え続ける。汚染水は除染して一部は再利用できるが、残りはタンクにためるしかなく、増設用地は残り少ない。>
1日に流入する400トンの地下水を、山の西側にある長者原からトンネルを掘って、地下水の流路を変えてしまうというのが、私が最初から主張している方法だ。この方法の欠点は敷地内で真水が簡単に入手できなくなることだ。
江口案は、原発北の山側にコンクリートを注入して、地下遮水壁をつくり原子炉に流れ込む地下水を山の東側でせき止め、汚染されていない水を海に流すというものだ。
この方式は今となっては最善の案だと思うが、未汚染の深層地下水と敷地内の汚染地下水とを区別せずに処理するという欠点がある。
凍土方式がだめだとわかっていながら、新工法に切り替えられないのは、かつて陸軍がガダルカナル戦でだめだとわかっていながら撤退に踏み切れなかったのと同じだろう。止めれば東電幹部の誰かの責任問題が浮上する。
スリーマイル島もチェルノブイリも、メルトダウンした原子燃料はそのままになっている。福島第一の後始末など、30年経ってもできはしないだろう。流入する地下水をその間ずっと外部エネルギーを注入して凍結させておくというのだろうか?
その前に東電が破綻するだろう。
それができないのは無知な輩が騒ぐからとか。
ハッキリと述べられています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ot7u1V43apk
2011年5月13日の参議院予算委員会の参考人招致で、福島第一原発事故について、「原子炉建屋は実は津波の直撃を受けた段階ではまだしっかりしていた。実際は事象、事故が始まった後の判断ミスなどによる対応の遅れによって水素爆発が起きて、放射性物質の漏洩の大半も全てではない、多くは事後の言わば判断ミスや操作ミスによって起きた人災。」と主張。
この件に関しては政府、国会、民間の調査団体等が検証の後、2013年5月に最終的に東電が事故当時の発電機の起動状況を示す電流・電圧記録を公表し、2011年3月11日午後3時36分59秒に津波によって原子炉の電源が喪失していたことが明らかになり、青山の説は否定された。
自民党の世耕氏は近畿大学の理事長だった。