ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【週刊文春など】難波先生より

2014-10-27 19:09:41 | 難波紘二先生
【週刊文春など】「週刊文春」10/30号が面白い。お薦めだ。
1)疫学者津金昌一郎さん(国立がんセンター、予防検診センター長)の「がんにならない献立」を述べている。
 こういう説を唱えると「自分ががんになれない」というジレンマに陥るものだ…
2)「老後破産はこう防げ!」に、住宅ローン破産が圧倒的に多く、「バブル期とその破裂後に35年ローンを組んだ、団塊とポスト段階の世代に多い」とあった。担保価値の下落、年功序列制の崩壊、ボーナスなし、退職金ゼロを予測できなかった。
3)緑慎也が聞き書きで立花隆「死は怖くない」の連載第1回を始めた。(文春の目次番号は16なのに、記事は46頁にある。なぜこういう誤植が起こるのだろうか? 4と1を見間違えた校正担当者は、たぶん老眼で乱視があるな…。定年後の再雇用か?)

 立花隆は1940年生まれで、67歳の時膀胱がんが見つかり、確か第Ⅲ期で2007/12に手術を受け、その後再発もしている。「文藝春秋」に何回か闘病記を書いている。古代ギリシア哲学者エピクロスがいう「心の平静(アタラキシアAtaraxia)」の境地にやっと達した、と語っている。「アタラックス」という精神安定剤もある。近づいた死期を悟ったということだろう。
 エピクロスは「エピキュリアン(快楽主義者、美食家)」という言葉の語源となり、大いに誤解されているが実際はちがう。彼の真骨頂は「死は存在しない」と説いたところにある。(『エピクロス:教説と手紙』, 岩波文庫)が、エピクロスの話はまた別の機会に…。

 10/25早朝、「明晰夢」を見た。クリアー・ドリームとは「夢を見ているという意識のある夢」をいう。「夢」の項目は『認知科学辞典』(共立出版)にない。『最新医学大辞典』(医歯薬出版)には「夢」と「夢解釈」があるが、明晰夢が書かれていない。明晰夢はこの前にも見たので、2度目だ。
 今、これについて書いた本の名前を忘れたが、慣れると夢の中で、見ている夢をコントロールできるようになるという。今朝見たのは人殺しをする夢で気持ちが悪かった。
 「エクセルDB」を調べたら5100冊入力した中に少なくとも3冊、関連本があった。G.アンダーウッド編『オックスフォード・心の科学ガイドブック』(岩波書店, 2004)に「夢」の項目があり、明晰夢や白日夢が説明されている。他は索引なしの訳本で、急場の役に立たない。他は「新鮮な夢」、「はっきりした夢」などと誤訳しているようだ。

 ホンダ「ミラ・エイス」が走行5000キロに達したので6ヶ月点検に出した。
 レギュラーでの燃費は28Km/L位あるが、エンジンに溜まった燃えかすを完全燃焼さすために、ほぼ空のタンクにハイオク(オクタン価88〜100)を10Lほど注入した。テストしてみると、加速性能とパワーが違う。杵原の急坂追い越し車線でSモードにしたら、トラックとその後4台の車列を一気に抜き去った。
 10/25「産経抄」が零戦を取り上げているが、戦争中の米軍は100オクタンの航空燃料を使用した。日本軍には80オクタンのレギュラーガソリンしかなかった。零戦の性能伝説は、捕獲した無傷機を米軍がハイオクでテストした結果うまれたと理解している。戦争は「総合戦力」で決まる。
 「毎日」の一面特集によると10/25は「神風特攻隊・敷島隊」出撃の日とか。せめて零戦に100オクタンのハイオクガソリンを積ませてやりたかった。
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1 コメント

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誤植にあらず (Nekogu)
2014-10-29 20:33:26

久しぶりにブログを覗いたら、週刊文春の話。
>・・・(文春の目次番号は16なのに、記事は46頁にある。なぜこういう誤植が起こるのだろうか? 4と1を見間違えた校正担当者は、たぶん老眼で乱視があるな…。定年後の再雇用か?)・・・
とあるので、捨てかけの文春を確かめてみた。丁度一週間前に新幹線で買ったのが、ゴミ箱に残っていたのである。

目次には一見16とある。しかしよく見ると、46! 黒地に白印字/白抜きのせいで、4の細線部の白が薄れて1に見間違い易いようだ。

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