ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【自動車学校】難波先生より

2014-05-19 18:31:11 | 難波紘二先生
【自動車学校】
 5/14(水)、免許証更新のために必要となる講習を受けに自動車学校に行って来た。2009年「道交法改正」により免許更新時に70歳以上75歳未満の者は「高齢者講習」、75歳以上は「認知機能検査+高齢者講習」を自動車学校で受けなければならないことになった。1ヶ月以上待たされると聞いたので広島大学の近くにある学校なら、新入生の免許取得ももう終わっているので空いているだろうと思って申し込んだら、1週間先に取れた。行っでてみると10人くらいしか受講者がいなかった。
 講義が50分、検査が50分、実技が50分という配分で約3時間。県交通安全協会と「日本自動車教習所協会連合会」が発行したパンフ2冊が教科書だった。後者は索引もありしっかりしている。私はゴールドでマル優免許の保持者だが、更新免許の有効期間は
 70歳で1年短縮されて4年、71歳以上だと2年短く3年になるのだそうだ。この法理がよくわからない。認知症検査は75歳以上だから、74歳で免許更新すると認知症の人は77歳まで3年間は運転できることになる。どうして医師会はこの矛盾を指摘して法改正に反対しなかったのであろうか。
 検査はシミュレーターを使ってのアクセルとブレーキ操作の反射時間(反応時間)の測定、視野角度、静止視力および動体視力、夜間視力(暗順応時間)の測定だった。
 ブレーキ操作の所要時間は0.4~0.6秒でやや速さが落ちている。視野に問題はなく180度あった。視力は眼鏡がまだ出来ていないので0.9とやや落ちていた。検査担当員が接眼レンズの瞳孔間距離を合わすことを知らない。顕微鏡の使い方を知らない小保方みたいだ。その装置での調節法がとっさにわからなかったので、これは左眼補正視力だ。動体視力は「ランドルト環」が遠方(小さい)から近づいてきて大きくなり、環の切れ目が見えたらその方向にレバーを倒すという方法で測る。
 http://www.skk-health.net/me/02/0202.htm
 メガネ屋でも眼科でもこれまで「動体視力」検査を受けたことがない。みんなが車を運転する時代に不思議なことだ。これも医師会が関与すべきだろう。
 夜間視力の方は、マークに強い照明を当てた後、輝度を落として環の切れ目が見えるまでの時間を測る。これも眼を細めて光量を絞っておけば、難なく良いスコアが出せる。
 認知症テストは、今回は受ける必要がなかったが、内容は「見当識(オリエンテーション)」と10枚程度の絵(テレビとか本とか飛行機とか)を見せ、そのうち何枚を思い出せるかというものだそうだ。前者は自分の誕生日、本日の年月日などごく単純な記憶を聞くものだそうだから、心配はいらない。
 実技は普通車だがオートマ車だった。一人だけ「マニュアル車しか乗らない」という女性がいて、「見学」という扱いになった。それでも「講習終了証明書」をもらったから、実態はややいい加減なものだ。

 終わって大学生協に行き文具と文庫本を数冊買った。雨なので駐車場から歩くのに弱った。流石に知的作業をする人が利用する売店なので、ブランド数は少ないが品目数が多い。プラスチックカード切断用のハサミ、大小のジェムクリップ、ポストイット小付箋などを買った。前はA4書類の整理に生協ブランドのボックスファイルを売っていたのだが、今は見かけない。あれは便利なのに…やはりハンギング・フォルダーを使用することにしよう。
 生協書籍コーナーにも漫画本が目立つようになった。月刊誌がないので「啓文社」に行き、「新潮45」を探したが六月号はまだ出ていないとのこと、それでSTAP問題を扱っている「中央公論」と「WILL」を買った。朝日、毎日、岩波系の月刊誌がない。
 行くときは曇で、よく事故があるカーブの、片側が谷になったところの舗装が変わり、縦に細い溝がつけられているのを見て、「もっと早くこうすればよかったのに…」と思った。ところが帰りは小雨から本降りに変わり、ここには水の薄い膜ができていた。遠心力で車体がドリフトするので気づいた。こうなると反って危険だ。アベノミクスで予算が付いたのかもしれないが、道路工事はどれほど人間工学の知識を取り入れているのだろうか。
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