ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【報道検証】難波先生より

2013-10-22 12:02:02 | 難波紘二先生
【報道検証】機構というところが、汚染水問題について気象庁研究者がIAEAで行った発表に関する、「朝日」記事に誤報があったことを指摘している。何と本人を取材する(ウラ取りする)ことなく、記事を書いたのだという。
 私は「脱原発」という「朝日」の主張には賛成だが、元朝日主筆の若宮啓文がいうようなウラ取りのない「勇み足」は支持できない。目的は手段を正当化しない。
 「産経」の主張には組みしないが、その報道は(ノーベル文学賞では虚報を流したが)ウラ取りがしてあり信頼がおける。読者が書いてある事実と主張とを切り離し、自分の頭の中で再構成すればよいだけの話だ。だから「産経」には金を払うが「朝日」には出さない。


 その「朝日」の訂正記事の出し方だが、姑息である。本人のインタビュー記事を大きく載せ、「訂正」の方は目立たないように小さく載せている。
 http://gohoo.org/alerts/130928/
 「産経」の大スクープにより「元慰安婦」問題は、いわゆる「歴史認識」問題の両翼をなす「教科書検定」問題と「従軍慰安婦の強制連行」問題に発展して行くことはまず間違いないだろう。
 前者では文部省(当時)記者クラブにおける問題、ことに教科書担当だった「朝日」記者の「勇み足」が、後者ではペテン師吉田清治の言説を丸ごと信じ、研究者吉見義明が防衛研究所図書館で発掘した資料を読み違えて、「強制連行・慰安婦狩り」のキャンペーンを行った「朝日」の報道責任が、問題となってくるだろう。


 「朝日」の若宮前主筆は韓国ソウルの大学の非常勤教授になっているらしいが、困ったものだ。「毎日」は一度破産している。沖縄復帰に際して「核持ち込み密約」の存在を暴いたいわゆる「西山事件」で、西山記者が外務省の女性事務官と「情を通じ」機密文書コピーを入手したと東京地検特捜部に公表されたことで、全国的な不買運動が起こったためだ。そういう事態がまた起こらないように望む。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月21日(月)のつぶやき | トップ | 【原発地下水】難波先生より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事