ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【忘年会】難波先生より

2013-12-23 13:06:24 | 難波紘二先生
【忘年会】しばらく本を読んでから、電車でANAホテルに行き、忘年会に出席した。40人くらいの出席だろうか。Over 70となるともう3人しかいなくて、やや寂しい。病理志望の学部3年の女子学生に引き合わされ、病理学に進んだ理由を聞かれた。


 来年4月の病理学会の演題数は1,200件近くに達したそうだ。近年、春の病理学会の演題数は減少が目立ち、その理由として研究よりも病理専門医になるための「研修」と称して、病理標本を診断する業務量の増大があるのではないか、という。
 多くのサテライト・ミーティングの申し込みもあるというから、2000人から3000人の参加が見込まれる大きな学会になりそうだ。


 病理解剖数は教室全体で27件と病理解剖の減少傾向に歯止めがかからないという。昔は一人で年に100体以上解剖する一人病院病理医がいた。
 厚労大臣が認可する「死体解剖資格」の取得には20体以上病理解剖経験が必要で、学会認定の「病理専門医」になるためには、病理解剖経験数40体以上が必要。その他に生検診断数、細胞診診断数にも基準があり、その上に筆記及び実技試験がある。
 だから移植学会の「腎移植認定医」の基準の甘さには笑ってしまう。


 解剖実習用の遺体は、遺言献体や「葬式費用を払いたくない」遺族などの増加により、余っているが、3Dプリンタの出現で、骨の実物大模型がつくれる時代だから、これも先行きはどうなるかわからない。


 久しぶりに二次会に出て、最終列車に乗ったら、車中で眠ってしまい、終点の白市駅で降りた。タクシーをつかまえるのに苦労して、帰宅したのは1:30だった。ところが熱い風呂に入って眠ったせいか、今朝は9:00に目が覚め、二日酔いもなかった。


 会社や役所の忘年会は、終日にやるからか、列車内で酔っぱらった人を見かけなかった。日本人のお酒とのつき合い方も上手になったのか、泥酔したり嘔吐したりする人を見かけなくなったと思うが、新聞によるとJR職員は酔漢に絡まれるケースが多いという。
 「初め人が酒を飲み、中途は酒が酒を飲み、終りは酒が人を呑む」
 という。「徒然草」に「上手の木登り」という段があるが、「上手な酒飲み」を心がけたいものだ。
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