ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【擱筆】難波先生より

2013-07-25 12:03:04 | 修復腎移植
【擱筆】やっと昨24日遅く、文春編集部に原稿を送付した。何しろ編集部から「公開質問状」の執筆依頼を受けたのが7/16のことだ。それから構成を考え、初稿を書いたのが7/19、Ver.2.1が7/20、Ver.2.3.を7/22に書き上げ(400字詰め80枚、表3枚)、以後、草稿の再構成と圧縮に入った。


Ver.3は本文80枚、表3枚になった。これを19枚の本文と表3枚に縮めるのは大変。
 送稿した「最終稿」はVer.3.3.になった。3日連続徹夜したため、さすがに草臥れたが、昨夜は0時過ぎには床に入れたので、今朝は8時頃に起き、これで体内時計がリセットできた。


 これが3度の校正をへて、8/10の9月号発売日に間に合うのだから不思議だ。
  ご協力をいただいた各位に深く感謝します。

 まあ、後は移植学会の出方を見るしかあるまい。

 「サイは投げられた」というか、「手袋は投げられた」というべきか。


 家内に「文藝春秋8月号」の追加購入を依頼したところ、3箇所のコンビニを廻ってやっと5冊買ってきてくれた。「売り切れ」のところもあったというから、よく売れているのではないか。いま雑誌の返品率は40%と言われている。まだお求めでない方は、ぜひ店頭から消えないうちにどうぞ。


 大阪の中田勝次大阪医大名誉教授(病理学)から暑中見舞をいただいた。今年米寿になられるが、いまなお現役の病理医として病理標本を観ておられる。病理解剖は若くて体力のあるうちでないとできないが、病理診断は机に向かって、顕微鏡と向きあう仕事だから体力が衰えても「脳力」があればできる。労働時間も自分で調節できるから、華やかではないが、生涯を通じて働ける分野として、若い医学生にお勧めの分野だ。


 で、中田先生の文面に「今月の文藝春秋に載った腎移植の記事を読みました。私はどんなボロの腎臓であっても、是非欲しい人が居て、それでよいなら差し上げましょうと云う人が居て、その手術をおこなう医師が居る、その事を他人が非難することはあるまいが、と思います。」とあった。
 病理学者にはだいたいこういうふうに考える人が多い。宇宙飛行士向井千秋さんの旦那で慶応大学病理診断部の向井萬起男のように、「がんが移るなんて、バカじゃないか。笑ってしまうよ」と移植学会幹部を切って捨てる豪傑もいる。


 大阪インタープロテインの細田さんからも、
「文藝春秋、万波先生の文章、しっかり拝見いたしました。キリンの医薬の中国四国支店長時代に一度だけ、宇和島でご挨拶したことがございます。如何に世間が恐ろしいところか改めて認識することもできました。」
 というメールをいただいた。本当に「メディア・バッシング」は怖いと思います。
 「新聞が報じない事件は存在しない」と書いたのは山本夏彦です。
 新聞が報じると冤罪でも真犯人にされます。松本サリン事件の河野さんが好例でしょう。
 根源は警察情報のたれ流し、記者の独自取材のお粗末さにあります。


 中朝対日関係のこじれの原因は、文部省記者クラブの教科書担当だった朝日の記者が、日本の大陸侵略に関しての教科書記述を教科書検定官が「侵略」を「進出」に書き直させたと記者クラブに報じたところから始まります。つまり「記者クラブ」は情報を共有していて、各社独自のチェック機能をもたななったのです。
 で、全紙が朝日情報を一斉にスクープとして流した。「三人市虎」とは「三人が町に虎が出たといえば、みなが信じる」という意味です。全紙が同じことを報じたから、国民が皆信じた。虚報が実報になったわけです。ほんと、メディアは恐ろしい。


 呉の中河原さんからは、
「メルマガを拝見しながら、先生のパワーに驚くばかりです。
「2日間しかない原稿締め切り用パワー」として、バリスタ詰め替え用ゴールドブレンド(お布施3本カセット)を送らせて頂きました。」というメールをいただいた。ご声援ありがとう存じます。
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