ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【卓上実験】難波先生より

2015-02-23 12:50:09 | 難波紘二先生
【卓上実験】
 スライド式のノートPCラックを机上に設置したので、手前に奥行き約30m、幅約60cmのスペースができるようになった。そこにステンレスのバットを置いて実験している(写真1)。
 (写真1)
 ステンのバットは加湿器を買う前に、水を張って床に置いて加湿用に使用していたもので、ホームセンターのキチン用品で300円位だった。右手前の絵入り小皿はわが家の備品で、イワシ缶詰から出てきた「寄生虫?」と魚の背骨を取り出して持ってくるのに使った。観察時間が取れるまで、ビニール袋にいれて冷蔵庫にしまっておいた。

 左奥の小皿と手前の中仕切りのある小皿は、昨日100円ショップの陶器の食器売り場で見つけて買ってきた。右手のピンセットは、直は時計用で先が尖っていて、これは昔、電子顕微鏡を使っていたころ、「実験器具」として買ったので、当時は1000円以上した。曲がりは先が鈍で、この手のものは(切手つまみ用の)直ヘラ先の2本セットで、ホームセンターなら300円位で買える。ただネジ類を扱うにはよいが、髪の毛より細い、生物資料を扱うには不向きだ。USB顕微鏡で覗くと、しばしば眼には見えない黒い糸状のゴミが付着しており、これを除去するには時計用ピンセットでないと無理だ。左手のUSB顕微鏡は息子のギフトだから、無料。
 雑多な資料を拡大鏡と低倍の顕微鏡観察で、余分な付着物を除き、背骨、背側の糸状虫様のもの、腹側の黒い棒状のものに分けて、きれいに台所用の小鉢で洗い、水を張った100円の小皿に分けて入れた。この小皿は模様がなく、白色平底で、自重が重いから、引っ繰り返る心配がない。これは実験器具として最適である。

 で、モニター画面には「硬骨魚(イワシ)の脊椎骨」が写っている。缶詰処理のため脱カルシウムが起こっていて脆くなっているが、形は正常に保たれており、椎体と椎間板が認められる。哺乳類の椎体骨と異なり、鼓のような形をしているが、これは硬骨魚では椎骨で造血をしないためである。この椎体からは背中や腹の方に向けて、「棘突起」が突き出している。いわゆる「小骨」である。(写真2)どうも黒い点はメラニン細胞ではないかと思うが、これは高倍率が出せる透過型顕微鏡でないと同定できない。
 (写真2)
 この実験卓は、ノートパソコンを閉じ、蓋の上に右奥にあるAir-Macのキーボードを載せて台を奥に押し込むと、一瞬にして奥の27インチモニターが現れ、iMacのキーボード、温度湿度計、アナログ時計も姿を現すので、たちまち普通のオフィステーブルに変わる。だから実験中でもニュースやメールをチェックできる。
 こういう快適な実験環境をつくるのに、対してお金はかからなかった。USB顕微鏡のUK-02という製品はネットで調べると7,890円だった。(息子がくれたので実際はただ!) 他の小道具は全部で2000円もかかっていない。
 1万円程度でこんな楽しみが得られるとは…。ハッピーだなあ。
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