ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【広告主と報道】難波先生より

2013-08-18 22:46:06 | 難波紘二先生
【広告主と報道】「医療ガバナンス学会」のメルマガで、郷原弁護士の投稿を見かけた。
 http://nobuogohara.wordpress.com/
 日経BP社の「特命論説委員」が問題の降圧剤のキャンペーンに初期から深く絡んでいたという指摘である。
 問題の「毎日」報道を私は読んだ記憶がない。たぶん関東版と関西版が違う記事を載せたのであろう。「産経」ではよくあることだ。
 8月10日東京版朝刊記事らしい。
 http://mainichi.jp/opinion/news/20130810ddm003040115000c.html


 この降圧剤不正問題について、メディアの追及が急にトーンダウンしたように思う。
 なぜだろうか。
 考えられるのはスポンサーとしての製薬会社の存在である。
 http://www.pressnet.or.jp/data/advertisement/advertisement01.php
 日本の「総広告費」のうち新聞広告が約10%の6,200億円。広告はいまや全紙面の33.4%を占めている。


 新聞社にとって広告は大きな収入源なので、営業部を通じての製薬会社の圧力は無視できないだろうと思う。製薬会社の広告は載らないが、記事も報道されないという事態が続いている。
 おかげで毎日のように「幸福の科学」や「創価学会」の書籍広告を読まされている。


 6,200億円の新聞広告費は大きいように見えるが、「共同通信」配信の47社に6大紙をいれて、53紙。1社平均にすればたった117億円の広告費である。製薬業界の広告費はおそらく、その1割にも充たないだろう。まして1社の広告費など。
 にもかかわらず、高圧剤に関する論文不正、虚偽広告に関する報道が下火になったように思えるのはなぜか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月17日(土)のつぶやき | トップ | 【静かなる決闘】難波先生より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事