ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【7.10.2018 メルマガ 前文】難波先生より

2018-07-10 21:17:59 | 難波紘二先生
各位へ:(無断転載禁止)
★今回もノーレスの方をまた配信リストから減らしました。

(今回は怪しい商用サーバなどを外しました。G-MAILのアドレスは経験的に安全なので、残しました。現在100件近くを減らしました。
 情報がタダだというのは、とんでもないかんちがいだと思います。
 タダより高いものはないというでしょう…)

 依頼があり、月曜日に、インターネット新聞社に「病腎移植騒動」を総括する原稿の第一稿を送りました。担当の編集者から、今日10日午後に手入れした原稿がメールで届きました。

 急いで書いたので、書き漏らしたことや、3000字という注文に字数が足らなかったようです。
 明日にでも最終稿を送る予定です。

 こうやって「孤立した集落」からも、全国に情報発信ができるのです。
 この新聞社はちゃんと原稿料を払ってくれます。
 そこがNHKなどとの違いですね…

 今後このメールは、大手の「共同」や主な全国紙になどに配信されます。
 レスがあり、配信希望の方はあらためてお申し込み下さい。)

★★新聞の遅配がやっと今日、7/10(火)に解消され、昨日、月曜日が新聞休刊日だったから、今朝、土曜日からの三日分が配達された。

郵便や宅配便はまだ止まったままだ。
オール電化の住宅では都市部でも支障が出たと、尾道市向島町に住む
友人からのメールで知った。

拙宅のサバイバル機構は、以下のようになっている。

①「水」と生活用水の排水:
 地下50メートルの深井戸から、直接(貯蔵タンクなし)に、ポンプで組み上げ、この配管が屋内の水道と仕事場の水道に直結している。
 娘一家が帰省しているので、浴槽の湯は何度も換えるが、井戸の枯渇はない。

 生活排水は7人用の「合併浄化槽」に溜めて、浄化後に西の小川に流す。
(メダカが生存可能であることは、実験で確かめている。
 またこの小川にはカワニナが住んでいて、庭にはホタルが舞う。)

②エネルギー源:
 電力は「中国電力」の送電線に依拠している。
 煮炊きと給湯はプロパンガスで、これは竹原市のJA関係の会社が請け負っている。(今は技術も進んで、自動検針、空焚きに際してはアラームがなるし、湯の出し放しの場合も、直接に電話がある。)

③通信インフラは、まだ普通の電話回線を利用している。
地下埋設方式なら、光ファイバーに移行してよいと考えているが、
今回の災害の場合、電柱の倒壊がなかったので、結果的にこれが
有効だった。

テレビ・ラジオ放送は、自宅前の「虚空蔵山」という山の頂上に、
送信塔があり、試聴するのにまったく支障がなかった。

ただ物流が混乱したのには困った。

★★★今日、午前10時の気象は
裏山付近は完全な青空、
仕事場北側の微気象は
温度24度、
湿度50%
と快適だ。ただ午後になると、気温は26度くらいまで上昇するだろうと思う。広島市は34度まで行くのではないか。

昨夜は南の空が晴れていて、火星と恒星による夏の星座がよく見えた。

★先日、震度4の直下型地震に見舞われた大阪府北部の市にお住まいの、血液病理学者中田勝次先生から豪雨災害のお見舞いの電話をいただいた。
 先生は有名な血液病理学者天野重安(あまの・しげやす)(京大ウイルス研教授)さんの、お弟子さんである。
 大阪の私立医大の教授を長くしておられた。80歳は超えられたと思うが、今も現役の病理医をしておられる。

 1980年代に、私が病理学会の「病理科標榜科委員会」に委員として加わった頃、広島市では、
広島市民病院、広島赤十字病院、呉国立病院などを定年退職した、病理部長クラスの再就職先がなく、生命保険会社や新聞社の保険医として働いていた。

「なんともったいない…」
と思い、
「ともかく病理診断行為を<医行為>として位置づけ、厚生省(当時)に保険診療対象として認めてもらおう。
病理検査は検査の一種で、これは医師免許がなくてもできる。
 しかし「医行為としての病理診断なら、医師でないといけないはずだ」
 それには、「病理科」が<標榜科>にならいとダメだ。」

 「標榜科発足後の当面の病理医不足には、
大学や公的な病院で十分な経験を積んだ、定年退職後の老人パワーと起用すればよい。
 彼らが行き場がなくて、生命保険会社の診察医になっている現状は残酷だ。」
と主張し、結局、この戦略が委員の多くの支持するところとなり、10年くらいかかって、
「病理科の標榜科」が実現した。

 その後、病理学で開業する人も増えたが、そこまでの投資に踏み切れない人は、中田先生のように、
委託を受けて、専門を中心に病理診断を行っておられる。

 後述のNCIのスチュワート先生のように、日本病理医も「趣味と実益を兼ねて」一生、病理診断に携われる
時代になったといえよう。
 中田先生ご健在を祈念いたします。


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