【観光スポット】BUSTLEという雑誌(?)が福島原発周囲を「観光スポット」にしようという動きがあることを報じている。
http://www.bustle.com/articles/8200-fukushima-nuclear-disaster-japans-next-tourist-attraction
<Riding on a wave of continued fascination in ”abandonment porn” and ”dark tourism,” author-critic Hiroki Azuma and his 8-member team want to turn the nuclear wasteland into revenue. The proposal outlines a village serving as a gateway to the “site zero” (the founders draw parallels to the successes of New York’s Ground Zero) with a hotel at the border of the evacuation area especially constructed to protect its visitors from possibly heightened levels of radiation. (Oh, good!) The major highlight would be for visitors to dress up in the characteristic white jumpsuits and respirators to witness the destruction at the Dai-Ichi reactors for themselves.>
この批評家・作家、Hiroki Azumaという人は東浩紀のことらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/東浩紀
私はこの人の書いた本を読んだことがないから、詳しいことはわからない。
要するに、世の中には「恐いもの見たさ」の連中がいるから、それを相手に福島を観光スポットにしてしまえ、というもの。福島第一原発をNYの「ゼロ・サイト」と同様に位置づけ、避難区域の境界に、眺望を保障し放射線を防御できるホテル(鉛ガラスを使用?)を建築し、そこから放射線防御服を着用して、バスで原発に行き、酸素マスクをつけて破壊された原発を見物する、という「ツアー・プラン」である。
すでに8人のチームが編成され、核の荒地を「金の土地」に変えるべく動きはじめているという。チェルノブイリ原発も9・11のグラウンド・ゼロも、いまや多くの観光客で賑わっているから、福島もそうしようという発想のようだ。災禍の跡を見物するのを「ダーク・ツーリズム」というとは知らなかった。
広島の原爆ドームを見に来る観光客だって、ダーク・ツーリズムだろう。
人間の心理として、そういうものが見たくなるのは、「災難にあった人は気の毒だ」と思う立て前の心と、「ああ、自分はこういう目に会わなくてよかった」と思う心の両面がある。
福島原発4号炉には、燃料プールの中にまだ原発50発分ぐらいの使用済み及び未使用の核燃料が残っている。建屋が倒壊したら爆発するかもしれない。燃料取り出しは今月4日から始まることになっていたが、「実証実験」をやると称して延期になった。つくづく東電というところは、アホばかりそろっているところだと思う。
それに、かつて「原子力ムラ」の住民だった学者たちは、いま何をやっているのか。デタラメ春樹はどうしている?
今こそ智恵を出すべきではないのか(もし、あれば)。
私は当初から、「将来的に福島原発はモニュメントにすべきだ」と述べて来たので、この「東計画」には別に驚かないが、今の時期に誤解されて、住民の感情を逆なでしないように、広報には十分に注意すべきだと思う。
私自身はもう高齢だし、放射線はあまり恐くないので、第一原発の構内に入れるのなら、少々お金がかかっても、そういうツアーがあれば参加したいと思う。
今はちと、執筆や何かといろいろ仕事が立て込んでいて無理だが…
http://www.bustle.com/articles/8200-fukushima-nuclear-disaster-japans-next-tourist-attraction
<Riding on a wave of continued fascination in ”abandonment porn” and ”dark tourism,” author-critic Hiroki Azuma and his 8-member team want to turn the nuclear wasteland into revenue. The proposal outlines a village serving as a gateway to the “site zero” (the founders draw parallels to the successes of New York’s Ground Zero) with a hotel at the border of the evacuation area especially constructed to protect its visitors from possibly heightened levels of radiation. (Oh, good!) The major highlight would be for visitors to dress up in the characteristic white jumpsuits and respirators to witness the destruction at the Dai-Ichi reactors for themselves.>
この批評家・作家、Hiroki Azumaという人は東浩紀のことらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/東浩紀
私はこの人の書いた本を読んだことがないから、詳しいことはわからない。
要するに、世の中には「恐いもの見たさ」の連中がいるから、それを相手に福島を観光スポットにしてしまえ、というもの。福島第一原発をNYの「ゼロ・サイト」と同様に位置づけ、避難区域の境界に、眺望を保障し放射線を防御できるホテル(鉛ガラスを使用?)を建築し、そこから放射線防御服を着用して、バスで原発に行き、酸素マスクをつけて破壊された原発を見物する、という「ツアー・プラン」である。
すでに8人のチームが編成され、核の荒地を「金の土地」に変えるべく動きはじめているという。チェルノブイリ原発も9・11のグラウンド・ゼロも、いまや多くの観光客で賑わっているから、福島もそうしようという発想のようだ。災禍の跡を見物するのを「ダーク・ツーリズム」というとは知らなかった。
広島の原爆ドームを見に来る観光客だって、ダーク・ツーリズムだろう。
人間の心理として、そういうものが見たくなるのは、「災難にあった人は気の毒だ」と思う立て前の心と、「ああ、自分はこういう目に会わなくてよかった」と思う心の両面がある。
福島原発4号炉には、燃料プールの中にまだ原発50発分ぐらいの使用済み及び未使用の核燃料が残っている。建屋が倒壊したら爆発するかもしれない。燃料取り出しは今月4日から始まることになっていたが、「実証実験」をやると称して延期になった。つくづく東電というところは、アホばかりそろっているところだと思う。
それに、かつて「原子力ムラ」の住民だった学者たちは、いま何をやっているのか。デタラメ春樹はどうしている?
今こそ智恵を出すべきではないのか(もし、あれば)。
私は当初から、「将来的に福島原発はモニュメントにすべきだ」と述べて来たので、この「東計画」には別に驚かないが、今の時期に誤解されて、住民の感情を逆なでしないように、広報には十分に注意すべきだと思う。
私自身はもう高齢だし、放射線はあまり恐くないので、第一原発の構内に入れるのなら、少々お金がかかっても、そういうツアーがあれば参加したいと思う。
今はちと、執筆や何かといろいろ仕事が立て込んでいて無理だが…
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