【四面楚歌】11/29付「中央日報」コラムが「楚の歌が聞こえる」という論評を載せている。http://japanese.joins.com/article/879/178879.html?servcode=100§code=120&cloc=jp%7Cmain%7Ctop_news
< …マッキンゼーの関係者が最近の韓国経済を「沸く水の中のカエル」に例えた。…韓国の安保状況が、経済よりも「湯の中のカエル」だという考えがふと浮かんだ。
中国が徐々に東アジア地域の勢力地図を揺るがしている。遠からず米国を追い越すという経済力を基礎に、米国が築いた国際秩序を崩し、自分が覇権を行使する新たな秩序をつくるということだ。
これを黙って眺める米国ではない。TPP、日米同盟の強化など、さまざまな政治・経済・軍事的手段を動員し、中国の崛起を阻止し始めた。この数十年間に存在感が弱まった日本も、米国が繰り広げる防御戦で先鋒の役割を自認し、捲土重来を狙っている。
このために韓国は今、この両方から引き裂かれるような状況だ。韓国戦争以来、韓国の安保と成長に絶対的に寄与してきた米国が、対中国包囲網に加担するよう圧力を加えている。
気に障ることを繰り返す日本と無条件に仲良くしろということなのか。
中国も韓国の最大貿易国であることにそれとなく触れながら、よく考えて振る舞えという感じだ。
北朝鮮は韓国が直面している苦境を最大限に“活用”しているところだ。ほとんど毎日、南側に向けて呪いをかけている。日米と中国の間で立ち往生する韓国を陰湿にあざ笑うのが感じられる。
日本を北朝鮮と同じく分類することはできないが、韓国が苦境に立たされるのを楽しむ雰囲気がないとは言えない。…このように韓国は四面楚歌の状況だ。
しかし私たちの指導者は危機が迫るのを感じているのかどうか分からないような態度だ。…周囲から聞こえてくる物悲しい故郷の歌は聞こえるはずがないだろう。当局者も同じだ。…私的な席でも公的な席でも危機を話す人を探すのは難しい。それよりは大統領の機嫌を損なわせはしないかと戦々恐々としているだけだ。
大統領も同じだ。私たちに圧力をかけてくる周辺国に向かって、言うべきことは立派に言い、言うべきでないことは伏せながらうまく難局を解決する姿が見えない。
それよりも事理に反すると感じる国内の懸案に対して冷たく一喝する、強情でひねくれた姿だけが浮き彫りになっている。…
…旧韓末の朝鮮の敗亡を連想させる場面だ。
(しかし) 旧韓末に比べ、今日の大韓民国の地位は大きく異なる。国民の進取性や国の開放性は天地開闢した水準だ。韓国はすでに先進国クラブの敷居を越えた。日本と中国・米国はもちろん、北朝鮮まで含め、今の周辺国は日本やロシア・清のように露骨で浅はかな帝国主義国家でもない。
それでも四方から陰鬱な歌が聞こえてくるのに今のように指導者がひたすら油断していれば、いつかは…。いや、まさかそのようなことはないはずだ。妄想するより難局を解決する方法を探すのが生産的だ。
韓米同盟はいつまで良い状況が続くだろうか。北朝鮮が滅びるというが、本当にそうなるだろうか。核を放棄すれば生き残るだろうか。中国が米国のように強い友邦になることは可能なのか。日本はいつまで憎いことをするだろうか。…こうしたすべてのことを我々が願う方向に導いていく妙手はないだろうか。 カン・ヨンジン論説委員 >
漢の劉邦と楚の項羽が中原の覇権を争った前3世紀、武勇では並ぶものなき楚王項羽は、漢軍の軍師張良の戦略に追いつめられ、垓下城に立て籠もった。そこは楚の国でないのに、夜になると城の周囲から故郷「楚」の歌が聞こえてきた。それは張良が立てた作戦だったが、敵陣から故郷の人々が歌う声が聞こえてくるのを聴いた項羽は、「もはや故国も占領された」と判断し、寵姫虞美人を刺殺し、残った数百騎を率いて出撃し、玉砕してしまう。
「史記」(「項羽本紀」)に出てくる話だ。
筆者に言わせてもらえば、このコラムは中学生並みの日本語と知識と論理の産物だ。「漢字教育全廃」の結果、抽象的思考と適切な漢字熟語を使う能力が喪われてしまった。これが代表的韓国メディアのコラムとは…。もって他山の石とすべきだろう、日本メディアも。
「すべてのことを我々が願う方向に導いていく妙手はないだろうか。」というが、一体韓国に国家目標とそのための国家戦略があるのか?まずそれを明確にすべきだろう。
「 …旧韓末の朝鮮の敗亡を連想させる場面だ。いや、まさかそのようなことはないはずだ。
日本と中国・米国はもちろん、北朝鮮まで含め、今の周辺国は日本やロシア・清のように露骨で浅はかな帝国主義国家でもない。」
その認識が甘い。
日本に帰化した韓国チェジュ島出身の呉善花は「韓国併合への道・完全版」(文春新書)で、「李朝ー韓国の側から<日韓併合への道をもたらした原因>を徹底して解明していこうとする動きは、韓国内部からは現在にいたるまで出てきてはいない。…外国による統治を招いてしまった要因を探り当て、そこを反省し未来への展望を持とうとする気持ちが、いまなお欠落している。」と指摘している。
李朝国王とその廷臣たちは、西洋列強の実力とその餌食とされないために、開化して富国強兵策に転じた日本の苦闘を理解せず、衰亡する清帝国の実力評価もできず、相変わらず「清帝国」を宗主国とする事大主義に依拠して、日本国王の「維新」を告げる国書の受理を拒否した。
それが「征韓論」の端緒である。武力による征韓論を避け、西郷を下野させたのが「明治6年の政変」で、西南戦争の原因だ。以後、日本は朝鮮に政治と経済により進出したのである。朝鮮に貨幣経済を確立したのは「日本人顧問」である。
李朝末に、韓国の草莽の士は多く日本に留学し、新生日本の文明開化と国家体制の革新に学び、帰国して「開化派」となった。開化派は日本を頼りにしたので、閔妃暗殺事件の後、国王はロシア大使館に亡命した。「事大主義」の相手を変えたのだ。
当初、清国に頼り、ついでロシアに頼って、開化派を徹底的に弾圧し、自己変革の努力を圧殺して、国を滅ぼしたのが旧「大韓帝国」である。「日韓併合」はアメリカと事前了解があり、相互に韓国併合とアメリカのフィリピン領有を認めることで密約があった。
だから韓国が送った「ハーグ密使」はどの国からも相手にされず、結局、韓国「皇帝」の譲位をもたらしたのである。
日清戦争で清国が敗れると、朝鮮は事大主義の相手をロシアに求めた。国王がロシア大使館に逃げ込み、そこから国政を指揮したことが日露戦争の直接の要因である。
あのままでは、朝鮮はロシアの属領になっていただろう。「白人の奴隷になるよりは」と国内から「一進会」を中心とする「合邦運動」が起こってきたのである。日本はそれをうまく利用したのだ。
韓国が、自らの国家が滅亡した歴史を正しく学ばず、そこから教訓を引き出すことができないなら、今まさに19世紀末と同様の事態になっていることがやはり認識されないだろう。
北に全体主義国北朝鮮からの侵略の危機があり、西にもう一つの巨大な全体主義国中国の膨脹主義があり、東の日本からは些末な「歴史認識問題」をわめき立てたために、国民感情による総スカンを食っている。
韓国を崩壊させるものは、北朝鮮か大規模な原発事故である。
「日帝時代」に立てられた朝鮮総督府も漢江にかかる橋もビクともしなかったので、自前で立てた百貨店が倒壊し、漢江の橋が落下したのを忘れたのか?
いいかげんに目覚めないと、亡国の歌が聞こえて来るだろう。たぶんそれは「アリランの歌」だ。
同じように、「レコードチャイナ」が「中国と日本が戦争になるか?」という話題を掲載している。
<11月28日、中華網は、「日中が開戦すれば勝ち負けにかかわらず、得をするのは日本だ」とするネットユーザーの声を掲載した。以下はその概要。
日中戦争には、「中国の勝利」、「日本の勝利」、「引き分け」の3つの結果がある。中国が勝とうとすれば、必ず必要なのが米国に勝てるという自信だ。それがない限り、中国は自ら仕掛けることはない。中国が勝てば、米国は衰退し、日本は中国に従うようになる。
日本が勝てばどうなるか。結果は火を見るより明らかで、中国人は亡国奴となる。戦争が始まれば優劣はつくため、「引き分け」は開戦しないことを意味する。
日中開戦は日本にどんなメリットがあるのだろうか。1つは、中国が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の奪還に失敗すれば、それは軍事だけでなく政治の失敗を意味し、日本は国際舞台で優位に立てる。2つ目に、日本はもし負けても、それにより国内の反米感情が高まり、米国を追い出す理由ができる。正常な国家の仲間入りを果たせるわけだ。
つまり、日中戦争で、日本は勝敗に関わらずメリットがある。だからこそ、日本は絶えず挑発を繰り返しているのだ。 (翻訳・編集/北田)>
荒唐無稽だ。どちらもないと思う。あってはならない。
あるとすれば、英国とアルゼンチンとの「フォークランド紛争」のような局地戦だろう。
フォークランドは大部隊を上陸させるだけの大きな島だったが、尖閣諸島ではそれは無理だ。海軍と空軍による相手艦船の撃破、航空機の撃墜戦になるだろう。共にミサイルと戦闘機・爆撃機の性能がカギになるだろう。
40日間は自衛隊で対応できるそうだから、後は米軍の第7艦隊とB-57の出番だろう。
中国が盲目でないとすれば、そんな危険は冒さないだろう。
ただ戦争は景気をよくする最大の要因だから、アメリカの産軍複合体にとっては大きな魅力ではあるだろうと思う。
日本は現行憲法のもと、「平和を願う国際社会の信義のもとに、国際紛争を武力による方法で解決しない」ことを国是として実行してきた。70年間、戦死者をひとりも出さないというギネスブックの記録を更新して来た国だ。
安倍首相には平和的にその「対中国包囲環」政策を進めて、「中華帝国」の分裂と崩壊を促進させ、TPPを経済的軸として、環太平洋の平和に貢献してもらいたい。
< …マッキンゼーの関係者が最近の韓国経済を「沸く水の中のカエル」に例えた。…韓国の安保状況が、経済よりも「湯の中のカエル」だという考えがふと浮かんだ。
中国が徐々に東アジア地域の勢力地図を揺るがしている。遠からず米国を追い越すという経済力を基礎に、米国が築いた国際秩序を崩し、自分が覇権を行使する新たな秩序をつくるということだ。
これを黙って眺める米国ではない。TPP、日米同盟の強化など、さまざまな政治・経済・軍事的手段を動員し、中国の崛起を阻止し始めた。この数十年間に存在感が弱まった日本も、米国が繰り広げる防御戦で先鋒の役割を自認し、捲土重来を狙っている。
このために韓国は今、この両方から引き裂かれるような状況だ。韓国戦争以来、韓国の安保と成長に絶対的に寄与してきた米国が、対中国包囲網に加担するよう圧力を加えている。
気に障ることを繰り返す日本と無条件に仲良くしろということなのか。
中国も韓国の最大貿易国であることにそれとなく触れながら、よく考えて振る舞えという感じだ。
北朝鮮は韓国が直面している苦境を最大限に“活用”しているところだ。ほとんど毎日、南側に向けて呪いをかけている。日米と中国の間で立ち往生する韓国を陰湿にあざ笑うのが感じられる。
日本を北朝鮮と同じく分類することはできないが、韓国が苦境に立たされるのを楽しむ雰囲気がないとは言えない。…このように韓国は四面楚歌の状況だ。
しかし私たちの指導者は危機が迫るのを感じているのかどうか分からないような態度だ。…周囲から聞こえてくる物悲しい故郷の歌は聞こえるはずがないだろう。当局者も同じだ。…私的な席でも公的な席でも危機を話す人を探すのは難しい。それよりは大統領の機嫌を損なわせはしないかと戦々恐々としているだけだ。
大統領も同じだ。私たちに圧力をかけてくる周辺国に向かって、言うべきことは立派に言い、言うべきでないことは伏せながらうまく難局を解決する姿が見えない。
それよりも事理に反すると感じる国内の懸案に対して冷たく一喝する、強情でひねくれた姿だけが浮き彫りになっている。…
…旧韓末の朝鮮の敗亡を連想させる場面だ。
(しかし) 旧韓末に比べ、今日の大韓民国の地位は大きく異なる。国民の進取性や国の開放性は天地開闢した水準だ。韓国はすでに先進国クラブの敷居を越えた。日本と中国・米国はもちろん、北朝鮮まで含め、今の周辺国は日本やロシア・清のように露骨で浅はかな帝国主義国家でもない。
それでも四方から陰鬱な歌が聞こえてくるのに今のように指導者がひたすら油断していれば、いつかは…。いや、まさかそのようなことはないはずだ。妄想するより難局を解決する方法を探すのが生産的だ。
韓米同盟はいつまで良い状況が続くだろうか。北朝鮮が滅びるというが、本当にそうなるだろうか。核を放棄すれば生き残るだろうか。中国が米国のように強い友邦になることは可能なのか。日本はいつまで憎いことをするだろうか。…こうしたすべてのことを我々が願う方向に導いていく妙手はないだろうか。 カン・ヨンジン論説委員 >
漢の劉邦と楚の項羽が中原の覇権を争った前3世紀、武勇では並ぶものなき楚王項羽は、漢軍の軍師張良の戦略に追いつめられ、垓下城に立て籠もった。そこは楚の国でないのに、夜になると城の周囲から故郷「楚」の歌が聞こえてきた。それは張良が立てた作戦だったが、敵陣から故郷の人々が歌う声が聞こえてくるのを聴いた項羽は、「もはや故国も占領された」と判断し、寵姫虞美人を刺殺し、残った数百騎を率いて出撃し、玉砕してしまう。
「史記」(「項羽本紀」)に出てくる話だ。
筆者に言わせてもらえば、このコラムは中学生並みの日本語と知識と論理の産物だ。「漢字教育全廃」の結果、抽象的思考と適切な漢字熟語を使う能力が喪われてしまった。これが代表的韓国メディアのコラムとは…。もって他山の石とすべきだろう、日本メディアも。
「すべてのことを我々が願う方向に導いていく妙手はないだろうか。」というが、一体韓国に国家目標とそのための国家戦略があるのか?まずそれを明確にすべきだろう。
「 …旧韓末の朝鮮の敗亡を連想させる場面だ。いや、まさかそのようなことはないはずだ。
日本と中国・米国はもちろん、北朝鮮まで含め、今の周辺国は日本やロシア・清のように露骨で浅はかな帝国主義国家でもない。」
その認識が甘い。
日本に帰化した韓国チェジュ島出身の呉善花は「韓国併合への道・完全版」(文春新書)で、「李朝ー韓国の側から<日韓併合への道をもたらした原因>を徹底して解明していこうとする動きは、韓国内部からは現在にいたるまで出てきてはいない。…外国による統治を招いてしまった要因を探り当て、そこを反省し未来への展望を持とうとする気持ちが、いまなお欠落している。」と指摘している。
李朝国王とその廷臣たちは、西洋列強の実力とその餌食とされないために、開化して富国強兵策に転じた日本の苦闘を理解せず、衰亡する清帝国の実力評価もできず、相変わらず「清帝国」を宗主国とする事大主義に依拠して、日本国王の「維新」を告げる国書の受理を拒否した。
それが「征韓論」の端緒である。武力による征韓論を避け、西郷を下野させたのが「明治6年の政変」で、西南戦争の原因だ。以後、日本は朝鮮に政治と経済により進出したのである。朝鮮に貨幣経済を確立したのは「日本人顧問」である。
李朝末に、韓国の草莽の士は多く日本に留学し、新生日本の文明開化と国家体制の革新に学び、帰国して「開化派」となった。開化派は日本を頼りにしたので、閔妃暗殺事件の後、国王はロシア大使館に亡命した。「事大主義」の相手を変えたのだ。
当初、清国に頼り、ついでロシアに頼って、開化派を徹底的に弾圧し、自己変革の努力を圧殺して、国を滅ぼしたのが旧「大韓帝国」である。「日韓併合」はアメリカと事前了解があり、相互に韓国併合とアメリカのフィリピン領有を認めることで密約があった。
だから韓国が送った「ハーグ密使」はどの国からも相手にされず、結局、韓国「皇帝」の譲位をもたらしたのである。
日清戦争で清国が敗れると、朝鮮は事大主義の相手をロシアに求めた。国王がロシア大使館に逃げ込み、そこから国政を指揮したことが日露戦争の直接の要因である。
あのままでは、朝鮮はロシアの属領になっていただろう。「白人の奴隷になるよりは」と国内から「一進会」を中心とする「合邦運動」が起こってきたのである。日本はそれをうまく利用したのだ。
韓国が、自らの国家が滅亡した歴史を正しく学ばず、そこから教訓を引き出すことができないなら、今まさに19世紀末と同様の事態になっていることがやはり認識されないだろう。
北に全体主義国北朝鮮からの侵略の危機があり、西にもう一つの巨大な全体主義国中国の膨脹主義があり、東の日本からは些末な「歴史認識問題」をわめき立てたために、国民感情による総スカンを食っている。
韓国を崩壊させるものは、北朝鮮か大規模な原発事故である。
「日帝時代」に立てられた朝鮮総督府も漢江にかかる橋もビクともしなかったので、自前で立てた百貨店が倒壊し、漢江の橋が落下したのを忘れたのか?
いいかげんに目覚めないと、亡国の歌が聞こえて来るだろう。たぶんそれは「アリランの歌」だ。
同じように、「レコードチャイナ」が「中国と日本が戦争になるか?」という話題を掲載している。
<11月28日、中華網は、「日中が開戦すれば勝ち負けにかかわらず、得をするのは日本だ」とするネットユーザーの声を掲載した。以下はその概要。
日中戦争には、「中国の勝利」、「日本の勝利」、「引き分け」の3つの結果がある。中国が勝とうとすれば、必ず必要なのが米国に勝てるという自信だ。それがない限り、中国は自ら仕掛けることはない。中国が勝てば、米国は衰退し、日本は中国に従うようになる。
日本が勝てばどうなるか。結果は火を見るより明らかで、中国人は亡国奴となる。戦争が始まれば優劣はつくため、「引き分け」は開戦しないことを意味する。
日中開戦は日本にどんなメリットがあるのだろうか。1つは、中国が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の奪還に失敗すれば、それは軍事だけでなく政治の失敗を意味し、日本は国際舞台で優位に立てる。2つ目に、日本はもし負けても、それにより国内の反米感情が高まり、米国を追い出す理由ができる。正常な国家の仲間入りを果たせるわけだ。
つまり、日中戦争で、日本は勝敗に関わらずメリットがある。だからこそ、日本は絶えず挑発を繰り返しているのだ。 (翻訳・編集/北田)>
荒唐無稽だ。どちらもないと思う。あってはならない。
あるとすれば、英国とアルゼンチンとの「フォークランド紛争」のような局地戦だろう。
フォークランドは大部隊を上陸させるだけの大きな島だったが、尖閣諸島ではそれは無理だ。海軍と空軍による相手艦船の撃破、航空機の撃墜戦になるだろう。共にミサイルと戦闘機・爆撃機の性能がカギになるだろう。
40日間は自衛隊で対応できるそうだから、後は米軍の第7艦隊とB-57の出番だろう。
中国が盲目でないとすれば、そんな危険は冒さないだろう。
ただ戦争は景気をよくする最大の要因だから、アメリカの産軍複合体にとっては大きな魅力ではあるだろうと思う。
日本は現行憲法のもと、「平和を願う国際社会の信義のもとに、国際紛争を武力による方法で解決しない」ことを国是として実行してきた。70年間、戦死者をひとりも出さないというギネスブックの記録を更新して来た国だ。
安倍首相には平和的にその「対中国包囲環」政策を進めて、「中華帝国」の分裂と崩壊を促進させ、TPPを経済的軸として、環太平洋の平和に貢献してもらいたい。
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