ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【4月1日からHbAic値、国際基準へ】難波紘二先生より

2012-04-06 12:38:31 | 難波紘二先生
【4月1日からHbAic値、国際基準へ】
かねて予告されていたとおり、4月1日からHbA1cの測定値の表記法が変わりました。このM3での告知を読むと、「糖尿病型」の診断基準は3月31日までが日本基準でHbA1c 6.1以上、4月1日以後が国際基準で6.5以上ですから、私の場合は「薬を飲まないで糖質制限食だけで、5..8だったので、糖尿病は治っていた」ことになります。

 松山のKさんも5.9ですから、正常値の範囲内にあり、「医者にほめられた」のは当たり前ですね。

 もちろん病理学的には「糖尿病が治る」ことはありえず、摂取する食物の種類と量が、身体が消費するエネルギーとその質とバランスが取れていたにすぎません。いわば「動的な平衡状態」にあって、検査数値上、「基準値の範囲内にあった」にすぎません。

 警戒を解いて、もとの食生活や生活習慣に戻れば、てきめん再発するにちがいありません。

 私の目標は、「ランゲルハンス島の内分泌細胞の再生による、GEP(胃・腸・膵臓)ホルモンのネットワークの正常化」です。

 たったこの間まで、「壊れたランゲルハンス島ベータ細胞が再生する」ことなど、誰も考えていなかったので、この実験はやりがいがあります。それにしても今頃になって「国際基準」にそろえるなんて、日本糖尿病学会は「ガラパゴス化」が相当進んでいたのですね。 

<日本循環器学会は1月17日、日本糖尿病学会の告知文をホームページ上で公開し、今年4月から変更されるHbA1c値表記法の詳細を示して注意を促した。告知文は糖尿病学会の「糖尿病関連検査の標準化に関する検討委員会」が作成した。

 国際標準のNGSP値は、日本のJDS値との間に約0.4%の差があり、今回の変更で国内外の差は是正されることになる。4月1日より、日常臨床におけるHbA1c表記にはNGSP値を採用し、当面はJDS値も併記する。特定健診・保健指導については、システム変更や保健指導上の問題を避けるため、2013年3月31日まで従来通りJDS値のみを用い、それ以降の取り扱いは関係者間で協議することとしている。糖尿病型か否かの基準は4月を境に変わり、3月31日まではJDS値で6.1%以上、4月以降はNGSP値を用いて6.5%以上が糖尿病型となる。運用指針では論文、総説、著書、資格試験などでの表記法について詳しく解説。JDS値からNGSP値への換算早見表も併せて掲載している。>

//
文中の「私」は、難波紘二先生です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月5日(木)のつぶやき | トップ | 【肺癌研究の現状】難波紘二先生 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事