ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

4-18-2014鹿鳴荘便り/難波先生より

2014-04-19 12:41:28 | 難波紘二先生
 メルマガの配信アドレスにまちがって「@gmail.com」とすべきところを「@gmil.com」と入力した。暮れからデーモンになるのをなんとか是正しようとしたが、上手く行かなかった。住所録ではアドレスが2つしかないのに、送信画面で見ると3つあることになっている。消し切れていない。
 今回思い切って名前に2をつけて別人としてアドレスを作ったら、間違いが消去されたようだ。そういうわけで1人だけ2がついた人がいます。


 韓国の客船の遭難が大きく報じられている。韓国史上最大の海難事故になるという。
 日本でも1954年に青函連絡船「洞爺丸」の沈没事故が起き、死者行方不明1,156人を出した。日本最大の海難事故だ。
 この事件は水上勉が「飢餓海峡」として書き、同名の映画にもなった。三国連太郎の演技がよかった。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/洞爺丸事故


 翌1955年には宇高連絡船「紫雲丸」が他の船に衝突して、修学旅行の小学生を中心に168人が死亡する事故が起こっている。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/紫雲丸事故#.E7.8A.A0.E7.89.B2.E8.80.85
 その頃は山の中の中学生だったが、ラジオや新聞で伝えられた、2つの事件のニュースをよく覚えている。



 豪華客船が大津波に襲われ、一瞬にして逆さまとなる。勇気ある一部の乗客は、天地が逆となった船の天井づたいに、数々の難関を突破して無事船底にたどり着き、そこから船底に穴を空けて、救助隊が助け出すというのが、映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」のあらすじだ。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/ポセイドン・アドベンチャー
 が、あの映画は船が転覆しても灯りが消えないという不自然さがあった。ジーン・ハックマンの牧師も演技過剰だった。


 今回の救出劇はとても映画のようには行かないのではないか。
 それにしても、あんなに復元力の弱い船に改造したとは…
 おも梶(右梶)を切ったら、船が左に傾いて横倒しとなったという。
 船底の積荷がずれて片荷となり、復元力がさらに失われたのか。


 一見、右旋回するのでマストも右に傾くように思われるが、遠心力は水中よりも空気中の方がつよく働くので、船底よりも上部構造物がカーブの外側に傾く。
 このことは「文藝春秋」の講演会で吉村昭氏の話から学んだ。
 何でも日本海海戦のことを書いた作品で、艦隊が一斉回頭したときの描写で、間違えて書いたら、元軍人の読者から指摘があったそうだ。
 
 まあ、韓国独自の造船技術も土木建築も、1960年頃から始まった。わずか50年余の歴史しかない。
 人がいるデパートが突然崩れたり、車が走っている橋が崩れ落ちたりという事故がいろいろあった。痛ましい事件だが、そこから謙虚に教訓を学ぶしかないだろう。
 「朝鮮日報」が典型的「後進国型事故」と自省の報道をしている。
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/18/2014041801308.html
 それでも日本政府に救援を要請しない朴槿恵大統領の支持率は下がるだろう。


 今回は「修復腎移植」関係の話題を2つ取り上げました。
 STAP事件は早く終わってほしいものです。
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