ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【書評】むのたけじ「99歳一日一言」/難波先生より

2014-03-31 18:27:16 | 難波紘二先生
【書評】エフロブ「買いたい新書」書評に、No.210: むのたけじ「99歳一日一言」, 岩波新書 を取り上げました。
 http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1395620868
 著者は1915年秋田県に生まれで、東京外国語学校を卒業、戦争中は朝日新聞の従軍記者として戦争報道にかかわった。戦争責任を感じて退社、郷里に戻り48年、33歳で週刊新聞「たいまつ」を創刊。以後30年間、地の塩として社会の底辺にいる人たちの立場から報道を続けた。本書は長年にわたり書きためられた草稿をもとにした、一種の「箴言集(アフォリズム)」である。
 99歳という年齢の高みからでないと発せられない貴重な言葉もある。
 「本流と主流を識別せよ。主流は表層で走り騒ぎ立て,本流は底層で歩み流れを導く」(5月1日)。
 「私は勝敗の出る仕事には負け続けた。でも負けたことには負けなかった。だから一生を振り返って負けた記憶がない」(2月1日)。
 根底にあるのは,強烈な個性と棟方志功の版画に見られるような人間讃歌だ。拾い読みするだけでも味わい深い。
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1 コメント

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Unknown (むのたけじ)
2014-06-08 10:41:10
「アフガン戦争やむなし」朝日新聞の社説をわたしは一生忘れることは出来ないでしょう。ブッシュが侵攻を決めるのを多くの新聞が容認しましたが、朝日は其れ迄の論説と全く相容れない社説を堂々と載せました。わたしは朝日新聞に電話をし社説への異論をいいました。委員の中には色々意見が有ったけれど、結局ああなったという返事でした。その時「これではむのたけじさんが、悲しまれる」と言いましたら、「むのたけじって誰ですか?」と、「全くしりません。」といわれ、呆れて電話を切った覚えがあります。
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