2010年まで何とか水彩画が好きになりたいと思ってその上達を願っておりましたが、どうしても自分が考えているような美しい絵が描けないので、ストレスがたまる一方でした。それでとうとう水彩画習得は断念してもっぱらパステル画に傾倒していきました。それで水彩画は2016年末まで一枚も描きませんでした。2016年の末になって急に水彩を再び始めたのは自分独自の画法を編み出したからなのです。これは日本の水彩画家の描き方とは大いに異なると思うのですが、まずはモノクロで下絵を描きこれが完全に乾燥してから色を載せるという伝統的油絵と同じ方法を採用してみたのです。これが自分にはひどくしっくりと感じられ、今後はこれで行こうということになりました。これでやっと水彩が好きになり自信も持てるようになりました。水彩の利点は絵筆の洗浄が実に簡単であるということです。だから老後は水彩画家になりたいとこのころから考え始めたのですが、油絵の具のチューブがまだ大量に残っているのでこれを何とか死ぬまでに消費してしまいたいと考えて、今は水彩で描きたいにも拘わらず油絵にこだわっている次第です。
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