口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

ゴールデン・ヒッツ

2007-08-06 09:29:45 | 取材

0時就寝。

暑くて2時頃に目が覚めてしまい、
そこからは、暑かったり、考え事をし始めてしまったり、
不思議なメロディーが頭の中をぐるぐる廻ったり、耳が痒くなったりで、
4時くらいまで、寝てるような起きてるような浮遊状態。

おかげで朝方はゆっくり眠れましたが、
今日はゆっくり寝てはいけなかったのです。
7時30分に起きるつもりが、目が覚めたら8時30分。

大慌てで、あれやこれをやって、11時に出発。
11時50分頃に、六本木一丁目に到着。

12時から、『和幸』の制作記者会見に出席してきました。

そう、和幸が新しいひれかつ弁当を発売するということで…
…という、ベタなネタはやめといて( ̄w ̄)ぷ

ザ・フォーク・クルセーダーズ/サディスティック・ミカ・バンドの加藤和彦さんと、
THE ALFEEの坂崎幸之助さんの二人で結成された新ユニット


   『和幸


のアルバム『和幸:ゴールデン・ヒッツ』の完成発表会。
和彦と幸之助で『和幸(かずこう)』ってわけです。


   *****


加藤和彦さんと坂崎幸之助さんのコンビと言えば、
2002年にザ・フォーク・クルセーダーズが期間限定で復活したときに、
坂崎幸之助さんが参加してたこでもご存知の方は多いと思います。

もちろん、それ以前から音楽的交流はあったでしょうが、
そのフォークル再結成きっかけとなって、『和幸』結成と相成ったようです。

どうやらその時から、加藤さんと坂崎さんが二人で何かする場合に、
自ら自分達のことを既に『和幸』と呼んでいたそうで。

そういう経緯もあって、
今回も音楽的にはフォークルの延長上かなぁ~と思っていたのですが、
それとはまったく違ったもので、

60~70年代の名曲を思い起こさせる楽曲が
全12曲(+擬似ライブのボーナストラック)収録されています。

なんたって、お二人のクレジットが、
John Kazukoh(加藤)、Paul Kazukoh(坂崎)で、
ロゴはモンキーズのパロディー、擬似ライブは『Woodstep』と、

すべてにおいて、ジョークと本気が入り混じった、
お二人ならではのユーモアに溢れた作品となっています。

そのあたりは、コロムビア内のオフィシャルサイトに掲載されている
和幸のディスコグラフィーを読んでもらえると充分に伝わるでしょう。

そんなこんなで会見の最後には、加藤さんがウクレレ、坂崎さんがアコギで
ミニ・ライブが披露され、発表会は終了となりました。


   *****


なお、この日の様子は、ORICON STYLEに掲載されています。

ちなみに…、このORICONに掲載されている写真で、
お二人の後ろにある額縁は、今回のアルバム収録曲のシングル・ジャケットです。

どういうことかと言うと、60~70年代に
各曲が既にシングル・リリースされているというお話しに仕立てていて、
それぞれの(架空の)ジャケット写真と(架空の)解説文が記載されているんです。

芸が細かい。とことん凝ってます。
このあたりの本気の洒落っ気具合が、サスガだなぁ~。


もうひとつ洒落っ気と言えば、この日の制作発表会の受付で、
資料と共に、お土産として和幸のひれかつサンドをいただきました( ̄w ̄)ぷ


ジャケにもカツが! しかもカツ撮影は、なんと、巨匠・三浦憲治さん!^^;)


   *****


…と、ここまではちょいと芸能寄りの内容でしたが、
せっかく僕のブログで紹介するんですから、ちょっとマニアックな話を ^^;)

僕が注目したが、レコーディング方法。
Pro Toolsで何十トラックも贅沢に使ったHDレコーディング全盛の時代に、

なんと16トラックのアナログ・マルチを回して、
今回のレコーディングを行ったんだそうです!

しかも、そのマルチ・テープが2本しかなかったそうで、
録音してOKだったら、ミックスをしてトラックを空いたらまた録音するという、
いわゆる『ピンポン録音』で完成させたとのこと。

この点については、単に音質面だけでなく、
何か他にも狙いがあるのではないかと。

もし取材ができるようであれば、
是非ともこのあたりをもっとディープに伺いたいと思います。


『和幸:ゴールデン・ヒッツ』9/12発売
COCP-34499 ¥3,150(税込)


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