mryjの“戯言・寝言・独り言” (by yj山口)

気ままに、適当に書いてますぅ~♪(笑)

もしよろしければ、お気軽にコメント頂けると嬉しいです。

「命名。紫葉(むらさきは)漬け」名付けたのは__

2022年07月17日 01時06分04秒 | アニメ


自分は、漬け物は好きです。浅漬けより茶色に変色するくらいに糠漬けされた茄子や胡瓜がガキの頃から大好きでした。中でも紫蘇の香りがする「しば漬け」がお気に入りなのですが、使用している野菜はてっきり、胡瓜だとばかり思っていたのです。そう…テレビアニメ「平家物語」が放送されるまでは___

前回のブログでは、自分は京都・大原に「であいもん」の舞台を訪ねてお邪魔していました。三千院方面での舞台訪問も無事に終えた自分は、大原のバスターミナルへと舞い戻ったところでした。
そして、その後___

自分は三千院とは反対の方角へと足を延ばすことを計画していたのです。その目指すべき目的地は、寂光院門前。
   

訪ねたのは、赤紫蘇の原品種を昔ながらの製法で塩漬けにした「しば漬け」を販売する「翠月」さん。
塩と紫蘇だけで漬けこんだ茄子。乳酸発酵した独特の酸味は市販のモノとは大違い。
  

凡そ、800年前。平清盛の娘・建礼門院徳子が晩年、寂光院に隠棲していた頃の事。建礼門院に里人が紫蘇と塩で漬けた野菜を献上しました。その美味しさに感動した建礼門院は「紫葉(むらさきは)漬け」と命名。それが後に「しば漬け」となったと伝わります。

今でも寂光院では自家製の「しば漬け」を作り、朝食のぶぶづけ(お茶漬け)に欠かせないものとなっているらしいです。
  

「翠月」さんで販売している「しば漬け」は、塩と紫蘇だけで漬けこんだ茄子。
これが本物の「しば漬け」だ!
建礼門院が愛した「しば漬け」を食すると、何故だかアニメ「平家物語」の時空に飛び舞台めぐりをしているかのような不思議な感覚に陥ります。
 
寂光院で見つけた「平家物語」のポスター。

建礼門院が晩年、隠棲していた庵室跡地は然程の広さも無く質素な生活を送っていたそう。
平日だというのに訪れる人が絶えないことに驚きを覚えます。
悲運の人生を送った彼女に思いを馳せお祈りを捧げ、この地を後にする自分です。
   

再び、大原のバスターミナルに戻る頃。いよいよ空模様が怪しくなってきました。少しお腹も空いたのでバス停のすぐ近くにあるアウトドアのお店「PICNIC」さんで「畑のたい焼き」なるものを「ぶどうジュース」と共に頂きました。畑で食べるオーガニックフードがメイン。今回のたい焼きも新鮮な野菜と濃厚で分厚いチーズは食べ応え充分。
  

ベンチに腰掛け、のんびり気分で味わっているとついに雨がポツリポツリと…
バスターミナルまでは数十秒で行けるので問題ないですけどね。しかし、結構な降り方です。それはまるで、自分の大原でのアクションが全て終えるのを待ってくれていたかのように。


降りしきる雨の大原を後にバスに乗り込んだ自分が出町柳に舞い戻ったころ、何とも都合よく、雨も止んでいました。先日のブログに書いた通り、「であいもん」のバス停や交差点のロケハン撮影も無事に終える事ができてホッとひと安心です。

ラストは、お決まりの「うさぎ山(桝形)商店街」に“ただいま”の報告です。「鮮魚・さが喜」さんで商店会長さんと少し、お話し。井上果物店さんでバナナを、鳥扇さんでカラアゲを、いづもやさんでおからクッキーをそれぞれ購入。
   
平日の夕刻だというのに「ふたば」さんはまだ、行列が残っています。
若さばちゃんも“今日も元気だ!”

800年の時を超え、舞台めぐりをしてきたような不思議な感覚。雨に当たらなかった幸運。建礼門院の慈悲とおかげを頂けたのだと手前勝手に決めつけ、改めて今夜、有り難くぶぶ漬けを頂くとしましょうか。
  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする