
キャラクター開発会社に勤める篠崎拓馬は入社1年目の新人。まだまだ不慣れではあるが、入社3年目の小さくて可愛い先輩、片瀬詩織里に癒されたり励まされたりしつつ、仕事に勤しむ日々を送っている。
後輩想いで褒め上手な詩織里が何かと篠崎を気遣ってくれる。自然と距離感近め、どこか天然なその振る舞いに、篠崎は毎日癒やされつつも意識しっぱなし。
ある日、企画発表会を控え、緊張している様子の拓馬に、詩織里は緊張がほぐれるよう、あるおまじないを試みる。そのおまじないとは...。
果たしてただの先輩後輩から、ふたりの関係は変わっていくのか……?
お砂糖系オフィスラブコメ、はじまります___




詩織里『おおっ!さすが篠崎さん!』
篠崎『せ…先輩!』

篠崎『もう会議終わったんですか?』
詩織里『はい。思ったより早く終わりました』

『篠崎さんこそ頼んでおいた仕事もう終わったんですね。素晴らしい仕事っぷりです!』
『あっ…いや…普通に作業したまでなので、そこまで褒めなくても…』

『普通だと、褒めちゃいけないんですか?』

篠崎『普通でも褒めてほしいです』

詩織里『よろしい!』

詩織里『本当に篠崎さんは、私の自慢の後輩さんです』



篠崎〈うちの会社の先輩は…小さくてかわいい〉

『明日、新人の企画発表会があるので空き時間に練習を』
『懐かしい!私もやりましたよ』

『うっかり資料の表示を間違えてしまって…』

『でも!こうして今仕事できてるんで。安心して頑張ってください!』

(謎の励まし!)
『ありがとうございます先輩。でも俺いつも本番が近くなると異常に緊張してしまって…』

篠崎『手に“人”って書いてのむといいとか聞きますけど、どうなんですかね?やっぱ迷信なんですかね?一説には手のひらにはツボがあって、人という字をなぞる事でツボが押されて…』

『篠崎さん!』

『ん?』

『ほぐれますように…』

『先輩特製、人の字です。どうぞ、召し上がってください』


(ちちち…近っ!先輩の小さい手が、め…目の前に!)

『も…もったいなくて食べられないんですが…』

詩織里『足りなければまた作ります。たくさん食べていいんですよ』
篠崎(圧倒的奥さん感!)

『で…ではあの…遠慮なく』

『んっ…!』

『あっ…えっ!?くすぐったかったですか?鼻息が』
『あっいえ…だだだ…大丈夫です。どどど…どうですか?』

『はい!頑張れそうです!ありがとうございます先輩。明日の本番前も、よろしくお願いします!』

『お安い御用です。お任せください!』

アイキャッチも、いちいち可愛い。更に、セリフも加わると視聴者の脳みそへの破壊力は桁違い。








詩織里『この段ボール、持ち上げると結構重たいですね』
篠崎『先輩!俺手伝います!』

『そもそも叱るはあっても“怒る”は…あっ!そんな事より篠崎さん!』
『はい!』
『最近、ちょっと報告不足ですよ!』
『えっ!?』

(報告不足!?仕事の仕方、何か悪かった?)
(っていうか…俺今、叱られてる!?)

『頑張った事は、きちんと報告してくださいね』

『が…頑張った事…ですか?』
『そうです。一生懸命にやってくれた事。見落としたくないじゃないですか』
(こんなお叱りなら、いつでも受けたい!)

詩織里『先輩は…』

『褒めるのも…』

『仕事なんですから』

『フフッ…』

篠崎『じゃあ…次頑張った事があれば…』

『私も、見落とさないよう見てますね』

『ありがとうございます』

『さあ、オフィスに戻って仕事の続きですよ~!』


登場人物も然程、多くなく、緩く甘いストーリーはラブコメアニメの王道。
アニメだと解っていても「そんな先輩、おらんやろ!」と突っ込みたくもなるのですが、それは仕事で疲れた脳みそを休めるためのアニメなのだとも言える訳です。










アニメーション制作は、あの『project No.9』さん。流石です!










何も考える必要はありません。
疲れた脳みその思考を停止させ、見ているだけで糖分を補給してくれるアニメ___
小さくて可愛い先輩は、視聴者も存分に癒してくれます。