これは観るだけの映画じゃない!視覚、聴覚そして皮膚感覚と持てる感覚をフルに使って感動すべき映画。それが___
「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」
――久美子先輩って優しいですね。
主人公・黄前久美子が2年生に進級し、吹奏楽部へ「後輩」たちがやって来る。
一筋縄ではいかない後輩との関係を通して、久美子が得たものとは――。
チューニングOK、センパイ?
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。
2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。
一見すると何の問題もなさそうな久石奏。
周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。
そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。
自身のことを語ろうとしない月永求。
サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。
「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?
北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタートする!
コンクールでは実に1曲まるごと、約8分45秒(間違ってたら、ごめんなさい)にも及ぶ圧巻のノーカット演奏。
このアニメは京アニに拠る他の追随を許さない神作画を観させるだけでは飽き足らず、聴くためのアニメである事も観衆に知らしめた作品ですね。
作画のクオリティも相変わらずです。
大吉山で麗奈ちゃんがトランペットを吹くのですが、持参していたペットボトルに堪らず感動する自分です。ボトルの中の水に映る夜景の反射光。この仕上がりには頭が下がります。
劇場版と言う事で京アニファンには、駆け足のストーリー展開にかなりの尺不足を感じられただろうと容易に推察できます。もぅ少し、各キャラの苦悩や葛藤、そして躍動を掘り下げて観たかったな~と自分は思います。
優子部長が黒板に書かれた目標を書き直し、部員に覚悟を示すシーンはカッコよかったですね。そして、その一連の行動を脇で見つめる滝先生の表情も見事でした。なんだかそれだけで胸が熱くなります。
感想を書き始めるとキリが無いですね。
関西大会を観に来たOG・香織先輩の大人感が、素敵です。当時“マドンナ”と呼ばれていた事が正しかった事を証明してくれたように感じました。
デカリボン部長とポニテ副部長の掛け合いをもっと堪能したかったなぁ~。と言うよりも、南中カルテットのカラミが見たかったです。次回作「久美子3年生編」では残念な事に、彼女たちも卒業している訳で、そのやり取りがもぅ、見れないのだと思うと少し悲しいですね。もしかしたら自分は、無意識のうちに北宇治カルテットと同等かそれ以上に南中カルテットを愛おしく思っているのかも知れません。
2019年春の劇場公開から1年以上を経過してやっと、自分は視聴完了です。
「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」
「ねえ、奏ちゃん」
「なんです?」
「もっと観たい?」
「もっと観たいです!もっと観たくて死にそうです!」
久美子3年生編の制作を決意した瞬間である___(なんちゃって~)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます