「放課後ていぼう日誌」（景色もお話も素朴だ）

これぞ正しく、夏アニメに相応しい。
本来であれば春に放送される予定だったのですが、このアニメに限って言えば“結果オーライ”ですね。
春には第３話まで放送されたものの、仕切り直しの今季は改めて第１話から放送してくれたのも嬉しい計らいでした。

製作は日常アニメには定評のある、我らが動画工房さん。釣りの知識を作中に散りばめながら、素朴でほんわかとしたストーリー展開に視聴者も癒されます。
　　　

田舎に引っ越してきたばかりの新入生・鶴木陽渚は手芸が好きなインドア派。入学前のある日、海沿いの道を歩いていると、堤防の上でふらふらとしている人影を見かけます。熱中症かと思った陽渚は慌てて駆け寄るのですが、その女性は「釣りをしていた」との事。黒岩と名乗る彼女は、陽渚と同じ高校の先輩だと言うのですが……。
　　　

しかし！
背景の描写がとにかく美しいです。ストーリーもキャラもほんわかとして安心して見て居られるのですが、このロケーションも素朴で癒されます。
　　　
　　　

ロケハン現場は、熊本県芦北町。残念な事に今年は、豪雨災害にも遭われたようです。何も出来ない自分ですが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げますと共に一日も早い街の復旧を願うばかりです。


この夏、安心して見て居られる。気持ちが和む。そんな癒されたい視聴者に是非ともお勧めしたいアニメが、これ。「放課後ていぼう日誌」です。