覚せい剤所持について

昨日、日大アメフト部の違法薬物問題についての
記者会見が開かれた。その中で、
違法薬物が発見されたが大学側としては
それが違法薬物であるかどうかがはっきりしないため
学生のヒアリング調査を経てから警察に通報したため、
発見時から警察への通報までのタイムラグが発生したと
説明されたのだが、違法薬物は使用しなくても所持することが
違法であるため、大学側への批判はやむを得ないことと感じる。

私もかつて一時的に覚せい剤を所持したことがある。
私が関わっていた方が路上で覚せい剤を拾われたことがあり、
私が相談を受けた。
私には見たことのない吸引セットとパックされた白い粉だったが
彼は過去に覚せい剤使用歴があったため、間違いないとの説明を受けた。
私は彼を説得し、私が同行して警察署に拾得物として届けたのだが
その際に、たまたま職務質問を受けたり、事故に巻き込まれたりして
所持品を確認して覚せい剤が発見されていたら逮捕されたと説明された。
彼が覚せい剤だと知っていたから覚せい剤だろうと思っていたが
私ひとりだったら覚せい剤も吸引セットも分からないままであり、
今回の大学側の説明と同様、何か分からないものを警察に届けて
初めて覚せい剤と判明したこととなるが、それでも覚せい剤所持に当たる。

警察官は私が支援者であり、故意でないことも理解したうえでも
一応は調書を取る必要があると説明を受け、一日だが長時間の取り調べを受けた。
一方私が同行した彼は、過去に覚せい剤使用歴があったこともあって
何か月にも渡って取り調べを受けることになりどんどん疲弊していったのを覚えている。
私は今後のために、どうすればよかったのか尋ねると
覚せい剤や拳銃など所持だけで罪になる場合は、本物かどうかは分からなくても
触らずに警察署に届けてくださいと説明を受けた。
このブログを読まれた方だけでも知ってもらいたいと思う。