今年もよく頑張ったなあ

いよいよ今年も大みそかを迎える。
毎年この時期になると『今年の重大ニュース』という話題が出るが
今年ほど変化の大きかった年はなかった。
大学を卒業して就職した職場を６０歳を以って定年退職し、
それまでは幼稚園、小学校、中学校、大学、就職と
「朝起きれば行く所がある」生活から解放されて
月に一度の通院を除けば、何をやってもいい生活が始まった。
「自由という程の不自由はない」と言うべきか、
何かをしなければならないと言われると動きやすいが
何もしなくてもいいと言われると、何をしていいのか分からなくなり、
最初は長年年賀状でしかおつきあいのなかった人たちに会いに行った。
その中で「何時に起きて何時に寝てもいい」と言われて
当たり前のことだが、「朝起きて夜寝る」という生き方も
何者かに制御されてきたことに気付く。
そしてずっと自分がしたかったことは何だろうかと考えて
始めたのが宗教とブログ。

宗教は親がやっていたことで、今ニュースでよく耳にする
宗教二世だったが、長年宗教がまったく理解できなかった。
たまたまおつきあいした妻が創価学会の信者で
両親がやってきた宗教を否定されることで
両親の生きざままでもが否定された気になってきて
言い返すために読み始めた書籍や教話のテープを聞いて
信心が分かるようになり、夫婦で別々の宗教を続けている。
これまでは週に１回を目標に参拝を続けてきたが
定年退職を機に毎日参拝するようになった。
と言っても１時間かけて教会に向かい、約２０分参拝して帰る。
この生活でほぼ午前中が潰れ、昼からは遊んでいる。

もう一つ続けてきたのはブログで、毎日更新の当ブログ以外に
宗教が異なる夫婦のブログ「よい話をしていく運動」
を毎週日曜更新を目指して書いている。
誰からも指示を受けていないけれど毎日更新するのは大変なことで
余裕のある時に少し多めに書き貯めていても
用事が重なって忙しかったり、病気にでもなれば一気に消化し
追い立てられる生活となる。
過去にはブログを書くことで辛い思いをしたこともあるため
多くの人たちに読んでもらいたいというよりは
毎日２人くらい読んでもらえばいいくらいに思っているが
日によっては１００人くらいの日もあり、何に興味を持たれるのか分からない。
自分は元来善人で、穏やかな性格だと思ってきたが
自分の書いたブログを読み返すことで、意外にイライラしていたり
怒りん坊な一面もあることに気付かされる。
ブログは、５月２９日に書いた『長年の疑問』から始まっており、
よく休まずに続けてこれたものだ。
作家先生のようなプロじゃない分、書くことの無さに、
七転八倒の生みの苦しみを日々を愉しみにしながら
考えて書くことが生活の糧にもなっている気がする。

定年退職をした３月に比べても体調の変化や足を痛めて杖の生活になるなど
変化の多い年だったが、その分退屈をせずに、充実した毎日を送って来れた。
読者の皆様、いったいどちら様なのか顔は見えませんが
今年一年おつきあい頂いたことを感謝しております。
また明日から始まる来年も無理しない程度に精一杯頑張りますので
お付き合いのほどを宜しくお願い致します。
また皆様方もそれぞれに良い年になりますようお祈りしています。