まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

物の命

2024-12-03 | 感想
晴れた日だというのに折りたたみ傘が落ちていた。
ジャンプ式のいい傘である。
カバンの脇にでも差してあったのかなと想像出来る。
しかしこの傘は、落とし主が現れない限り、単なるゴミになってしまうのだろう。
実にもったいないことである。
どうか持ち主が探しに来て持ち帰ってほしいと願う。



最近は、修理をしたり手入れをして大切にずっと使うことがなくなった。
カメラでさえも昔は高価だったから大切に扱ったが、
最近は安くなった分、取り扱いも悪くなり、故障したらすぐに使い捨てられる。
キャンプ用品もそうだ。
最近は、バーベキューのためにセットを購入して使い終わったら持ち帰らずに捨てて帰る。
このことでキャンプ場だけでなく、河原など地元の社会問題にもなっている。
それならレンタルにすればよさそうですが、新品を使いたいようだ。
なにせ安くなったというのが問題なのだ。

以前、高野山に住んでいた時、寺院の名前の入った傘があちらこちらにあり、
自由に使って自由に置いてくるという暗黙のルールで生活をしていたが、
今にして思えば、考えようによっては合理的だったなあ。

前に高槻駅のホームのベンチに忘れてきたビニール傘。
出発時に気付いたので、次の新大阪駅で降りて戻ったけれどもうなかった。
改札口の駅員にも尋ねたけれど、届けられておらず
残念に思ったけれど、第二の人生を歩んでいるならそれでもいい。

落ちていた折りたたみ傘はどうなるんだろう?
ホームレスにでも拾われて第二の人生が始まればいいんだけど
ホームレスは着の身着のままの人も多く
あまり折りたたみ傘を持ち歩いているイメージはないなあ。

そうそう梅田の交差点で拾った「履正社」のネーム入りのボールペン。
このままだと絶対ゴミになると思い、持ち帰って使っているが
そろそろ1年くらいになる。毎日、重宝させて頂いている。

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