ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

ちいさな音で聴こう!!vol.23

2016-03-09 | ムジカと音楽
『ちいさな音で聴こう!!vol.22』の続きです。

本番の音響レンズを設置して音をだしてみました。

厚紙との違いですが・・・正直なとこと判りません!

厚紙で作ったときに書きましたが

トランペットやシンバルといった高域の楽器や

女性ヴォーカルがマイルドな方向に変化します。

その度合いも厚紙のときとあまり変わりません。

この音響レンズが効いてくる帯域は10KHz以上ですが、

これだけ高い周波数になると紙でも十分に剛性を保つことができると思います。

むしろ、薄い金属板で製作した場合には、

金属特有の響きが付帯してしまいます。

ちょっと話は違いますが、

スピーカーのエンクロージャーやアンプの上に重りを置いて振動を減少させることが好きな人がいます。

例えば、スピーカーの場合、音楽によって天板が振動し、

歪成分を生み出していると考えられます。

これを抑えるためにスピーカーの上に重りを置くというわけです。

ここで注意しなければいけないのは重りの重量です。

1~2kgの重りではまったく効果はありません。

振動の発生源はスピーカー自身です。

したがって、スピーカーと同じ重さの重りを載せた場合、

その振動は半分に押さえ込まれるかもしれません。

そう考えると、15cmウーハー搭載のブックシェルフでも5~10kg

38cmウーハー搭載のスピーカーでは50~100kgの重りを載せることになります。

また、重りを載せて振動が半分まで減少しても

それは天板についてだけであり、

側板やフロントバッフル板にはほとんど影響はありません。

総合的に歪成分がとれだけ減るかといえば、極僅かなのです。

このようなことに手間とコストをかけるのであれば

スピーカースタンドをしっかりとしたものに変えたほうが余程効果的です。

話が反れてしまいましたが、

スピーカー関連工作では、使用する場所や周波数を吟味した上で材料の選定をします。

何でもかんでも、重ければよい、硬ければよいというものではありません。

次回に続きます。


お知らせです。

3月30日受注分で30シリーズの生産を終了します。

3月30日までに当社ネットショップでご注文しただくと30シリーズを半額とさせていただくキャンペーンを行っています。

eigyou@musika.jp

までお申込ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする