中国(無錫)の思い出と日本の日常

三年間の中国生活を終えて完全帰国
(2008年10月〰2011年9月)

帰国後の日常生活も。

つづく送別会

2011年09月11日 | 日記
いろいろな人たちとの送別会が続く。

単純にワイワイと楽しい送別会あり。


上層部の人たちだけが集まったVIP専用レストランでの送別会あり。
これは、綺麗で、立派なテーブルに、大ご馳走。
市内の権力者たちも参加しての、豪勢な雰囲気・・・
今後の国家間経済にも影響しそうな会食で、少々、気を遣う。


無錫郊外の田舎、ブドウの里に招かれての送別会。
これは、またまた、庶民の中国人らしい楽しさが漂う宴。
4世代が一つになって、伯父さん、伯母さん、叔母さん、従姉だ、姪だとか・・
誰が誰だか解らないけれど20人近い人数。・・・・みんな、ニコニコ。
丸いテーブルに、赤いクロスを敷いて、その上に、手作り中華が並ぶ。
オジサンはプロのコックさんだったとか。
無農薬の安全なものを使っているとか。
肉にも魚にも、骨があるから、気をつけて!・・・とか。
いろいろな気遣いが伝わってきて、感激。
午後には、畑から掘ってきた里芋を、庭で鉈を使ってこしらえてくれる。
その里芋は、黒砂糖のス―プ味で煮込まれて「おやつ」になった。
初めて食べた味だが、とっても美味しかった。
90歳近いお婆ちゃんまでが、一所懸命、接して下さる。


どの送別会も、楽しい。

でも、楽しければ楽しいほど、別れることが切なくなる。

国が違う・・・・なんて、ことは、問題ない。

でも、もっと簡単に行き来が出来たらいいね~・・・と、言いあった。

「どこでもドアが、ほんとにあったらいいのに・・・」と、言う彼女たち。

私は、この無錫で、数えきれないほどの優しさをもらえたのだと思う。

カタコト中国語と、つたない日本語が混ざって、こころが温かくなる。

まだまだ送別会が続きそうだけど・・・
・・・・涙は見せないようにしよう。