中国(無錫)の思い出と日本の日常

三年間の中国生活を終えて完全帰国
(2008年10月〰2011年9月)

帰国後の日常生活も。

日本で感じることは・・・

2011年01月29日 | 日記
昼間、街を歩いていると、実に、老人たちが目に付く。
まさに高齢者社会が始まっていることを実感する。
もちろん、若い人たちは会社に行ったり建物の中で仕事をしてるのだろうけど・・・・
60歳以上と思われる人たちが黙々と動き回っている。
仲間同士で動いてる姿も、あまり見当たらない。
ほとんど、単独行動か、介護人らしき人との二人組みだ。
そのためか、会話らしき話し声など聞こえない。

とても、静かだぁ~。

道路沿いに公園などもたくさんあるが、
みんな健康を考えてるのか、それぞれ身体を延ばしたり体操しながら歩いている。
小さな子供を連れた親子連れなんて、土日で無い限り見ることも無い。

東京の中でも、ここは高度成長期の始まりといわれた高層住宅の団地族の集合地域だ。
人気の団地に入れて華やかに住み始めた人たちが、すでに40年も経って・・・・
今は・・・・・・・・ただ淡々と。
老後の不自由さも・・・受け入れながら生きてるようだ。

・・・・年月は、無情にも動いていくものなり。

東京は予想してたより暖かい

2011年01月19日 | 日記
東京へ着いてから毎日、暖かい日だと思う。

今年の無錫の寒さに身体が慣れてしまったからだろうか?

それとも、無錫並みに着るものを着ているからだろうか?

東京の人達は「寒い 寒い」と、言っているが・・・・・
私は「こんなの寒いと言えないよなぁ~」なんてブツブツ言ってる
スーパーなど暖房してるところに入ると、汗がでてくる

日本の中でも、各地で雪の被害がでている・・・
 
無錫でも、いっそうの寒波が来て雪が降ったとか・・・

いつどこで、雪害だ、雪崩だ、水害だと起こるかわからないような近頃の地球。

いったい、今後、どうなっていくんだろう・・・・

地球自体も長い長い生命があって、少しづつ少しづつ退化してるのかな~?

人間が居る限り、何処にも被害をおこさない地球であってほしい。
(とてつもなく無理なことを考えてる、東京の一日)

やかん付きストーブ・・・

2011年01月14日 | 日記
南長街の古運河沿いを散策する
 
運河沿いに古い建物が続くが、次々と壊されて新しい建物が建って行く。

新しい建物も、昔からの風情を残そうとしてるのがうかがえる。

白壁も薄黒く汚れたように塗り、瓦も古そうな感じの物を載せて・・・

もともと建ってた建物と雰囲気を良く似せてある。

運河を生かした古典的な歩行街ができあがるのであろう。

もうすぐ、無錫の人気の観光場所になりそうだ。


しかし、古い建物に長年住み続いてきた人たちは、どう思っているのだろうか?

立ち退きを迫られているのか、ゴミでいっぱいになってる建物や、レンガ放り込まれた建物がある。
それでも、何事も無いかのように、暮している人たちも何人も居る。
空き地に野菜を作っている人も、鶏を飼ってる人も、外で小さな洗濯機を回してる人も・・・・


そんな中で、目についた、このストーブ。

上の中央の穴から薪を入れて燃やし、その傍らに水を入れる小さなふたがある。
かなり、たくさんの水を入れられるみたい。
薪が燃えて周りが暖かくなった頃には、お湯が沸く仕掛けのようだ。

おばあちゃんが、籠に入れた紙くずや薪を土間から運んできて、焚きつけ始めた。
紙が少ないのか、薪が少ないのか、なかなか火がつかない。
やっと炎が上がった時は、思わず・・・歓声(*^_^*)
おばあちゃんの「しもやけ」で真っ赤になった両手が痛々しい。
ず~っと握ってて温めてやりたかった。


新年無錫の山登り

2011年01月11日 | 日記
学生さんたちと錫恵公園にある山に登る。

空気が冷たい朝9時半。

公園の正規(?)入場門付近はまだ工事中で、集合場所としてはわかりにくい。
この公園、入口が三か所あるのに、みんな、それぞれ覚えているところが違う。
携帯電話で連絡取り合いながら集まってくるが、予定時間よりも1時間近く遅れて全員集合。
全員と言っても、たった8人。
途中で来るのをやめた人もあり、とか。
こういう点は、実に中国人らしい(笑)
山に登ると言っても、若者たちはバッグを持ったり、買い物袋を下げたり・・・
ほとんど街中歩きの格好。

低い山だ、とは言っても、山は山。

滑りやすい石の階段が、頂上まで続いている。
登る人が多いせいか、石もかなり擦れて滑りやすい。

ハァー・ハァー言いながら一気に登っていく。

登り始めるまでは、超、元気の良かった60代の男性指導者。
次第に無口になって、10段ぐらい上がる度に止ってしまう(笑)
「10年前に、この山は登ったけど~、もう~、次は登らない」って(笑)

途中、岩に囲まれた池のような水溜りがあった。
汚い水で氷が浮いてる。
昔は、「天下二泉」と言われるほどの綺麗な清水が湧いていた山なのに・・・。

地球の自然って、こんなにも変わってしまうものなのかと恐ろしくなる。


それでも
「これが温泉だったら好いのにね~・・・・」って、言いあった。

地球の自然さを壊してでも、人類の過ごしやすさを追求していく人間。

次々と出来あがっていくコンクリートビルを遠くに眺めながら・・・
少し複雑な思いで、中国の山から下りてきた。

常州の超大型レストラン

2011年01月10日 | 日記
無錫郊外のバス停車場「楊市」までタクシーで行く。

そこの近くに住む無錫人に迎えに来てもらった。
まずは、中国の人のマンション宅に訪問。
立派なソファーに囲まれ、世界各国から集めた置物などが飾ってある。
毎年、年末年始には若者が帰ってくるが
普段は熟年夫婦二人だけで住んでるそうな。
若者が集まってきた、その日は、超・活気あり(笑)

日本の家庭の雰囲気と、ほとんど変わらないなぁ~と、思った。

中国語、日本語、メチャクチャ言葉で、いろんな事を話す。
またもや、はじめて会う人が三人。
だんだん増えてきて総数8人となる。

夕食に行こうということになって、8人乗りの高級車に全員で乗る。
600万円以上する車だ、とか。(金持ちだなぁ~)
道路は広いし快適にスピードはあがる。
 
すぐに、常州市に入った。
常州市も、広い道路がず~っと続いている。
カナダか、どこかの外国を走っているみたいな錯覚に陥る_^;

案内されたところは、どでかいレストランでした~(笑)


「常州夏岩三勤生?酒店」
大仏あり、ジャングルあり、竹林あり、桃、さくらの花盛り。、
紅葉あったり、池あったり・・・皇帝専用のようなVIPルームまでも。
全部、人工的につくったもの。
ワニがいたり(これは本物)、船があったり、なんでもかんでも集めた感じ(笑)
 
壁には、中華メニューがズラーっと。

注文した後は、ジャングルのような庭を散策して遊ぶ。
一運動したあとに宴が始まる。

ピータン、ふかひれ、鴨だ、アヒルだ、カエルだ、スズメだ・・・・って。

スズメの丸い頭が、そのまま付いているのには、ちょっと、m(__)mm(__)m

しかし、勇気をだして・・・・・食べました。
(スズメのアタマ分だけ賢くなったかも(^_^;))

それにしても、こんなに大きなレストランを作るなんて、さすが、中国人だなぁ~

豪華な一日でした。(それもこれも無錫の人から人へと知り会えたおかげ!)

気になっていた食べ物にチャレンジ、チャレンジ。

2011年01月06日 | グルメ
南禅寺の露天で窯に入れて焼いてる、「せんべい」みたいなもの。
いつ見ても、客が並んでいる。

美味しいのかな~?

野菜市場の帰りに、毎回、気になって気になって(^_^;)
窯の傍に寄っててしまうm(__)m

窯は真っ黒に汚れているし~・・・m(__)m
再生油で揚げているのかもしれないし~・・・m(__)m
何が入っているのかもわかんないし~・・・・

でも、なんだか香ばしくて美味しそう~(^_^;)

「2011年・新しい年に新しい事、挑戦!」

並んで買ってみました。
「3个10元」
寒風の中、アツアツを恐る恐る口に入れる。
「美味し~い!」
ゴマがいっぱい付いててカレー味だ!
パキスタンで食べた「ナン」みたい。
「気にいったぁ~!①」(*^_^*)

ついでに隣の店の「おこし」らしきものを買う。・・・これも初めて。
こちらも温かい。
ピーナツが入っているのと、ゴマが入っているのを買う(合わせて10元)
甘すぎずに、サクサク・パリパリ、良いお味~。
「気にいった~!②」(*^_^*)

挑戦続きに「黒クワイ」を買ってみた。
これも昨年から、ず~っと気になっていた食材。
真っ黒い皮をむくと、中は、白くて丸くて平べったい。、
日本のクワイとは違うけど・・・・
食べ物であることは間違いないし~・・・・
薄切りにして、シメジと青菜と一緒に炒めてた。
シャキシャキして美味しい。
「気にいった~!③」(*^_^*)


次に挑戦してみたいもの。
海産物のところに売っているもので「クラゲ?」らしきもの。
買ってるオバサンがいたので、どうやって食べるのかと聞いたら(中国語で)
答えは、首をかしげて「チンプートン!」

あ~あ、通じない!・・・・m(__)m

でも、でも・・・・・
次は絶対、あのクラゲみたいなものにチャレンジしてみたいわぁ~
(誰か、調理法教えてくれないかなぁ~)




無錫の家族と談笑

2011年01月05日 | 日記
ひょんなことで知り合った、生っ粋無錫人の5人が来訪。
母、息子、伯母、従妹、従姉。
こういう血筋関係は、実に仲が良い。
み~んな、ニコニコしながら談笑する。
他人の私までを一つの家族のように接してくれる。
中国語、日本語が飛び交うけど・・・・
上手に通訳できる日本語堪能者も居るし・・・・
飛び交う言葉って、全部理解できなくっても問題無いのかもしれないね。

5人の中の2人は、現在、東京に住んでいる。
年末年始の休暇で無錫の実家に帰ってきたとのこと。
東京の有名大学を卒業して日本企業に就職。
もちろん日本語ぺらぺら。
容姿端麗・頭脳明晰、その上、細かい気遣いや優しさもあり。
こんなに素敵な女性たちが、無錫で生まれ育ち、東京で働いている。
実家に帰省した時は、日本の良さや楽しさを無錫の人たちに話す。
無錫の現在の環境や状況も、よく把握している。
習慣の違いや言葉の不自由さも、異国に居る私に気遣ってくれる。

 
ほんとうに「ありがたい」ことだ。

最後に無錫語と中国標準語の違いをいくつか教えてもらった。

「謝謝」・・・・無錫では「ジャジャ」

お茶を飲みながら、みんなで「ジャジャ二ー」「ジャジャ二ー」言い合って笑った。

楽しい半日は瞬く間に過ぎて、別れが辛くなる。

再会の約束をする。
「再見」・・・「再見」「再見」「再見」
「再見」って素晴らしい言葉だなぁ~・・・・・・と、思う。

2011年(平成23年)も海外で迎える

2011年01月04日 | 日記
海外で迎えた正月って、これで何回目だろうか?
(日本の正月を思い出して、ちょっと感慨にふける)

今年は上海がメイン。

無錫から上海へ。

年末に日本からきた息子、娘と一緒に家族で新幹線の特等席(VIP)に乗る。
想像してたよりは狭い空間であった。
運転手さんの運転状況と、猛スピードで走るレールの迫りかたは迫力あるけど。
「リクライニングで優雅に~・・・」と、いう感じではない。
一等席と違う点は、飲み物を持ってきてくれる事(缶コーヒー)(笑)

ホテルは「上海・五つ星」
新しくて清潔で綺麗。水周り完全整備。ウオッシュレットあり(笑)
朝食付きバイキングも、日本人好み。
洋食、中華、日本食のレストランも、それぞれ素晴らしい。

上海で泊まった、今までのホテル中では一番良かった(笑)

リニアに乗るが、なぜかスピードがあまり上がらない。
最高時速、302キロを境に、だんだん落ちてしまった。
これって、なぜ?
前に、リニアに乗った時は、確か、最高400キロ以上だったような覚えか・・・??

帰宅後、ネットを見たら、年末にリニアが突然立ち往生したとか・・・これが原因?


帰りの新幹線の方はハイスピード型。
「322キロ」まで上がった。
リニアよりも速い新幹線ができていく・・・・・・
リニアって、今後開発していく必要あるのかな~?
(日本のリニア構想を考える)

正月三が日が終って、無錫も平常が始まる。
無錫の人混みも凄いが、上海の人、人、人の人数はこんなものではなかったなぁ~と思いだす。(*^_^*)