栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

功徳

2012年06月08日 | 教え

功徳(くどく) という言葉を 聞いた事があると思います。

よくお坊さんが “あなたはいい功徳を積みましたね” と言います。

それでは功徳とは・・・?

徳を いっぱい積む と言う意味で 良い事をいっぱいすと事です。

相手が喜んでくれる事や 相手が感謝してくれる事をすると 空の上から 見ている神様・仏様が “あなた偉いね~ 良い子だね~” と言って

功徳を積んだ分 いいえ それ以上 その倍以上のご褒美をくれます。

そのかわり 人を妬んだり いじめたりすると 空の上から見ている 神様・仏様が “それはいけない事だよ~” と 人にした分以上に 怒られてしまいます。

良い行いを沢山している人は 神様・仏様から沢山のご褒美をもらえる為 自然と笑顔に包まれ 幸せを感じる事が多くなります。

徳を積むと言う事は 難しい様で 実はとても簡単な事です。

尊い大切な 1日 1日を 空の上から見ている 神様に怒られてしまう様に 過ごすより

神様に 沢山褒められるよな 人生を歩んでいきたいですね。

神様・仏様は いつも見ています あなたのことを・・・

      合掌    栄久山 妙善寺

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木魚

2012年06月07日 | 教え

“ポク ポク ポク”  お経を唱えている時に リズム?

お坊さんが叩く 木魚(もくぎょ) という法具があります。

妙善寺では 日蓮宗なので 木魚ではなく木鉦(もくしょう) という法具で “カン カン カン” と高い音で叩きますが 日蓮宗でも 昔は 木魚を叩いて お経を唱えていました。

日蓮宗は 比較的 早いお経を唱える為 “ポク ポク ポク” と ゆっくり叩く 木魚より “カン カン カン” と早く叩ける木鉦が 使われるようになりました。

木魚はもともと 禅宗の法具だった為 日蓮宗は木鉦にしたなどと 諸説色々あります。

木魚は いったいどうして 生まれてきたのでしょうか?

木魚は 読んで字のごとく 魚をかたどっています。

魚は 目を夜でも閉じずに泳いでいる事から 古来は 眠る事のない生き物だと 思われていました。

その為 どれだけ厳しい修行の最中も 眠気に襲われることなく 修行を行えるように 魚にあやかった事から 木魚が誕生したと 言い伝えられています。

また木魚は 魚の鱗がそのまま彫られていて 口には 丸い珠を くわえています。

この珠は 煩悩を例えていて 木魚 すなわち 魚の背中を叩く事によって 口にくわえている 煩悩を吐き出すと意味されています。

なるほど~

無心になって お経を唱え 木魚を叩いていると 私達の煩悩が 消し去られていくわけです。

そういう事を知ると あの “ポク ポク ポク” も眠気を襲うリズムではなく ありがたい 音色に聞こえてきます。

私達の煩悩も 口から叩きだす為に 心静かに 手を合わせて “ポク ポク ポク” と手を合わせてみては いかがでしょうか・・・

どこかの お寺で “ポク ポク ポク” と聞こえてきたら 静かに そっと 手を合わせて下さい。

きっと あなたの煩悩を祓い 幸せを運んでくれますよ。

      合掌    栄久山   妙善寺

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戌の日 (いぬのひ)

2012年06月06日 | 教え

日本では古くから 妊娠五ヶ月目に入った戌の日に 妊婦さんが 腹帯を巻いて 無事出産が出来るように 安産の祈願を行う風習があります。

でも どうして戌の日に 安産の祈願を行うのでしょうか?

それは 十二支の戌は 犬である事から 犬はたくさんの子供を産み 更にお産が軽いと言われ 昔から 安産の守り神様とされてきました。

それから 神社の狛犬様は鳥居の前で 悪いものが入ってこない様に 守ってくれています。

犬神様は 邪気を祓い 守ってくれるので 無事我が子を産みたいと思う 母親や家族の思いが込められ 戌の日のお参りは 大切に受け継がれてきました。

妙善寺でも 安産の神様 鬼子母神様が 祀られていますので 昔から 大勢の妊婦さんが 安産祈願に訪れています。

現代では そういった風習も 簡略化されてきているようですが 子供を産むお母さん 生まれてくるお子さんにとっては 人生に一度の大切な行事です。

お子さんを授かったお母さんは 自分が子供を授かるまで 大事に育ててくれた 両親に感謝をして これから生まれてくるお子さんの未来を願って 戌の日にお参りをしてみて下さい。

神様がきっと 守ってくれますよ。

        合掌    栄久山 妙善寺

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合掌

2012年06月05日 | 教え

仏教では 手と手を合わせ祈る姿 合掌の姿が最も尊い姿です。

なぜ人は 手を合わせるのでしょう。

右手は 清浄の世界 (神・仏) をあらわします。

左手は けがれの世界 (欲やこの世) つまり自分の心をあらわします。

左手と 右手を合わせる事により

右手の世界(神・仏)に 自分の心が到達する事を祈る事が 合掌の姿です。

人は 手を合わせると 自然と 目をつぶります。

これは目に見えない 神様・仏様を 身近に感じ取りたいと願う心なのでしょう。

一心欲見佛 不自惜身命 (いっしんよくけんぶつ ふじしゃくしんみょう)

心が清らかな人には 神様・仏様は 必ず感じ見る事が出来ると お釈迦様は言っています。

あなたが 心、清らかに 手を合わせて祈る時 

あなたの前に お釈迦様・神様・仏様・数え切れないほど多くの 神様・仏様の ありがたい光りで 満ち溢れています。

もし辛い時や 苦しい時は 苦しみの左手を 右手にそっと合わせて下さい。

右手(神様・仏様)が あなたの心をあたためてくれます。

願う時も 合掌

感謝をする時も 合掌

人は 合掌に始まり 合掌に終わります。

     合掌    栄久山 妙善寺

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2012年06月04日 | 教え

大きな夢や 目標はありますか。

夢や目標を 達成するには 大変な苦労と努力が必要です。

夢がなかなか 達成できずに 途中であきらめてしまう人もいます。

それでも夢は 大きくもたなくてはいけないもの

夢は小さいより 大きければ大きいほど いいのです。

大きな夢をかかげたら 夢に向かって コツコツと清らかな心で 毎日努力する事が 成功の道です。

そうすれば どんなに大きな夢も 必ず叶う日が来るものです。

努力をせずに 成功する 道はありません。

ずるい事をして 早く成功した夢は 長続きはせずに ダメになってしまいます。

夢を諦めず 毎日頑張って 努力を重ねている あなたにだけ 成功の神様が 微笑みます。

    合掌    栄久山 妙善寺

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