新年最初の週ということでゆっくり練習ということも兼ねて少年部では『力の調節』をテーマに蹴りを練習しました。
そうすれば普通の練習の中では恨みっこなしの健全な組手ができますね。
大人も子供も間々いるのが全力投球タイプ。100しかありません。バテてもその中の100を使います。破壊力が許容範囲内であれば至極扱い易いタイプ(笑)
しかし強者相手にならまだしも誰にでもやってもらっちゃ困るのです。一般部になると骨折や筋を切るなんて事故に繋がります。実際何件かありましたし…そうなると恐怖が勝ってしまって続けられなくなります。
自分の最小と最大を知る。そこから力を100分割してもらえば。まずは半分の力を出せるように。そこから3割や7割と。
私はドラクエ世代ですがこのRPGをきっかけにゲームに冷めてしまいました。(たまに懐かしさでプレイしてしまいますが)
私が一番ハマったのがドラクエ3。ある日勝手に勇者に任命された16のマザコン少年(とはいえちゃっかり前夜から勇者の格好で寝て目覚めております)が極めてケチな王にお駄賃貰って魔王討伐に行かされる感動巨編です。
勇者様にこの仕打ち。通貨価値は分からんが16まで温めたなら外交ルートなり駆使してええもん渡したらんかい。ドラクエ世界の国々は基本鎖国らしい。
一歩外に出ると魔物蠢くフィールド。
勇者の生まれる地は必ず世界最弱層モンスターフィールド。
最弱モンスタースライム。HPは6程度。それでも最初は一撃で倒せなかったりします。しかし…
ラスボスに挑める程の強さになりましたがママ恋しさに帰ってきました。そこに臆せず現れたスライム。
すげえ度胸だ。
そこで勇者の一撃を検証してみます。
アホですわ。
HP6に176ダメージ。常に全力。私はこれに所詮機械よのと冷めたワケです。小石投げつけたって倒せるでしょ。それを伝説の武器で無慈悲に100%でございます。魔王に繰り出す一撃と同じ一撃をスライムに。実は一番凄惨なホロコーストを敢行しているのは勇者御一行だったりします。魔王さん実は余り人間に手を出さないので。ケチ王のとこのラッパ隊が数人消されただけです。
とまあこんな感じで勇者スタイル組手をする人がいるワケですね。機械とは違うのでそこは機微を働かせなあかんのです。帯が上ならそれは義務とも言えます。そしてそれが気の周り方だなんだに繋がるのかなあなんて感じるのですが。強い人は優しい、とはこの事だと思っています。則ち合わせられる。
そうすれば普通の練習の中では恨みっこなしの健全な組手ができますね。
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます