自身で作成したデータを紹介するシリーズの第2弾は、
高校野球千葉大会の年度別ベスト8進出校一覧です。
夏の千葉大会(千葉予選ではなく、あくまでも千葉大会です)の組み合わせも決まりましたし、
タイミングとしてもちょうどいいでしょう。
かつて、歴代の千葉の高校野球の歴史について追えるサイトがありました。
面白かったのですが、いつの間にか閉鎖してしまったようです。
だったら自分で作ろうということで、
手元にある『蘇る熱闘』(広川善任著、千葉日報社)をひもとき、
新制高校による千葉県高等学校野球連盟が結成された1948年(昭和23年)以降の大会の
ベスト8校をご紹介していこうと思います。
ちなみに、『蘇る熱闘』は1948年から1981年までの千葉の高校野球の歴史が
事細かく書き記されている分厚い書籍です。
子供の時、クリスマスプレゼントで親にせがんで買ってもらいました。
当時から変態的な趣味嗜好の持ち主だったことが分かります。
さて、まずは1948年~1952年の春季・選手権地方大会・秋季大会の8強を並べてみました。
春季大会は今でこそブロック予選を勝ち上がった学校により優勝が争われますが、
当初は選抜制で、理事会によって出場校が先行されていたようです。
学校数も少なかったので、会場もしばらくの間は各地の球場の持ち回りでした。
さて、選手権はこの年から埼玉と二次大会の南関東大会を争い、
勝ったチームが甲子園キップを手にしていました。
前年までは神奈川と3県で1ワクを争っていましたが、この年から神奈川が独立。
1936年にこの組み合わせとなってからは千葉が5回、神奈川が2回と 千葉優勢だったので
『蘇る熱闘』によると県の野球関係者から不満が出ていたようですが、
出場校数が千葉23、神奈川41であったことですぐに静まったようです。
赤色は甲子園出場校。1950年の千葉一(この年からナンバースクール制を採用)が出ているのは、
この南関東大会を勝ち上がったからです。
当時は県大会で負けても、二次大会で勝てばOKでした。
ちなみに二次大会は1948年が2校、49年から4校となっています。
埼玉との南関東、茨城との東関東の二次大会については、 いずれまとめたいと考えています。