加納悦子さんのリサイタル

前回の日記の続きです。
美容院やらに行ったあと、コンサートに行ったんです。
川口リリアで、メゾソプラノの加納悦子さんのリサイタルを聴いてきました。
どうだったかというと、

もう、すっっっっっっっっっっっっごく

素敵でした・・・

今回のテーマは『モーツァルト』なので、全部がモーツァルトの歌曲という、初めてきくプログラム・・・
加納さんだからきっと素晴らしいだろうけど、でもこんなのって聴いたことないや、どうなんだろう・・・と思ってわくわくしつつ、ドキドキしていたら、

あぁ・・・・
生きてて良かった・・・

誰でしたか、
『死ぬという事はモーツァルトが聴けなくなることだ』
と言ってた人がいましたが（アインシュタインだっけ？違ったっけ？）

ああいう演奏を聴くと、そうかも・・・と思ってしまいます。

ああ、死にたくないなあ、こういう演奏が聴けなくなるなら・・・と、加納さんの歌を聴きながらぼんやりと思っていました。

二曲目の「Ｒｉｄｅｎｔｅ　ｌａ　ｃａｌｍａ」
で
もう泣けてしまって・・・
この曲、よく聞く曲なのに・・・こんなに良い曲だったの？

この感動を、何て言ったらいいんだろう？
言葉になんて出来ません。なので、大した感想が言えないですけどね。
とにかく、今、この方の演奏が生で聴ける時代に生まれてきた良かった、と心から思っています。

私が客席で聴いてた時、ピアニスト、Ｔさんが隣にいたのですが、彼はまさに、『もろ手をあげて』拍手してました・・・
テンション上がってますね、と言ったら、いつもはおっとりとしている彼なのに、

「 あがりますよおおぉぉ～」

そうでしょう、そうでしょうとも・・・！

で、私はどうだったかと言いますと、その日の晩、興奮して全然眠れませんでした・・・
おかげで翌日、ちょっと体調悪かったです（苦笑）

今回はモーツァルトのみでしたが、もちろんもちろん、モーツァルト以外も素晴らしいんですよ・・・！！
前回きいたときの、加納さんのリサイタルでは本邦初演シリーズ、といったような、聞いたことない歌曲ばかりだったのですが、もうめくるめく『加納ワールド』に呆然としてしまいました。

ああ・・・また行きたい・・・





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