ソプラノ歌手 中川美和のブログ

ソプラノ歌手 中川美和のブログ

本番終わりましたよ~。

2011-02-01 23:30:10 | コンサートのご案内&ご報告
本番終了しました~
いやもー、今回の本番。私がパミーナでデビューした「魔笛」と、リリアでやらせて頂いたオールモーツァルト・プログラムのソロリサイタルと並ぶくらい、自分の中では思い出深い本番となりました。

写真や録画をお見せできれば早いんですけど、今回は非公開のコンサートでそれが不可能なので、文章でご紹介させて頂くことにします。
少々長くなりますがお付き合い下さいませ。

高い舞台もない小さなアットホームな会場。
お客様は小さなお子さんが中心なので、子供たちが親しみやすく、身近な感じで楽しめるものを…という主催者からのご要望で、プログラミングなどは全て私一人に任せて頂ける事になりました。

プログラムの前半はうたのおねえさん方向で進めよう、と決めていたので比較的苦労なく曲も決まり・・・
大好きなNHKテレビ「夕方クインテット」からも曲をひっぱってきたの~♪

前半はこんなプログラムでした。
☆が私の歌、★が田中健さんのピアノソロです。

☆おんぷのマーチ
☆雪
☆いぬのおまわりさん
☆ぞうさん
☆ただいま考えちゅう

★金平糖の踊り
☆まっくら森のうた
☆南の島のハメハメハ大王

★誰も寝てはならぬ
☆銀ちゃんのラブレター
☆やぎさんゆうびん

★エリーゼのために
☆ひょっこりひょうたん島のテーマ
☆不思議なポケット
☆星に願いを



そして、とにかく、こだわり、そして大変だったのは、休憩後に続く後半のプログラム。

やっぱりクラシックにこだわりたいので、オペラがいいと思ったのです。
でも、時間的にちょうどいいものがない
でも、内容的にちょうどいいものもない

時間的にちょうどいい、メノッティの「電話」・・・は、相手役のバリトンがもう一人必要だし。
それに子供には面白くない・・・
・・・何かのオペラのハイライトにしたって・・・歌い手は私一人しかいない。

で、考えた挙句、こりゃもう自分で作るべ~
と思い、ミニオペラの台本作りにとりかかる事にしました。もちろん曲は、オペラからひっぱってくる事に。

でもこういうのって、先にお話がないと、使う曲が決まらなくて。
だからお話をどうしようかなー…でも、登場人物が一人じゃ限界が・・・ と、ぼんやり考えてて気付きました。

ピアニストがいるじゃん!!

あぁん私ぐっどあいであ (´∀`)
(いえ、もちろんピアニストの田中さんに了解取りましたよ?演技して頂けるかどうか

・・・というわけで、ピアニストさんも巻き込み、ミニオペラ一本勝負~。


田中さんはそのまま、ピアニストで歌の先生という役どころ。
私は、歌うのは好きだけど、クラシックが嫌いな小学校高学年の女の子という設定。

あらすじは、先生はクラシックの歌を稽古させようとするのですが、クラシック嫌いな女の子は稽古をサボりまくり、あげくにケンカをし、家を飛び出すけど、2人それぞれ反省し、仲直りというもの。

タイトルは
「クラシックなんか大きらい!」

この台本を書き進めつつ、中に使う曲も決めていきつつ、田中さんに台本を渡しつつ、音楽以外の部分の読み合わせしたりしつつ、アリアの日本語の作詞も並行して進めていきました。

並行しすぎでしょ・・・(苦笑)

もうこれは、怒涛のようなスピードで進めていきましたね~・・・
いやもう、今だから言えますけど、この時は、本当によくまああのスピードで出来たと思いますよ・・・
曲とかも、あ、この場面にぴったり!というものがあっても、三重唱だったりするので、それを自分ひとりで歌えるようにアレンジしたりして・・・で、まとめてみました。ミニオペラのトータル時間は、全部で30分ちょいかな。

田中さんには演技してもらいながら時々ピアノソロを弾いてもらったりして。
あ、彼は台詞話したり演技もしながら、もちろんピアニストとして、私が歌っているときもガンガン伴奏してくれてます。いやもー・・・お見事ですm(_ _)m
そしてお稽古を重ねていくうちに、田中さんからアドリブで出てきた台詞で台本が変わったりして、私自身もずっと演じやすくなったり。

・・・でももちろん、メインは音楽なんですね(笑)忘れちゃいけません。

さて、本番です。

一部は、時々小ネタもはさみながら、お子さんと一緒に盛り上がったり、楽しく歌って無事に終了しました

さあ、後半の二部は、いよいよ、ミニオペラ!2人とも衣装(と言っても普段の服・・・笑)に着替え、
眼鏡かけたり、髪を二つに結わいたり。キャラクターチェンジして、気合が入ります
・・・次の日記に続きます(笑)



 ブログランキングに参加してます。ポチっと!クリックして下さいね~。