曲目を次のブログでお知らせすると言っておきながら、更新しないまま本番が終わってしまいました~(´Д`;)スミマセン
というわけで、『愛隣会コンサート』無事に終了しました~。
今回はオペラをやらせて頂きました。と言っても、台本は私が書きました。日本語のセリフで物語を進めて、その合間に様々なクラシックの歌をはさみこんで、オペラの形に仕上げたという訳です。
普通のオペラを上演したのでは、まず演じる人数が足りないし、外国語だからお客様にはわかりにくくなってしまうし、また時間もかかってしまうし・・・で、クラシックに馴染みのない方にも、オペラってどんな感じなのかなあ…と楽しんで頂こう、ということで、このような形を作り上げました。
二時間ほどの少し短めの、明るく親しみやすい内容で台本を書いてみました。もちろん、歌にも日本語の歌詞をつけました。
題名は「貧乏貴族と金持ち娘」。
お金のない伯爵と、国一番の大金持ちの商人の娘の恋物語。一応、喜劇にしております。でも、コミカルな場面とシリアスな場面が、10分おきに入れ替わっていくような感じです。
特に一幕の最後はちょっと悲しい。恋に落ちた2人が別れ別れになってしまう場面なのですが、そこでは泣いて下さっているお客様がかなりいらして。
やっぱりお客様が泣いて下さったり、笑って下さったりすると、歌っている私たちはどんどんテンション上がりまくるわ~ふふふ・・・
これはコミカルな場面。
娘の方が強気で、伯爵は押されまくるというパターンが多いです。
左が金持ち娘役の私。右が貧乏貴族役のバリトン岩田健志さん。
伯爵・岩田健志さん。マントさばきも華麗です。ひょ~。
今回、伯爵役で出演して下さった岩田くんが、もうすごい・・・
私は台本書いた本人だし、日本語の歌詞をつけたのも自分ですから、二時間の台本のセリフを覚える…といってもさほど苦労なくできますが。膨大なセリフと新しい日本語の歌詞を、ゼロから全て完璧に暗記し、歌うだけでなく、喋りまくり、演技しまくっていた彼はすごすぎる・・・(´Д`;)
コミカルな場面も、彼は背が高いので、舞台をゴロゴロと転がりながら泣き叫ぶと、なかなかどうして迫力があり(笑)
いやあ、お稽古の時からこの場面は何度笑わせられた事か(笑)
もちろん、本番でもがっちり笑いをとっておりました。
カッコいい所でカッコ良く見せるのは勿論ですが、そうではない所でも、彼の持ち味が出ていて、すごく印象的で。
台本を書いた人間としては、もう、こんな風に魅力的に演ってもらえると本当にうれしい。とても幸せな事でした。
これはシリアスな場面。結構緊迫感ありました。
男の子姿に化けた娘が歌っています。
モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』からS'altro che lagrime
今回は登場人物が2人いるから、片方が舞台に出てる時は休めるわね ウフフとか安易に思っていたのですが。何てことはない、会話の形で進んでいくので、2人同時に舞台上にいる事が多かったため、ほとんど休むところなんてなかったね~・・・
若さと体力で押しきれ(笑)あ、私はもう若くないか?
あと今回、やはり気になったのは、台本です。
今回の舞台は二時間というかなり長めの時間なので、今までやった一時間程度の長さのものより、もう少し話を二転三転させなくてはいけない。
『すべての優れたエンターテイメントはミステリーである』という、ミステリ―作家でもあった大学時代の先生の言葉を思い出しまして。
先生がおっしゃっていたのは、面白いと言われるものには、必ず、どんでん返しや、お客さんをびっくりさせる仕掛けがある、という事でした。別にミステリー小説のように殺人事件が起きる、とかそういう事ではなくね。
それを念頭に置いて台本を書きあげました。ストーリーの中にどんでん返しと言うか、秘密をいくつか仕掛けておいたんです。そりゃ、プロの台本作家から見たら笑ってしまうようなものではありますが。
それでも最後のどんでん返しには、お客様がばっちり引っかかって下さっていて。その場面になったら、客席から、『えっ!?』という声やざわめきが聞こえてきて、内心ガッツポーズ。
うふふふ~、そんな簡単には終わらないのよ~ん
これは、モーツァルト『フィガロの結婚』から「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」のとき。
ハッピーエンドのにおい~(・ω・)
オペラがどんな話か、気になる方は→ここをクリック~。
あらすじが書いてあります。全部はお見せできないけれど、雰囲気だけでもね。
終わった後、お客様や主催側の方からも、大変ご好評を頂きました。自分で言うのもナンですが、今回は上手くいったと思って良さそうです。
・・・・・・嬉しいっっっっっ!!!
小中学生の鑑賞教室とかでやれたらいいのに、オペラ入門の形とかで観れたらいいのに、など嬉しい感想のお言葉もたくさん頂けて、本当に幸せ~
もちろん、色々な方に観て頂けたら、それはとても嬉しいことですが、それよりもまず今回。
初めてオペラを観た、とおっしゃるお客様の他に、クラシックに慣れている方もいらっしゃいました。その両方、どちらにも、喜んで頂けたことが本当に幸せです。
まず目の前のお客さまが満足して下さる出来にする、というのが、やはり一番大事な事です。
クラシックをお客さまに媚びず、わかりやすく聴いて頂きつつ、何よりも楽しんでいただく。そして、少ない人数で本物のオペラを演じて歌う。大変だけど、決して不可能じゃないよね、と思う事が出来ました。
またやりたいな~。創作オペラ。
そして、ピアノの田中健さんも、いつもだけれど、今回も本当にありがとう!BGM的に使うクラシック曲の選曲や、効果音に至るまで相談に乗ってくれて、進めてくれました~。
あと、ニワトリのトキの声もありがとう(笑)笑いと拍手をかなり取っていたね・・・
改めて、オペラはチームワークだな、と強く感じた次第です。
そして何より、いらして下さったお客さま、本当にありがとうございました!!
今回は、愛隣会の方で、ご近所にもたくさん宣伝していただいたので、近隣の方たちがご家族連れでたくさんいらして下さったり…とてもうれしかったです。またの機会にも是非足をお運びくださいね。
それから本番だけでなく、お稽古の時からずっとお世話になった愛隣会・白寿荘、氷川荘の施設スタッフの皆さま、改めて心から御礼を申し上げます。
と、いうわけで。以下が演奏曲目です。
「貧乏貴族と金持ち娘」 演奏曲目
・モーツァルト『後宮からの誘拐』より
≪序曲~ピアノ独奏~≫
☆★≪Wer ein Liebchen hat gefunden≫
☆★≪ich gehe rate doch dir ≫
☆≪Durch zaertlichkeit und schweicheln ≫
☆★≪Vivat Bachus!≫
・モーツァルト 『フィガロの結婚』より
★≪ちょっと目を見開いて≫
★≪もう飛ぶまいぞこの蝶々≫
☆≪Dove sono≫
・モーツァルト『魔笛』より
☆★≪愛を感じる人ならば≫
・ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』より
☆≪さあ早くここに、才気、陽気な移り気≫
・ビゼー『カルメン』より
★≪闘牛士の歌≫
・モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より
★≪Nel mare solca ≫
・モーツァルト『ドン・ジョバンニ』より
★≪シャンパンの歌≫
・モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』より
☆≪S′altro che lagrime≫
・モーツァルト/コンサートアリアKV419
☆≪いえいえ、あなた様にはご無理です≫
・レハール『メリーウィドウ』より
☆★≪唇は黙しても~メリーウィドウ・ワルツ~≫
☆: 中川美和 ★: 岩田健志
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というわけで、『愛隣会コンサート』無事に終了しました~。
今回はオペラをやらせて頂きました。と言っても、台本は私が書きました。日本語のセリフで物語を進めて、その合間に様々なクラシックの歌をはさみこんで、オペラの形に仕上げたという訳です。
普通のオペラを上演したのでは、まず演じる人数が足りないし、外国語だからお客様にはわかりにくくなってしまうし、また時間もかかってしまうし・・・で、クラシックに馴染みのない方にも、オペラってどんな感じなのかなあ…と楽しんで頂こう、ということで、このような形を作り上げました。
二時間ほどの少し短めの、明るく親しみやすい内容で台本を書いてみました。もちろん、歌にも日本語の歌詞をつけました。
題名は「貧乏貴族と金持ち娘」。
お金のない伯爵と、国一番の大金持ちの商人の娘の恋物語。一応、喜劇にしております。でも、コミカルな場面とシリアスな場面が、10分おきに入れ替わっていくような感じです。
特に一幕の最後はちょっと悲しい。恋に落ちた2人が別れ別れになってしまう場面なのですが、そこでは泣いて下さっているお客様がかなりいらして。
やっぱりお客様が泣いて下さったり、笑って下さったりすると、歌っている私たちはどんどんテンション上がりまくるわ~ふふふ・・・
これはコミカルな場面。
娘の方が強気で、伯爵は押されまくるというパターンが多いです。
左が金持ち娘役の私。右が貧乏貴族役のバリトン岩田健志さん。
伯爵・岩田健志さん。マントさばきも華麗です。ひょ~。
今回、伯爵役で出演して下さった岩田くんが、もうすごい・・・
私は台本書いた本人だし、日本語の歌詞をつけたのも自分ですから、二時間の台本のセリフを覚える…といってもさほど苦労なくできますが。膨大なセリフと新しい日本語の歌詞を、ゼロから全て完璧に暗記し、歌うだけでなく、喋りまくり、演技しまくっていた彼はすごすぎる・・・(´Д`;)
コミカルな場面も、彼は背が高いので、舞台をゴロゴロと転がりながら泣き叫ぶと、なかなかどうして迫力があり(笑)
いやあ、お稽古の時からこの場面は何度笑わせられた事か(笑)
もちろん、本番でもがっちり笑いをとっておりました。
カッコいい所でカッコ良く見せるのは勿論ですが、そうではない所でも、彼の持ち味が出ていて、すごく印象的で。
台本を書いた人間としては、もう、こんな風に魅力的に演ってもらえると本当にうれしい。とても幸せな事でした。
これはシリアスな場面。結構緊迫感ありました。
男の子姿に化けた娘が歌っています。
モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』からS'altro che lagrime
今回は登場人物が2人いるから、片方が舞台に出てる時は休めるわね ウフフとか安易に思っていたのですが。何てことはない、会話の形で進んでいくので、2人同時に舞台上にいる事が多かったため、ほとんど休むところなんてなかったね~・・・
若さと体力で押しきれ(笑)あ、私はもう若くないか?
あと今回、やはり気になったのは、台本です。
今回の舞台は二時間というかなり長めの時間なので、今までやった一時間程度の長さのものより、もう少し話を二転三転させなくてはいけない。
『すべての優れたエンターテイメントはミステリーである』という、ミステリ―作家でもあった大学時代の先生の言葉を思い出しまして。
先生がおっしゃっていたのは、面白いと言われるものには、必ず、どんでん返しや、お客さんをびっくりさせる仕掛けがある、という事でした。別にミステリー小説のように殺人事件が起きる、とかそういう事ではなくね。
それを念頭に置いて台本を書きあげました。ストーリーの中にどんでん返しと言うか、秘密をいくつか仕掛けておいたんです。そりゃ、プロの台本作家から見たら笑ってしまうようなものではありますが。
それでも最後のどんでん返しには、お客様がばっちり引っかかって下さっていて。その場面になったら、客席から、『えっ!?』という声やざわめきが聞こえてきて、内心ガッツポーズ。
うふふふ~、そんな簡単には終わらないのよ~ん
これは、モーツァルト『フィガロの結婚』から「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」のとき。
ハッピーエンドのにおい~(・ω・)
オペラがどんな話か、気になる方は→ここをクリック~。
あらすじが書いてあります。全部はお見せできないけれど、雰囲気だけでもね。
終わった後、お客様や主催側の方からも、大変ご好評を頂きました。自分で言うのもナンですが、今回は上手くいったと思って良さそうです。
・・・・・・嬉しいっっっっっ!!!
小中学生の鑑賞教室とかでやれたらいいのに、オペラ入門の形とかで観れたらいいのに、など嬉しい感想のお言葉もたくさん頂けて、本当に幸せ~
もちろん、色々な方に観て頂けたら、それはとても嬉しいことですが、それよりもまず今回。
初めてオペラを観た、とおっしゃるお客様の他に、クラシックに慣れている方もいらっしゃいました。その両方、どちらにも、喜んで頂けたことが本当に幸せです。
まず目の前のお客さまが満足して下さる出来にする、というのが、やはり一番大事な事です。
クラシックをお客さまに媚びず、わかりやすく聴いて頂きつつ、何よりも楽しんでいただく。そして、少ない人数で本物のオペラを演じて歌う。大変だけど、決して不可能じゃないよね、と思う事が出来ました。
またやりたいな~。創作オペラ。
そして、ピアノの田中健さんも、いつもだけれど、今回も本当にありがとう!BGM的に使うクラシック曲の選曲や、効果音に至るまで相談に乗ってくれて、進めてくれました~。
あと、ニワトリのトキの声もありがとう(笑)笑いと拍手をかなり取っていたね・・・
改めて、オペラはチームワークだな、と強く感じた次第です。
そして何より、いらして下さったお客さま、本当にありがとうございました!!
今回は、愛隣会の方で、ご近所にもたくさん宣伝していただいたので、近隣の方たちがご家族連れでたくさんいらして下さったり…とてもうれしかったです。またの機会にも是非足をお運びくださいね。
それから本番だけでなく、お稽古の時からずっとお世話になった愛隣会・白寿荘、氷川荘の施設スタッフの皆さま、改めて心から御礼を申し上げます。
と、いうわけで。以下が演奏曲目です。
「貧乏貴族と金持ち娘」 演奏曲目
・モーツァルト『後宮からの誘拐』より
≪序曲~ピアノ独奏~≫
☆★≪Wer ein Liebchen hat gefunden≫
☆★≪ich gehe rate doch dir ≫
☆≪Durch zaertlichkeit und schweicheln ≫
☆★≪Vivat Bachus!≫
・モーツァルト 『フィガロの結婚』より
★≪ちょっと目を見開いて≫
★≪もう飛ぶまいぞこの蝶々≫
☆≪Dove sono≫
・モーツァルト『魔笛』より
☆★≪愛を感じる人ならば≫
・ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』より
☆≪さあ早くここに、才気、陽気な移り気≫
・ビゼー『カルメン』より
★≪闘牛士の歌≫
・モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より
★≪Nel mare solca ≫
・モーツァルト『ドン・ジョバンニ』より
★≪シャンパンの歌≫
・モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』より
☆≪S′altro che lagrime≫
・モーツァルト/コンサートアリアKV419
☆≪いえいえ、あなた様にはご無理です≫
・レハール『メリーウィドウ』より
☆★≪唇は黙しても~メリーウィドウ・ワルツ~≫
☆: 中川美和 ★: 岩田健志
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