来週本番の「東京室内歌劇場の歩み」のお稽古でした。
このシリーズに出演させて頂くのは3度目なんですが、出る度に本当に、めっちゃ面白いです!!
オペラのバロックから近代までの作品を一気に演奏してしまう、ガラコンサート。
あまり演奏されないけど、超名作を並べた、室内歌劇場ならではのこのシリーズ。
8月28日(月)18時半開演、北とぴあ つつじホールです!
チケットは3600円ですが、私までご連絡頂ければ多少の割引をさせて頂きます!
司会は皆様ご存知、作曲家の青島広志先生。
本番はもちろん、稽古場でも、既に爆笑トークが続いております。
今回、私の個人的な推し演目は、ブリテンの「ねじの回転」
以下は、私のこの演目に対する熱い思いが続きますので、面倒な方はここまでで(笑)
「ねじの回転」は、初めて見たんですが、明るいけど秘密をもった子供、謎の男と謎の美女の幽霊…
ゴシックホラー鉄板の設定がたまりませんな!!
さすがイギリス!!ヒャッハーww
ストーリーは、こんな感じ。
家庭教師にきた女性が、その家の二人の子供たちと仲良くなる。
しかしその屋敷には秘密が隠されていた。
二人の子供たちはそれぞれ二人の悪霊に魅入られていた。
無邪気なのに、時々おかしな行動をとる子供たち。やがて不穏な空気は屋敷中を支配する。
ついに家庭教師は子供を守る為、悪霊と対決する。
……というお話。
もっと詳しく知りたい方は、是非コンサートにいらして下さい!
演奏されるのは一部分ですが、見所を聴けますよ!超オススメ
屋敷の秘密を聞き、
子供たちを守ることを誓う家庭教師。
左から、家政婦(栗林朋子さん)、子供(花岡薫さん)、家庭教師(村松織部さん)、子供(櫻井日菜子さん)
クラシック音楽でしっかり構築されてるのに、音のない演劇が見えるという不思議な演目です。
色彩豊かな平和な世界から、一瞬で暗くなる瞬間。
青と黒の照明が入るであろう音楽…
悪霊たちに魅入られる子供たち。
左から、悪霊(吉田伸昭先生)、倒れている子供(櫻井日菜子さん)、悪霊(宮澤那名子さん)、子供(花岡薫さん)
子供の明るい歌が楽しい分、その後の恐怖がすごいものになります。幽霊たちがアカペラで歌う歌がもうたまらん…
クライマックス。
悪霊と家庭教師、それぞれが子供を呼び続ける。
左奥から、悪霊(吉田伸昭先生)、子供(櫻井日菜子さん)、家庭教師(前澤悦子先生)
ほかに、ミュージカルとオペラの境目が見えない、クルト・ヴァイルの「三文オペラ」も演奏されます。それと聴き比べても、めちゃくちゃ面白いです。
「三文オペラ」はオペレッタとも違う、ミュージカルへの指標が見える作品です。
そういうのがお好きな方は是非
音自体は結構複雑なんですが、聴く分にはかなりわかりやすく、聴きやすいと思いますよ~。
内容もコミカルで楽しいし
この他にも、
モンテヴェルディ「ウリッセの帰還」
ブリテン「小さな煙突掃除屋さん」
パイジェッロ「セビリアの理髪師」
オッフェンバック「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」
などが演奏されます。
「小さな煙突掃除屋さん」
左から、
杉野正隆先生、三橋千鶴さん、櫻井淳さん
「ねじの回転」と同じブリテン作曲とは思えないくらい可愛い作品。でもやっぱり、音楽にところどころ影がある~
オッフェンバック「地獄のオルフェウス」
伝説のヒロインと音楽家を、徹底的にコメディ化した作品。
ここは倦怠期の夫婦の喧嘩の場面。
ユリディス(大貫裕子さん)、オルフェウス(櫻井淳さん)
さて私は
「ウリッセの帰還」のミネルバ、「セビリアの理髪師」のロジーナをやります。
ちなみに「セビリアの理髪師」は、ロッシーニではなく、パイジェッロの作品だって所がレアで面白いですよ~
…これだけ書いてるのに、「ねじの回転」には出ないっていう…
いや、でも、出ない作品でもほっとけないくらい面白いんです、「ねじの回転」は!!
モーツァルトとダポンテ。
違う。「セビリアの理髪師」の伯爵とロジーナ。右がダポンテ…じゃなくて、伯爵の吉田伸昭先生。
吉田先生には、6月にやった「モーツァルトの旅」で、ダポンテ役をやって頂いたばかり。
そのせいか、ダポンテとモーツァルト的な感じで会話が進む時もたびたび…
恋人役という設定に、2人とも未だに慣れてないような気が
さて、こんなレアな演目にかかれるのはこのコンサートだけ
青島先生に会いたい方も!
8月28日、是非お見逃し無く!
もちろん「ねじの回転」だけではなく、どの作品も、見所沢山です。
間違いなく、面白いコンサートになる事をお約束致します!!
あぁ~「ねじの回転」好きなんじゃあ~
♪そんな「室内歌劇場の歩み Part.4 」の詳細・お申込みは、こちらをクリック♪
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