議場での意思表示のためのプロセスにこだわる！

日田市議会３月定例会。
本日も「議案考案のため休会」。

午前中は、三芳小学校育友会および教育振興会の会計監査。昨年４月に育友会長を退任した後、教育振興会長を委嘱されており、３年連続、監査を受けました。両会の事務局を司る教頭先生のもと、学校主事さんと連絡員さんが、完璧に処理しており、安心してお任せしています。監査を務める地区内の自治会長から、適正との評価をいただきました。

午後は、市議会に登庁。
一般質問の原稿作成など。一問一答方式ですので、一つのことを掘り下げることができますが、今回は違った方法でその利点を活かしたいと思います😝

ところで今日は、昨年６月議会で議論した「特定建築物耐震化促進事業」についてのお話を聞きました。旧サンリブ日田店の店舗解体費用の一部を公的補助するための補正予算議案に対して、賛成したことに対する御意見です。

この件は、耐震促進改修法に基づく補助事業でありますが、「なぜ、民間企業が店舗を解体するのに、公的資金を充てるのか？」とか「市は財政が厳しいというが、6000万円の使い途を間違えていないか？」などという声が根強くあるようです。

私はこの件については、議案質疑と委員長報告に対する質問までやって、徹底的に調査と質疑を行いました。その結果、この事業は、感情的には、市の説明不足のせいで、やや受け入れがたい面がありましたが、法律と「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針（平成18年１月25日付け国土交通省告示第184号）」に基づく「住宅・建築物安全ストック形成事業」を根拠とすることと、産業建設委員会による慎重な審査を確認し、予算案に賛成したものです。精査もせずに賛成したり、感情で反対するようなことはできませんが、難しい判断でした。

議員１年目の秋、議員研修会の講師が、私たちに尋ねました。「表決の前の晩、眠れますか？」

それぐらい、議場での意思表示は重いということです。そして、表決の結果は、その過程に触れられることはほとんどなく、今日のように単純にイエスかノーかだけが取り上げられます。悔しいことですが。

今議会で示す意思表示も、同様かもしれませんが、それでも、私はプロセスにこだわります。一般質問を早めに終わらせるのも、イベント等への参加を断るのも、徹底的に調査したいと思うからです。付き合いの悪さをお詫びし、議員のチェック機能向上の第一歩ということをご理解いただければ、ありがたいです。