泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

ドリームカップ②(泉中田道場からの歴代出場者)

2015-08-30 23:53:34 | 日記
先日に私が初出場させていた「空手ドリームカップ」ですが、過去に当泉中田道場からは別項で紹介している3年連続入賞の西岡君はじめ、5年連続出場の小嶋理紗子さん他、数名の参加者を出させていただいております。

せっかくの機会(?)ですから、過去のその模様を紹介したいと思います。

2011
3名出場(組手1  型 個人2)





2012
5名出場(組手1  型個人2  型 団体1チーム)

 

 

 



★準優勝(組手35~40歳男子軽量級)西岡義高
★ベスト8(型 団体)

西岡君が泉中田道場生徒では史上初めて全国大会で入賞した記念すべき大会でした。
また、新設された団体型に単独道場では珍しいと思われる女子3人の(それも全員が20歳前後!)「中田のなでしこチーム」を編成・出場させ、2回戦を勝ち抜きベスト8まで進出した、という記憶にも残る大会でした。


2013
2名出場(組手1  型個人1)

    

   

★3位入賞(組手35~40歳男子軽量級)西岡義高

西岡君が2年連続で入賞。去年の入賞がフロックで無いことを証明しました。


2014
5名出場(組手2  型個人2 型 団体1チーム)

  

  

  

  

    


★準優勝(組手35~40歳男子軽量級)西岡義高

西岡君が3年連続で入賞。それまでの勝ちっぷりは見事で本当に優勝まであと一歩でした。
団体型には2年ぶりにお年頃の女子3人の「第2次中田なでしこチーム」を編成(第1次から1人が入れ替わるマイナーチェンジのチーム)。今大会準優勝することになる強豪相手の初戦2-3の惜敗でした。



2015
3名出場(組手1  型個人2)

  

  

  

★準優勝(一般男子 型35~ )茂木浩之

今年こそはと優勝を狙っていた西岡君がまさかの初戦敗退。真剣勝負の試合の難しさを改めて知りました。
型部門には私(茂木)が初出場しました。(詳細はドリームカップ①の記事にて)




 

  





 
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ドリームカップ①(型試合について思うこと・考察)

2015-08-30 23:11:56 | 日記
2015年8月8日に行われた「空手ドリームカップ2015」の型競技に初出場させていただきました。


 

 







 

 

ひとつのきっかけとして良い機会ですので「型競技について私が思っていたこと、浅はかですが考えていたこと、今回の体験で感じたこと」を書かせていただきます。

あくまで「実際に闘うことの強さ」が代名詞の極真空手(新極真空手)で
「型の競技」が行われ始めてから10年くらい経つことでしょうか?

型の競技が行われた初期の頃は「なんで極真、フルコンタクト空手なのに型で競わなきゃいけないの・・??」
「型はあくまでも修練の方法で、競技にしたら体操化してしまうのではないだろうか・・?」なんて
私の得意の固い頭(?)・保守的な(?)考え方で、「型の競技化」を受け入れるのには正直なところ結構な時間が掛かりました。

しかし、行われた型競技に生徒を出場させて、その試合を見るにつけ
「なかなかいいものだな・・」「女性が競うには特にいいし、組手が苦手な子にもモチベーションになる・・」
「型の試合に勝つため、一生懸命に型を行うのは、組手にも役立つ力を十分に身につけられる・・」と
次第に受け入れられるようになり、そうなると指導する自分自身も見本を見せられるように、生徒が試合で勝てるように、
「型についてしっかり学び、行えるようにならなければ・・」ということになってきました。

それまで(型競技が行われる前まで)は、現役選手時代同様に
「組手に強くなること・上手くなること、さらには格闘そのもので強くなること」ばかりを考え、
研究・トレーニングし、それを中心に生徒にも指導して伝えていましたが、
「型」という修練方法を真剣に(今さら?で恥ずかしいですが・・)考える機会・修練する時間が増えてきたのは
極真空手の理念である「地に則った基本 理に適った型 華麗なる組手」の本道に忠実なことで、
悪いことではないのでしょう(当たり前だ)。


ということで、現在まで型競技にもウチの道場、私の生徒はたくさん出場させていただきました。
組手と違い採点競技なので、判定についてはそれぞれの選手の指導者やその時の審判の美観(?)もかなり作用する感があり、
勝ち上がるのは組手の試合とは違った難しさがあると思います。
しかし基本的には「技としての強さ・上手さ・速さ・鋭さ・バランス・形・リズム・緩急・気迫・・・etc」などがしっかりと揃い、
相手より優れて演じられれば勝てる確率は高いわけですから、これはどの競技でも同じことだと思います。
負けてしまった自分の生徒の試合を見て、初期のころは「なんで・・??」と判定に不満があることが少なくなく、
それは現在でも皆無ではないですが、おそらく他の道場の生徒・選手も同じくらいの人が私と同じ思いをしているのでしょう・・
ということは、つまり「総じて公平」だと思えるようになってきています(私も成長しました)。

そんなこんなで型の試合には、生徒を指導し出場させること、審判をすること、で関わってきましたが、
自分ではやったことが無いのでどこか「説得力の無さや負い目を感じる」自分がありました。
演武では今まで数十回(結婚式などの余興も含めるとおそらく50回超)、人前で型や組手、試し割りその他の披露はして
「緊張する場面での型」という経験もありましたが「採点され、勝負を決する試合」という経験は無かったので、
「やってみたい・・」「やらなければ・・」という気持ちと、「まぁ今さらべつにいいか・・」という気持ちが
常にない混ぜになっていましたが、昨年のドリームカップで有名選手である渡辺大士選手が出場・優勝しているのを見て
なぜか心が大きく「やってみたいな・・」という方に揺れました。
とはいえ「指導者が満を持して(?)出場したのに、間違えたりでもして1回戦で負けたらすごいみっともねーだろうな~」
という恐怖(?)もあり、なかなか決断できない中で申し込み締切りが迫っていた時に生徒の西岡君に話したところ、
「それは先生がやりたい、と思っている気持ちの方が大きいからですよ。出ないで後悔するより、出て後悔した方が良いと私は思います」と、どちらが先生でどちらが生徒だかわからない素晴らしい言葉をもらい「よし、出よう」と踏み出せました。

出るからには「優勝しか狙っていない」と珍しくでかい言葉を皆に公言し、その言葉で自分をより練習する方向に追い込みました。
毎日仕事をしている時も頭は型のことでいっぱいで、型の教則ビデオは数十回は見ましたし、自分の型のビデオ撮影・研究はあらゆる角度から何十回と行いましたが、上達している感覚が薄くて少し焦りました。結局最後は「今までの練習を踏まえ、自分でやりたいようにやろう」と開き直りました。

大会では決勝まで進出することはできましたが目標の優勝はできず、準優勝という結果に終わりました。
試合の前はいつも異様に緊張し(朝から・・これは組手での現役選手時代の時から変わりませんでした)、
決勝戦前には恥ずかしながらいろんな雑念(?)と迷いが湧き、型の序盤でいきなり間違える(つんのめる)という失態を演じ、
行っている最中に「これはヤバいな~、勝てないぞ・・」と考えてしまう事態になってしまい、案の定というか判定が相手に全て上がっても「そうだろうな・・」と納得の敗退でした。
決勝戦前に心の乱れが生じる・・などの自分の弱さに後悔しきりのところも多々ありましたが
それも含めて「型の試合・競技とはこういうものなのか・・」と自分の心と体で体験できたのはとても大きな経験のうえ、
さらには生徒や周りの方からの反響は想像以上の大きなものだったので、出場して本当に良かったと思います。
この経験はこれからの生徒指導に存分に生かしていきたいと思います。

当日サポートしてくれた生徒や応援に来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。

  



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