泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

2023⑨ 1年間お疲れさまでした。

2023-12-31 17:21:37 | 日記

 いつも言う言葉・・・時が過ぎるのが早い!早すぎます💦2023年になった、と思ったらもう12月・・・本当にそんな感覚です。

 自分のブログを見直しても、この1年間も実にたくさんのことがありましたが、時の過ぎるスピードについていけず記憶が混乱しているのか、それぞれのことが昨日のようなずっと昔のような・・という感じです(-_-;)💦

ですが間違いなく今は2023年の12月の年末・・・大晦日。

と、いうことで今年最後の報告記事になります。特大号でありますので、よかったら何回も見直してください。

 

★11月23日(木)東京佐伯道場錬成大会(外部試合)

5人審判制

1名(田中碧翔 選手)が出場 1回戦敗退 (本戦 0-3)

 

       

今年最後の外部試合への挑戦であった、東京佐伯道場錬成大会。この大会は過去には現在中学生で一般部に所属している高橋來叶2級が初級の部で優勝・田村歩花2級が型部門で入賞したなどの思い出がある大会・会場で、今回は2年生にしてウチの道場少年部のまさに「顔」ともなってきている(?)田中碧翔選手が、今年の試合の総決算(?)とも考える形で出場・挑戦しました。が、結果は過去に2回戦い勝利している相手にリベンジを許す形で本戦0-3の僅差判定で敗れました。試合前半に相手の上段前蹴りが2度ほど襲ってきて、ギリギリにガードはしましたが、バランスを崩したりした場面が見られたので印象が良くなかったのでしょう。後半は盛り返す兆候にあったので、「延長になれば・・」という惜しい内容でした。

 

1回戦で敗れた結果は本当に残念でしたが、田中選手は確実に成長しています。試合前に導入した「圧力の向上」と「重心の低さ養成」の為の「チューブトレーニング」の成果は試合でもある程度見られてましたし、ウオーミングアップでのシャドーやミット打ち・目慣らし組手の動きなどは見事で「空手選手としてサマになってきてるな~」と感心して見ていました。私は自分の生徒には「試合で勝つように強くなって欲しい・・」とはもちろん思い指導をしますが、それと同じかそれ以上に「空手をやっている者としてカッコいい動き・サマになる動きができるようになってほしい・・」と思い指導をしてますので、小学2年生にして私が「いい動きだ」と思える動きが出来るようになった田中選手には(今回の試合では負けてしまいましたが)十分な合格点をあげたいし非凡だと思いますし、いずれ勝利はついてくると思います。田中碧翔選手、来年はたくさんの勝利を得られるように、また一緒に頑張りましょう!

☆思うこと・・

 どんなスポーツや格闘技でも、闘うと強く試合には勝つ選手でも、練習の動きを見た時には「ヘタだな~、カッコ良くないな~」と思う選手は結構な割合でいて、それが武道や格闘技の面白さでありリアルなところでしょうから「強さ」が一番大事で「上手さ」はその次なのでしょうが・・、やはりパッと見た時に「なんだ、あんまり上手くないな~」は私は好きでなく「上手いな~かっこいいな~」という動きを生徒には身につけてもらい、その上で強さがあったらいいな~、という理想を持ってしまっています。カッコいい動き・サマになる動き・・とはなんだ?と言えば、高い蹴りができるとか速い動きができるとかの身体的な素質が作用するものでは無くて、簡単に言えば「その競技の基本が出来ている」ということに尽きると思います。構えに始まり、パンチ・蹴り・足の運びなど些細な動きでも基本ができている動きはカッコよくサマになるものです。道場での稽古で、生徒にシャドーやミット打ちをさせた時にそれが全くできていない生徒にはガッカリしますし「この、へたくそ!」と怒鳴ります(苦笑)。道場でしっかりと意識して稽古を重ねれば、基本ができた動き=サマになっている動きは、身体的素質に関わらずある程度はできるはずなんだと思うからです。

 

★12月2日(土)横須賀市空手道錬成大会(内部試合)

8名が出場

組手部門 7名が出場 4名優勝

型部門  7名が出場 2名優勝

 

組手 部門 (審判5人制)

 

優勝 臼井 空鳳(小6年男女エキスパートの部)

*1回戦(決勝戦) 本戦 合わせ一本勝ち

 

 

優勝 長嶋 あかり(小学4年女子エキスパートの部)

*1回戦 本戦 合わせ一本勝ち 2回戦(決勝戦)本戦 合わせ一本勝ち

 

優勝 伊藤 佑(小学5年男子ルーキーの部)

*1回戦 (決勝戦) 本戦5-0 

 

優勝 田中 碧翔(小学4年男子エキスパートの部)

*1回戦 (決勝戦) 不戦勝

 

 

型 部門 (審判5人制)

 

優勝  長嶋 あかり(小学高学年入賞経験者青帯の部)

*1回戦 5-0  2回戦(決勝戦) 4-1 

優勝 劉 渓遠(小学高学年青帯の部)

*1回戦 5-0 2回戦 4-1 3回戦(決勝戦)4-1

 

 

 今年最後の大会である横須賀新人戦錬成大会(内部試合)に8名が出場し、6名の入賞者を輩出することが出来ました。では、入賞者についてのコメントを書きます。今回の組手出場者ではメイン・ハイライトとも言える場面を作ってくれたのが、湘南台から昨年ウチに移籍してからは初めての優勝を果たした(通算4回目)臼井空鳳選手。シードで1回戦が決勝になる組み合わせでしたが、別のブロックを勝ち上がってきたのが横須賀三春町道場所属の女子選手の斎木ひなた選手。女子とはいえこの斎木選手は外部の試合にも度々出場して組手・型共に入賞を重ねている歴戦の猛者・試合巧者で、ウチの道場の生徒とは過去に3名(男子)が試合をしたことがあり、3連敗をしている言わば「仇敵」・・倒さなければならない選手だったのです。今回の1回戦で当たったのが道場少年部のエースとも言える松村選手。過去に斎木選手に敗れており、リベンジに燃えて挑んだ今回も、ボディー攻撃で前回よりは追い込んだ感はありましたが惜敗。これで臼井選手が負けてしまったら斎木選手にウチの生徒は5連敗(汗)・・いう状況でのこの試合、試合開始からアグレッシブに挑んだ臼井選手のボディーへのパンチ・左中段回し蹴り・左中段膝蹴りがタテ続けに入り合わせ一本勝ち!ウチの積年の宿願(?)を果たしてくれました。組手と型のWで優勝したのは長嶋あかり選手。試合前は異常に緊張していた様子なのが気になりました。もう少し気楽にしてもよいのに・・(苦笑)。型の決勝は同門で過去に敗退したことのある伊藤選手でしたが、今回は競り勝ち勝利。組手は2試合とも帯・修行歴が長い言わば格上の選手を相手に堂々とした試合ぶり。2試合とも上段蹴りを決めて合わせ一本勝ち。とても良い試合内容で前回大会よりかなり「上達したな」と感じました。型は2回の優勝経験があるが組手では初優勝の伊藤佑選手。ワンマッチでの優勝でした。時折見せる上段回し蹴りが相手の顔面をかすめていましたが入らず、相手の反則で勝利を拾う形でした。次回はもう少しパンチを強くして内容でもしっかり勝てるようになって欲しいです。型で3試合を勝利して初優勝をしたのは劉渓遠選手。3試合ともピシッとした動きと大きな気合が出ていて、とても良い出来でした。意識を持って稽古を積めば、これからも優勝を重ねられる予感を感じさせました。最年少にして早くもウチの道場の「顔」的存在(?)になってきている田中碧翔選手は東京佐伯道場錬成大会での敗退の悔しさをこの大会で爆発させようと意気込んでいたのに、相手の欠場で不戦勝→優勝でしたが、これは・・選手も正直それほど嬉しくはないでしょう。

 選手は会場で試合をしたくて出場を申し込み、勝利・優勝を目指して練習に打ち込むのですから、相手が欠場したら即試合ができない・・という、このような事態が起こりえるワンマッチというのは、やはりできうる限り組まない方がよいのでは・・避けるべきなのでは・・?と、今回も強く思いました。

 

            

 前回の藤沢大会に続き今回の大会も、コロナ禍時代にできた各部門を時間で区切る「グループ制」ではありましたが、試合出場者とその関係者以外にも入場を許され、声出し応援も完全解禁。ほぼ昔の会場風景に戻ってきて、試合の時には声援があり活気がありました。ウチの道場の出場選手・関係者にも様々な交流と協力が見られ、お互いを応援して盛り上がっている姿が見られたのはとても嬉しく思いました。空手の試合はこうでなくてはいけません。

 先述した試合の裏では・・いろいろなドラマも生まれました。例えば臼井選手が斎木選手に勝利できた裏には、その前に惜しくも敗れた松村選手が試合した感覚での戦法と悔しい想いを臼井選手に伝え(その様子(場面)を建石マネさんがビデオに収めていて、後に見たのですが、目頭にグッと来るものがありました)、その意思を引き継いだ形で臼井選手が闘った・・まさに二人で勝ち取った感もありました。また、臼井選手に敗れた斎木選手のその後の挨拶での敗北を引きずらない姿・潔さ・清々しさ・心の強さには本当に感服しました。斎木選手のお母様の謙虚で立派な態度も含め、「ウチの生徒も・・保護者さんも・・俺も、これは見習わなきゃいかんな~」と思わせる凛々しさと美しさがありました。

  

何十回・何百回と大会の会場に来ていますが、その度に生徒の勝敗に対する嬉しさや悔しさ以外にもいろいろな新しい発見や感想・感動をもらうものです。今回もそれを感じられた1日でした。

 

☆稽古風景

                

 

★12月23日(土)稽古最終日・大掃除・納会

                

 12月23日、土曜午前の稽古の一般・少年を合同にして「最終稽古・大掃除・納会」を行ないました。当日の稽古には約30名弱・・道場いっぱいの生徒で基本稽古と連続突き・連続蹴りを行ない、道場訓を唱和して今年を締めくくりました。ウチの道場では黄帯以上には号令を掛けさせる責任を負わせているのですが、連続突き・連続蹴りなどの時にリレー形式で号令を繋ぐのが意外に難しく、号令を掛けるのが苦手な生徒は今回も苦労をしている姿が見えました(苦笑)

 稽古後には建石マネさん指揮のもと大掃除。保護者様からの差し入れのお菓子とジュースを頂きながら泉中田道場名物「1年間にあった出来事の映画(茂木浩之 制作編集 約30分)」を見て、最後に「出席ポイントランキング入賞者」と「少年部最優秀努力賞」発表と入賞盾の授与を行ないました。

 納会には生徒の他に保護者様も多数参加していただき、道場の映画を見ている時には歓声や拍手が沸き起こり、楽しい時間を過ごせた形で1年を終えることが出来ました。

 当日参加してくださった保護者の皆さん、差し入れをしてくださった皆さん、大掃除をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

 

★12月24日(日)昇級審査会

            

          

 12月24日(日)、前日に最終稽古・納会を終えての変則日程でしたが今年最後の昇級審査会を行ないま行ないました。

今回は少年3名・一般2名、合計5名のこじんまりとした(?)受審者数の昇級審査会でしたが、受審者たちは皆が一生懸命に審査に挑んでくれました。人数は少なかったのですが、少年・一般を分ける形で行ったので、余計に受審者生徒一人一人をクローズアップして見られたのは、審査をした私の側から見ても良かったと思います。

 

☆二つの忘年会

 12月某日、泉中田道場の古参メンバーで現在は道場少年部の指導補佐をしていただいている保福正明さんと忘年会・お疲れ様会を保福さん行きつけのお店でしてきました。焼き鳥・お刺身・ホルモン焼きなど、ここのお店の料理はどれもが絶品で、さらにお店の雰囲気が映画とかに出るような・・まさに「昭和の飲み屋」という、その点でも私の大好物(?)なので、ここのお店に行くのは私も楽しみにしてます。

 保福さんは学校の教員・・つまり先生が職業で、長い年月様々な学校で教鞭をとってきましたので(未だ現役です)、その経験や見識に基づいてされるお話は広く深くバランスがとれているので、私の生徒を指導するうえでとても参考になるので、本当に貴重な存在です。

 今回の会でのお酒も料理もお話も・・どれもとても美味しかった。保福先生、来年もまだまだよろしくお願いいたします!

 

 12月某日、昔の稽古仲間で直属の後輩であった村越淳一氏がオーナー兼会長が西横浜にて主宰するスタジオJO(空手・キックボクシング・ダンス・ヨガ・柔術・タイ古式マッサージ etc)で開催された、昔の仲間(主に後輩)との忘年会に招かれ、今年も出席・参加してきました。

 ここ数年恒例となっている会でこのブログでも毎年報告していますが、今回はメンバーみんなの都合がついたのか8名・・初回開催した時と同じフルメンバーの参加者。私も楽しみにしていますが、みんなも楽しみにしてるんだな~というのが分かってとても嬉しかったです。

 今はそれぞれが立派な立場になっている皆を「昔の先輩」というだけで「お前・こいつ」呼ばわりして喋る私を、みんながどう思っているか分かりませんが・・・(-_-;)(^^;)、会に招いてもらえているということは、まぁなんとかまだみんなに許容されているのでしょう・・多分(^^;)(-_-;)

1996年「第13回全日本ウエイト制空手道選手権大会」終了時に記念撮影

 向かって、私の右隣にいるのが忘年会の主催と会場を貸してくれている村越会長。その横に会の参加メンバーの清水初段(現保本道場師範代)。その他写っている当時の仲間も含めみんな若い!(全員20代)ちなみに村越・清水共にこの年は軽量級(3階級制)で3回戦(ベスト32)に進出。私は準優勝でした(自慢ではありません💦(^^;))

 

 今年も昔話やいろいろなことをたくさん話しました。毎年会っても「あの時は・・あの時は・・あの時は・・」といくらでもエピソードが思い出されて話し笑えるというのは、その当時の付き合いがよほど深く熱く濃密な時代だったということでしょうか・・今回も本当にあっという間の4時間半でした。

 いつも同じ締めになりますが「来年もこの会に胸を張って出られるように頑張らねば・・」と思わせる、素敵な後輩たちとの素敵な会でした。

 

 

 たくさん書いてたくさん写真も掲載しましたが、やっと今回のブログ記事のエンドが来ました。私並びに泉中田道場に関わってくださった皆さん、1年間本当にありがとうございました。心よりの感謝を申し上げます。

おそらく次回のブログ記事は1ヶ月前後は間を置くでしょう(苦笑)

なのでこの場で・・・、

2024年も宜しく御願い致します。

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