今年5回目の記事になります。
今年も夏が過ぎようとしています。
9月になった・・ということで、泉中田道場発祥の地の中田北から和泉中央北に道場を移転してから早いもので丸4年が過ぎることになります。
少し見慣れない写真を見てください・・。建物は古くボロッちいですが、とても活気を感じる旧道場時代の稽古風景です。
時間が過ぎたためか・・・16年間お世話になった旧泉中田道場の記憶は少し遠い懐かしいものとなり、現在の道場が泉中田道場として新しい時代を創り、私の中の記憶を更新上書きしています。
が、9月になった最近、ここに移転してきた4年前やその前の時代を少し思い出しました。
旧泉中田道場は古い公民館を日借りで借用していたので、道場内をいじくること(造作すること)には制限があったのですが、それでもかなりの自由は許されていたので、時間がある時には小さな修繕をするなどして使用したとても愛着のある道場でした。
2017年に建物の老朽化で取り壊しになるということになり、移転するしか道は無くなった時に幸運にも知り合いの畳屋さんが持っていた和泉中央北にある倉庫跡を縁あって特別に借りれることになりましたが、そこに至る数カ月は「これからどうなるんだろう??(汗)」と考え、眠れなくなる毎日でした。
新道場の場所は借りられましたが、倉庫から道場への改装リフォーム工事は経費削減のためにほぼ自分(と従兄弟や家族)で行ったので、移転するまでの1~2カ月は「通常の仕事+道場の稽古指導と運営+道場への建物改装工事・・」と毎日夜遅くまで休みなく行い・・今考えてみても人生で最も忙しくキツイキツイ日々(単純に体力的だけでみても)で「よくやり抜けたな~」と思い返します。無事に移転でき、稽古を開始できた時は、涙が出るくらいの嬉しさと供に「これからさらに頑張らなきゃいけないのか~」との不安と興奮でまたもや眠れなくなる日々になりました。
(この顛末はブログのバックナンバー2017年「道場移転」を読んでください)
→ → →
こんな感傷に浸るつもりは無かったのですが・・これが年齢のせいなのか・・(汗)。
この夏に道場をまたプチリフォームしました(今夏に限らず、道場入り口に庇やウッドデッキ風の濡れ縁を作るなど修繕はしょっちゅうしてるのですが・・)。
現在の道場は私が専属で借用しているものなのでまさに自由に、したい時に自分好みにリフォーム工事できます。時間がある時にはそれをするのが今では私の趣味にさえなっています(苦笑)。その一端を紹介しようとしたら、なんか長く大げさな始まりになってしまった(苦笑)
では今回の報告の本題です。道場の変わり具合を見てください。
まず一番の大きなリフォームは、床に強度のある1枚物のビニールシートを敷きました。これによりフニャフニャだったジョイントマットの表面が(元々中古だったので・・)強化され、継ぎ目も無くなりめくり上がることもなく、清掃もしやすい、というまさに良い所しかないナイスアイデア!です。自分自身では稽古をする(動く)感覚もとても良いので(生徒の皆さんもそうでしょう?)、道場設備全体がとてもグレードアップした感さえあります(自画自賛!)シートを伸ばし敷き詰める作業は予想よりかなり大変でしたが、またもや建石マネさんの手助けももらい、なかなかよくできました。今のところ一般・少年・合同・・・各クラスで皆が一斉に動く稽古に十分耐えています!敷いてよかった!
道場に玄関には大理石調のフロアタイル。清潔感と高級感(?)が出ました。道場外の入り口に「踏み石」でアプローチっぽく作りまして「入り口感」を演出しました(笑)
道場内外のライトを増設しました。少しでも明るく活気溢れるようにしたい・・ので(苦笑)
リフォームとはちょっと違いますが、道具は清潔にしておきたい・・ということで、暑い日にミット類を約3時間天日干しにしました。
以上、今夏の道場プチリフォームの報告(自慢)でした。
道場そのものの面積は残念ながら広げることはできませんが、これからも「ならば少しでも設備をよくしたい」と無い頭をしぼって出したアイデアを実行していきます。
8月29日 東神奈川道場内部試合
優勝 田中碧翔(組手 小学1年生チャレンジの部)
コロナウィルスの感染状況を考慮し1カ月延期をして行われた今大会。泉中田道場からは小学1年生の矢口選手と幼児の田中選手のチビッ子選手が出場。二人は奇しくも同じ部門に出場となり、決勝戦で闘うことになりました(いわゆる同門対決です)。序盤は矢口選手の攻勢が見られましたが、中盤で田中選手の左上段回し蹴りが矢口選手の隙をついた形で決まり「技あり」。このポイントで勝負は決しました。年齢が近いため、普段の稽古ではいつも技を磨き合う最も近い練習相手同士の戦い・・。当日はズームで見ていた私の気持ちは複雑でしたが、勝負の世界は必ず決着の着くもの。今回の田中選手の上段は見事でしたし、内容では負けていなかった矢口選手の次回からの巻き返しにも期待します。これからもおそらく公式戦で闘うことが多いであろう二人の初対決は、なかなか内容の良い試合だったと嬉しく思いました。
すでに9月も半ばに入り1年の4分の3が過ぎようとしています。コロナ禍でイベントが少なかった(無かった)今年の最後の大イベントともいえる12月の全関東空手道選手権大会に少年部からは前述した矢口選手と田中選手のチビッ子コンビに加え、少年部のエース格である高橋選手が満を持して(?)出場を決めました。
早速に練習を開始!通常の少年部に加え一般部にも参加し、練習の量と質を倍増させて頑張っております。ある土曜の特訓稽古後にはこれからの頑張りに激励を込めたささやかな「栄養会(食事)」をしました(換気十分のマスク会食です)。これから大会に向けて、自分のできる精一杯の努力をして欲しいと期待します。頑張りぬけたら、必ず大きな成長を得られるはずです。
9月末には昇級審査会、10月末には藤沢大会(内部試合)、12月には全関東大会と昇級審査会・・。
コロナ禍で行われるイベント・具体的な目標は限られますが、まるっきり無いわけではありません。来年はもう少し挑戦できる場も増えてくるでしょう。
自分を試す場・表現する場に挑戦するために・・
リフォームして稽古をしやすくなった道場で意欲を持って研鑽を重ねていきましょう。