今回も約1カ月ぶりの投稿。我ながら頑張っている・・(苦笑)。
頑張っているのだが、次のイベントの横須賀大会の前までに発表できなかった・・残念(-_-;)💦
夏を超え、9月になって最初のイベントであるJFKO(日本フルコンタクト空手道連盟)主催の第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会に泉中田道場から5名の選手が出場しまして、とても良い成績を勝ち取ってくれました!
前回のブログの稽古風景やその他のブログでも自慢している(?)盛り上がった稽古の成果が出せた!と、本当に嬉しい気持ちです。その大会の模様・詳細・感想を書かせていただきます。
今回は珍しく(?)この記事一本のみです。
★9月8日JFKO主催「第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会」
5名が出場。
組手部門 5名が出場(2名が上級部門・3名が初級部門) 4名優勝!
組手 部門 (審判 上級は5人、初級は3人制)
田中碧翔・臼井空鳳・大谷星蒼はトーナメント、大谷琉貴・長嶋あかりは3人による総当たりリーグ戦。
田中 碧翔(上級部門 小学3年男子28㎏以上の部)
*1回戦 本戦 一本勝ち 2回戦 本戦5-0(写真 白)
大谷 琉貴(初級部門 小学6年男子41㎏以上の部)
*1回戦 本戦3-0(大谷に「技あり」) 2回戦 本戦3-0(写真 赤)
長嶋 あかり(初級部門 小学5年女子36㎏以上の部)
*1回戦 (決勝戦)本戦3-0 2回戦 本戦3-0(長嶋に「技あり」)(写真 赤)
大谷 星蒼(初級部門 小学4年男子32㎏以上の部)
*1回戦 本戦5-0(大谷に技あり) 2回戦 本戦2-1 延長戦2-3 (写真白)
臼井 空鳳(上級部門 小学3年男子28㎏以上の部)
*1回戦 不戦勝 2回戦 本戦0-4 (写真赤)
横浜武道館メインアリーナで開催された「第1回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会」に5名が出場し、上記のように4名が優勝する・・・という、本当にすごい結果を残すことが出来ました!上記の写真上に書いているように皆が2回を勝ち抜いただけで優勝・・という闘う回戦が少ない形ではありました・・が優勝は優勝です。外部の大会でこんなにもたくさんのトロフィーを持ち帰ってきたのは史上最高だったかもしれません。
ではいつも通りに入賞者選手を中心に各選手の戦いぶりと感想を書きます。
まずは今日最初の優勝者であり価値の高い上級部門の田中碧翔選手。1回戦はパンチ・・特に左のパンチを中心とした攻め口で他の技も交えながら出した左下突きが見事にレバーを捉えて即一本勝ち!決勝となった2回戦の相手はなかなか強い選手でしたが、試合開始に繰り出した上段前蹴りが決まり「技あり」!これは道場の稽古で生徒皆にたまに教えている「走り蹴り」でのものでしたが、田中選手が今回使ったのは少しフェイントを加えての走り蹴りで、工夫が見られました。その後の試合展開はほぼ五分五分の感じでしたので、この「技あり」が大きかったです。やはり「技あり」などの大きなポイントは奪取できると勝利にかなり近づくのは明白なので、上段系の技が使えるのは大きいですね。しかし勝ったものの、試合ではまた沢山の課題が見えたので「稽古で伝え、修正せねば・・」と思いました。
初級の部で2試合を圧勝して優勝したのは大谷琉貴選手。約1カ月前のドリームフェスティバル新人戦部門で優勝しているのですが、今回は申込み時期の関係でまだ初級部門にエントリーをすることが出来ました。ドリームで優勝している実力があるのですからこの部門での実力は群を抜いていたようで、今回の2試合は圧倒的な勝利でした・・が、2試合とも相手を一本で仕留めることはできなかったので、そのあたりには私から少し苦言を伝えました。相手を効かせられる技をたくさん持っているだけに、それを「倒す!一本を取る!」という強い意欲を持って相手に放てば、今回は2試合とも倒せたのでは・・と思ったし、そういった闘争心やある意味での苛烈性(?)とも言える気持ちが格闘技・上のレベルではとても必要になってくると思うからです。とはいえ試合は完勝・圧勝、これで初級部門は卒業です。
同じく初級の部で初優勝でトロフィーを初めて獲得したのは大谷琉貴君の弟の大谷星蒼選手。外部の大会は初出場でとても緊張していたようです。1回戦はパンチからローキックでのコンビネーションで勝利。しかし決勝となった2回戦では、1回戦同様に攻めている時間はなかなか良いのですが、手を休める時がたまにあり、その時に挽回されてしまう感を受けてしまう局面が数回ありました。最後の10秒弱でラッシュをかけて攻勢、試合終了。私から見た目には「まあ、勝ったかな・・」と思いましたが、試合終了時から判定を待つまでの時間に「疲れた・・」という仕草を見せてしまい「ヤバい・・審判はあれをどう見るだろうか・・💦」と不安になって出た判定は2-1・・「あっぶね~~」という辛勝になってしまいました。。試合の流れはおそらく勝っていたのですから、最後の仕草はとても判定にマイナスなので「優勝おめでとう。しかし疲れたのは分かるが、最後のあれはマズい。次回からは絶対に我慢しろ!」と試合直後に厳しめに注意しました。優勝しているのに怒られてかわいそうですね(苦笑)でも、とても大事なことなのです(苦笑)
もう一人の優勝者は長嶋あかり選手。ドリームフェスティバルでは初級部門でしたがあと一歩で入賞を逃した悔しさをこの舞台にぶつけるという強い意欲での出場です。1回戦は近頃強化しているパンチ中心の組手。前に出る圧も相手に勝り良い内容の完勝。2回戦(決勝あつかい)は反則ギリギリ(いや、反則だと思う・・)で圧を掛けてくる(押してくる)相手に、あかり選手も押し負けない形でパンチを返しますが、単純な前に出る・・ということでは「やや劣勢」とも取れるイヤな展開。相手に注意1が出たものの、このままではマズいかも・・というラスト5~6秒で得意の上段横蹴りがカウンターでヒット!相手のヘッドガードの金網面が吹っ飛んでいくほどの強烈な捉え方でした、当然「技あり!」。相手の反則チックな攻撃でしたが、危ない展開ではあったので逆転勝利とも言えるかもしれません。この試合でも「やはり上段でポイントを取れる技があるのは大きいことだな~」との思いを再認識させられた試合でした。この優勝でこちらも初級部門は卒業です。
そして今回は残念ながら入賞できず、たいへん悔しい思いだったと思います臼井空鳳選手。上級者部門に出場。1回戦は相手の欠場で不戦勝。これが不戦勝でなかったらまた次の試合の結果や内容も変わっていたかもしれません。準決勝が今日の初めての試合になるのですが、相手は結局この部門で優勝する選手。道着にたくさん張ってあるワッペンの数がなかなかの戦績を伺わせます。試合はほぼ互角の展開ですが、やや相手の細かい技の的中率が勝っているか・・という感じ、しかし積極性や技の威力は全然負けていない感があり「膝がボディ入った!ここで連打でいければ・・!」という勝機もかなりありました。結果は本戦0-4の判定負け。1回戦を闘って体がもっとほぐれていれば、さらに差を埋められていたのではないかな・・との思いも持ちましたが、それはどこまで言ってもこちら側の勝手な言い訳になります・・。今回は一緒に出た4人が良い成績を取り、とても悔しい形になりましたが、9月末にエントリーしている横須賀大会でこの悔しさを晴らして欲しいです。
今回の大会は新極真会の各支部が主催でなく、大会名についているようにJFKO神奈川支部・・実際に主催・運営したのは横浜フルコンタクト空手流派の雄である「空手道MAC」さんで、言ってみれば少しだけ他流派(諸流派)の大会に乗り込んでいくという立場の出場でした。私も審判としてスタッフ参加したのですが、諸流派の先生方との混成チームの審判だったのは、やることは同じなのですが些か緊張する感じがしまして新鮮でしたし、いろいろな流派の先生方から御挨拶を受けたり話せたりと優意義な時間が持てまして、参加してとてもよかったです。
また、トーナメントの組み方・・でも面白かったし良い仕組みだな・・と思ったのは一つの階級に3名しか出場選手がいなかった場合はその階級は「総当たりリーグ戦」になるということで、この仕組みによりウチの大谷兄と長嶋は2回ずつ闘えての優勝という恩恵(?)を受けることが出来ました。やっぱり1回だけ勝っての優勝では達成感・勝ち抜いた感は少し薄い気がしますし、せっかく出場したのだから多くの試合を経験してほしいですから、例えば内部試合などでも、この方法を上手く活用できないかな~なんて思いました。
以上、夏の一大イベントであった空手ドリームフェスティバルが終わって、また来年を目指すための第一歩である大会のJFKO神奈川大会への挑戦の報告でしたが「大戦果」とも言っても良い結果を勝ち取れました。上の写真の様子でも分かるように、今回も選手・応援に来てくれた矢口晴くん・保護者様たちがとても良い交流をして「チーム」になってくれているので、私も見ていて本当に嬉しく頼もしいですし、選手も心強く試合に臨めるのでしょう・・それが今回のこのような結果として出てくるのだと思います。この状態を継続維持し、さらに充実拡大できるように・・、まずは普段の稽古から皆で盛り上がっていけるように・・、皆が力を付けられるように・・、この戦果を自信にまた頑張ろうと思いました。
皆さん本当にありがとうございます!お疲れ様でした。
次回は9月末の横須賀大会(もう結果は出ている(-_-;))とそこに向かう稽古風景、10月5・6日の全日本大会観戦&少年演武の模様を報告する予定です。