泉中田道場の挑戦

横浜市泉区にある新極真空手道場の稽古や楽しいイベントの様子をお知らせします。

2020⑤ いわゆる「特別な夏」の道場風景

2020-08-29 21:00:41 | 日記
「新型コロナウイルス感染拡大防止」・・・

皆様ご承知のとおり、このことにより稽古はもとより、まさに「日常の全て」が例年とは変わった時間となっております。

泉中田道場もコロナウイルス対策(人数の分散)として少年部を2部制(各50分間)に分け、一般部は1時間キッチリという・・18年間続けてきた従来の稽古時間に比べてコンパクトサイズに変更しましたが、その新時間割も定着した感があります。
こんな社会状況の中でも、道場にはたくさんの生徒が稽古に参加してくれていまして、それはとても嬉しく感じておりますが、例年を上回る酷暑の中でマスク着用が原則での稽古はやはり苦しく、違和感があり、普通ではないな・・と稽古中、さらには写真を(掲載写真参照)見ると改めて感じます。

運営・指導側としまして、ほぼ室内(道場)で稽古を行うのが空手なので、その空間での「安全性」・・を考えた上で「できるだけ良い稽古を皆にさせたい!」・・と思いますが「この酷暑(クソ暑さ)」とのWパンチの中で短い時間で能率の良い稽古をするのは・・・

本当になかなか難しいものです(-_-;)

しかしこちらの心配を他所に、生徒は先述の通りどんな状況でも元気いっぱいで頑張ってくれています。

いわゆる「特別な夏」期、生徒の頑張ってる姿と道場の様子をご覧ください!
数か月ぶりの報告です。・・・長いですよ~。

  

 







稽古の前には(最中にも)私や建石マネさんが、真夏の太陽に熱せられた道場周りや道場建物そのものに(屋根にも)水を撒きます。その効果はかなり高く、道場内のエアコンの効果を高めます。扇風機も4台フル稼働!窓も開けて換気も十分!・・・だが、暑いのはやはり暑い・・!(-_-;)
「道場にもっと良い性能のエアコンがついていれば・・建物にしっかりとした断熱材が入っていれば・・」とかは考えないでください(-_-;)
稽古に参加する生徒にはその日の健康チェックシート提出は義務付け、さらに消毒など・・
本当にいろいろと例年とは違います・・。



 
























ソーシャルディスタンスを意識しマスク着用しながらですが、通常に近い形での稽古は再開。さらに今年最初で唯一のイベント(?)になるかもしれない9月の昇級審査会への練習も始まっています。「時間が止まった時期」ですが、それぞれの生徒の技術レベルは止まっていません。審査や大会などが無いことが逆に良い作用になり、伸びている部分もいろいろとあります。
ですから、この社会状況でしか行われない自道場(泉中田道場)での審査会で、今までの努力の成果が見られることを楽しみにしています。














 
いわゆる「ソーシャルディスタンス」ということを考えた場合のこの時期、サンドバッグ打ちのトレーニングは実戦的な打ち込みで最適なトレーニング方法でありましょう。
泉中田道場もこの時期に1基を増設し、2基を常時設置体制にしました。特に一般部では大活用をしています。

























組手関係の練習も少しずつですが再開しました。30年以上空手を稽古している自分でも久しぶりに行うと、技への反応は遅く・体に技をもらうと痛く・・「やっぱり空手は痛えもんだな~(苦笑)」ということを改めて感じます。生徒の皆さんもおそらくそうでしょう。
だから、少年部・一般部共に、私の指示からとはいえ・極真空手の指導メソッドの柱だからとはいえ「痛さ・怖さ」を伴う組手練習がる稽古に挑んでくれる生徒の勇気を嬉しく思います。
普通に生活していたら、あんまり経験しないであろう格闘の「怖さ・痛さ・苦しさ」を感じ(体験し)、克服していき、己の肉体的・精神的強さと他人への優しさを獲得するのが武道であり空手の稽古です。
基本・移動・型・様々な基礎体力づくり・・どの稽古もキツく(楽しく)己の研鑽には役立つのでしょうが、私自身ではやはり対人稽古・組手稽古・スパーリングをたくさんした稽古の後が「今日はやったな~」と思える時で、その充実した感を得た時が「格闘技」を修練している者のひとつの醍醐味なのだからでしょう。考えてみると、おかしな性分なのかもしれません・・。
ただ、この感覚は・・決して生徒皆さん全員には強要しませんので安心してください(苦笑)。






















暑さが非常に厳しい時期なのですが、土曜午前クラスは合同クラス(少年・一般部の全生徒が参加できるクラス)ということもあり、各回とも参加人数が常に多く、それは嬉しい驚きでした。
西岡指導員が担当した日は参加人数もマックスに近いことだったこともあり、人数分散のために交代で半数は屋外にいき武器術(棒術)の特別講習もやりました(暑さ対策の水道ホースからミストシャワー噴射付き!)。夏を感じる・・?見ていてなかなか微笑ましい写真です。ちなみに西岡初段は大きな演武会で何度も棒術を披露している「使い手」なのです(笑)。
少年部も2クラスに分かれている現在、全ての生徒が参加できる(皆が集い会える)土曜午前合同クラスは水・金の稽古日とはまた違った楽しさがあります。皆さん、さらにふるって参加してください。










コロナウイルスで大変な今夏ですが、新人生徒3名も入門してくれた嬉しい期間にもなりました。すでに先輩格になっている生徒の皆さんも覚えがあるでしょうが、道場の雰囲気と練習に慣れていない新人生徒さんは緊張もしているうえ、技術・体力もこれからの稽古でつけていくわけですからなかなかたいへんだと思います。
ですから、指導している側が初心者に手厚くするのは当然なのですが、道場稽古は基本的に様々なレベルの生徒が一緒の空間と時間でするもの・・私(茂木)一人の力だけでは様々なレベルの生徒に全ての指導では・・やはり手に余ってしまうことがあります。しかし、現在の泉中田道場には黒帯の西岡義高指導員に加え、保福正明2級・建石1級という二人の頼もしい指導補佐がいてくれ、生徒の指導を手伝ってくれています。このことにより、各クラスの生徒指導効率は格段に良くなり、従来に比べ時間は短くなっても密度の濃い稽古ができています。事務・雑務を手伝ってくれている建石マネさんや広報宣伝部長の伊藤貴広2級・・その他、自分の稽古以外に後輩の面倒を見てくれるたくさんの頼もしい古参先輩生徒達には・・・本当に感謝感謝なのです。本当にありがとうございます。

 

 





 
 



 



ジャンプや柔軟体操、様々な基礎体力づくり、居残り特別練習・自主練習・・・

道場は、みんなにたくさん使ってもらえてこそ「道場」の価値と意味を成します。皆さんの泉中田道場を皆さんの充実と成長に活用ください。それが運営する側の私のいちばんの希望であります。


人間も動物です。暑い時は体が柔らかくなりやすい・・。
ということで、結構いい歳になってしまっている私の久しぶりの開脚を見よ!(決してCGではありません)2020年8月、一般部稽古時間内にて・・。
実はかなりの無理をしています(苦笑)。昔は軽々と・・・本当に軽々とできたのに・・くそ!(悔涙)。
皆も、暑い夏場にこそ柔軟体操をやりなさい~!。体が柔らかくなれるチャンスです。お家でたくさんできますよ。




「普通」・・・という尊さと有難さを思い知らされる良い期間とも言えますが、自分で思い返しても「少年期の時間」は1年間どころか1カ月間が大人の同じ時間とは違い人間形成のうえで貴重な凝縮をした時間(大人の時間が適当で大事でない・・と言ってるわけではありません。皆さん時間を大切にしましょう(笑))だと個人的には思いますので「今年はとてつもない状況」なんだと切に思います。私には残念ながらこの状況をどうすることもできませんが、道場内の安全をできるだけ確保したうえで、生徒の皆さんが楽しく充実した時間・様々な力を伸ばせる時間を作ること、そのために無い頭を振り絞り、体を使うことが「私にできること」なのだと思っています。

9月の昇級審査会は生徒にとって、特別な年の今年では数少ない発表の場・表現の場、であります。本部で受審をする「いつも」とは違い、この社会状況だからこそ自道場で開催ができ、泉中田道場生徒の初級~上級と帯を横断・縦断してそれぞれの成長を披露し合える場になったという・・むしろ良い意味での特別な「好機」と捉え、今ある力を存分に発揮して緊張する時間を楽しんでください。
当日は結構な人数になるかもしれませんが、道場運営側としましては駐車場を含めた屋外も使うなどして、人数分散やソーシャルディスタンスを保てるタイムスケジュールで「感染拡大防止に十分に配慮した形」で行うことを計画しておりますから、皆さんは安心して頑張ってください。



以上「特別な夏」期の報告でした。







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